Wednesday, 28 December 2011

ジュエリーやら、クリスマスやら・・・プチ修羅場は続く。

日本は今頃年の暮れで「クリスマスどころでないわいっ!!」という・・・、どたばたしたシーズンだったことをちょっと思い出した。
私の方、今年はLondonでありながら、勤務中、製作中。(愚痴交じりのいきさつは、前回書いたとおり。)
勤労の甲斐あって、なんとかペンダントヘッドは、新シーズンの立ち上げ分出来上がった。記録破りのスピード。
ちょっと嬉しくなって、ペンダントヘッドだけの、プレヴュー。

Spring items pendant heads are ready
クリスマス前には、ブローチにしていた花型のデザインを、春ものではネックレスに。

今回初めて、Bezel setting(ベゼル・セッティング)風の石留めにしてみた。
(日本語で確か「フクリン留め」と呼んだように思うのだけれど・・・?漢字が思い出せない)


Detail - Gold body chain, Roman
大英博物館所蔵、ローマン・ジュエリー 4世紀

ローマ時代のジュエリーやら・・・、

Hungarian 18th century jewellery
@ Hungarian National Museum - Budapest所蔵、18世紀のジュエリー

ブダペストでさんざん見てきた、ハンガリアン・ジュエリーの影響・・・かな?


Spring items pendant heads are ready
慣れるまで、ちょっと手の練習を要したけれど、仕上がりは、新しいイメージで気に入っている。


Spring items pendant heads are ready
とはいうものの・・・、「あのギザギザの方がいい」なんて取引先が言い出すかもしれないので、
爪止め風の方も、少し作っておいた。
今回はローズクオーツの石が、まとまって手に入ったので、ピンク系の色合いのものが多い。
私にしては珍しいのだけれど。

Spring items pendant heads are ready
パステルカラーを、さし色に、中心になるのは、いつでも人気のニュートラルカラーのクオーツ。

いやいや、ペンダントヘッドはまだ、製作の前半。
今はちょうど、チェーンやビーズ部分のサンプル組みの真っ只中。
デザインだけなら、何も難しいことではないのだけれど、新シーズン用に用意しておいたチェーンやらビーズの材料を、それぞれのデザインに振り分けて使うのが、まるでパズルのようで脳をかなり使う・・・。
時間が押していると、追加オーダーをかけて、それが届くのを待っていられない。
なので、手持ちの材料を組み合わせて、足りなくならないようにしながら、それでもって、ベストのデザインに持ち込む。
この部分の仕事は、その昔、アクササリー工場の契約デザイナーをしていた頃と、ほとんど同じ・・・。



さすがに、クリスマス当日だけはちょっと休憩。 例年通り、配偶者氏と私だけの静かなクリスマス。

Christmas 2011
ツリーの飾りつけは、配偶者氏担当。
毎年、根っこの付いた小さなもみの木を買ってきて、本物のキャンドルに火をともす。
ちょっと危ない感じがするのだけれど、半世紀以上毎年やってきている配偶者氏は慣れたもの。
問題は・・・クリスマスの後のツリー。
毎年心優しき配偶者氏は、生きているツリーを捨てられなくて、
庭がやたら長いのをいいことに、庭の奥に植えている。
おかげで庭の奥は、日もささない森になってきている・・・(汗)。


Christmas 2011
キャンドルに火をともし、

Christmas 2011
暖炉に火が入る。


Christmas 2011
また今年もこれ・・・チキンの脚。毎年のクリスマス定番料理。
ええ、ターキーでも、チキンの丸焼きでもなく、「脚」。
こんがり焼いてから、ル・クルーゼ鍋で煮込む。
普段は年金生活者の配偶者氏が、家事全般を担当しているのだが、
クリスマス・ディナーだけは、年に一度の私の担当。


Christmas 2011
クリスマスケーキは、Patisserie Valerie(パティセリー・ヴァレリー)で、氏がオーダー。
と・・・父さん(配偶者氏のこと)・・・なんだか、誕生日ケーキと混同してませんかね?


Christmas 2011
で、プレゼントをあける。 
これはDanaさんからのプレゼント。どうもありがとうね^^。


Gulls
その後、暗くなる(3時半)前に、テムズ川沿いに散歩。
今年は、鳥用に買い込んでおいたパン持参で、カモメのアクロバット飛行・ダイブを楽しむ。

そして・・・昨日からまた仕事開始、Phew。
そんなこんなで、1月はじめまで、ちょっと更新不定期だけれど、よいお年を!!

Thursday, 22 December 2011

Merry Christmas

皆さん楽しいクリスマスをお過ごしください。


Have a lovely holiday season : )


うちは・・・今年はクリスマスも、新年もジュエリー制作真っ只中。なんてこったい・・・と思うのだけれど、どうやら今年最後の星のめぐりが悪い(笑)。
来年のChinese New Yearが例年より1ヶ月以上早くて、うちのジュエリーのシーズン立ち上げをいつも手伝ってくれるFrancisが、1月15日にシンガポール帰省、家庭の事情でなんと帰ってくるのが4月。
なので、年内に春夏物のペンダントヘッドを仕上げて、15日までに加工を済ませるという荒業真っ只中。苦行スイッチ入ってるかも。というわけで、しばらくブログもお休みモード。

来年こそはこんな目に合いませんように・・・。
ここでついでに「よいお年を!!」

Monday, 19 December 2011

写真コラージュ

前回に引き続いて、またまた写真の標本箱。今回はテクニカルな話は抜き(の、はず)。

いろいろ撮影の仕事が入ってくるのは、ありがたいことで、楽しくもあるのだけれど、カメラマンとしての「よりわかりやすい写真」ばかり仕上げていると、「よりわかりにくい」私の中のひねくれた美意識(?)が欲求不満に陥り気味。
なので、趣味の写真の方は、ポストプロセスでレイヤーをかけたり、ブラーをかけたり、どんどん解体していってしまう。
そういった加工写真をひとまとめにして「コラージュ」と呼んでいるのだけれど、今回はそんな写真を並べてみよう。

Collage
彫像はたしか・・・V&Aだったかな。
ノルマンディーの町のブロカンテ屋のウィンドーにあった、シャンデリアのイメージとレイヤーにした。


Collage
同じシャンデリアのイメージと、私の仕事机の前の窓のイメージをレイヤー加工。
私の場合、ただレイヤーするだけではなくて、イレーザーで上のイメージから、
下のイメージを部分的に「けずり出したり」などなど、ちょうど絵を描いているような加工のやり方。


Le Chateau - collage
ペーターおじさんのル・シャトーのイメージコラージュ。
いわゆる「フォトショップの使い方」にあるような「切りぬき」はあまりしない。
どちらかといえば、レイヤーでなじまして、ぼかしこんでいくやり方。(あ?これテクニカルな話かな?)


Shinaru's woderland hair salon
いつでも髪の毛をやってもらっていた、グリーンフラワーのしなる君。
私的にはちょっと残念なのだけど、期限を早めて、
東京に新サロンをオープンするべく、先月日本に帰国。
これが最後のフォトセッションになった。ご活躍を祈ります^^。


collage
ノルマンディー、Honfleurの写真をコラージュ。


Collage
彫像はV&Aのカースト・コートのもの。
上にかけたレイヤーは、自然史博物館のミネラル・ジェム室の、フローライト原石のイメージ。


Photo layer
Kentwell Hallのリ・エンアクターの女性の後姿に、テムズを渡る白鳥のイメージをレイヤー。


Photo layer - Thames
同じ白鳥のイメージと、別のときに撮ったテムズ川の風景をレイヤー。


Photo layer - antique dolls
うちにいるアンティーク人形と、フレンチウィンドウのイメージをレイヤー。
ちょっと不気味可愛い^^。


Photo layer - back street
ブダペスト郊外のSzentendreの町の裏通りと、窓のイメージをレイヤー。


Photo layer - shadow
ゼラニウムの花の陰のイメージ2枚と、ヴィンテージ風石鹸皿のイメージをレイヤー。
単独の写真では物足りなくて、面白みに欠けるイメージも、
レイヤーにすると意外と使える場合が多い。
などと考えると、「失敗かも」写真も何か使える?という煩悩で
なかなかディリートできなくなるのだけれど・・・。


Collage - Trafalgar Sq. Christmas tree
トラファルガースクエアのライトアップと、クリスマスツリーに・・・
何かわからない・・・間違ったカメラのボタンをおしてブレブーレになったイメージを重ねた。
あ、まだコンパクトカメラの方のS95に慣れてないのですよ(笑)。
でも意外と面白いかもなどと・・・。


Collage - pub
と、いうので、またおなじブラーイメージを角度を変えて、反転して、パブのイメージに載せてみた。
フイルム写真の感光に失敗したとき・・・が意外と美しかったりする、あの効果をねらってる。


Collage
テンプル・チャーチの前にあった白い花のリースと、シャンデリアと、羽。
「ご結婚おめでとう」カードの様になってしまった(笑)。


Collage - Middle Temple Lane Gate
Middle Temple Laneのゲートを中から撮ったものと、外から撮ったものをレイヤー。


Collage - Middle Temple Lane Gate
そのゲートの上のエンジェルたち。
エンジェル自体でサイズ・トリートを変えて、2 レイヤー、その間に淡く羽のイメージを挟みこんでいる。


Collage - Temple
テンプルの小路、ゲートのイメージと、文字のイメージをレイヤー。


Collage - Temple
これも別の角度から撮った同じテンプルの小路と、アンティーク葉書の手書き文字をレイヤー。

ちなみに、尋ねられる前に書いておくと・・・、私が使っている写真処理ソフトはPhotoshop CS5。
色味を出すのに、Saturationより自然な深みが出て、エグみのでないVibranceの調整機能がついたこと(CS4以降)が、最大のメリット。 コラージュ・イメージでも、発色や色味でいろいろ遊びやすくなった。
また、コラージュ写真がたまってきたら、標本箱に詰め込みます^^。

Friday, 16 December 2011

近頃増えたカメラ機材

去年のブログに「使っているカメラ」の話と「使っているレンズ」の話を書いたことがある。(右コラムにも貼り付けているけれど)
あれから1年たち、うちのカメラ一族も徐々に増加してきている。なので、今日はカメラ関係の話を少し。

今年(2011年)の年初、思い切ってPhotoshopCS5を導入した。以前は、友人にもらった、大きな声で言えない・・・
超優良海賊版のCS2を使っていた。
CS5はけっこうなお値段なので、趣味には無駄かも・・・とは思ったのだけれど、運命の不思議で、CS5を使うようになったら、プロ仕事が突然入り始めた。
最初は、ジュエリーのクライアントのお店の撮影やら、Web用の物撮り、知人の住宅撮り。そうしたら、ファッションデザイナーの真知子さん関連の撮影、日本のライターの友人由美さんと組んでの雑誌の仕事などなど、ありがたいことにすべてコネだけれども、何かれと撮影仕事が入ってくるようになった。
最初はカメラとレンズ2本、状況によってはレフ版と3脚、以上がすべての装備という、超お気軽フォトグラファーだった。
ポストプロセスで処理できる、デジタルになったからこそのお気楽さ。
ところが・・・、仕事になればなるほど、失敗は避けたい。「ホームランはいらないけど、確実にすべてをヒットに持ち込む」の原則が適用されることになる。
そして、納期のある仕事の写真では、一枚一枚にそんなに時間はかけられない場合もある。つまり、オリジナルの段階でできるだけ完成度をあげて、ポストプロセスはできれば最小限に抑えたい。 という、「趣味」ヴィジョンから「仕事」ヴィジョンへのリープが起きる。
そうなると、機材へのある程度の「再投資」が必要となる、という図式。

My new camera family - Sigma 10-20mm
Sigma 10-20mm レンズ。

俗に「スーパー・ワイド」と呼ばれるレンズ。
普段使っているCanon EF-S 18-200mm で60%のものはカヴァーしてしまう、あとの30%はCanon EF 50mm f/1.4 、特にポートレートはf/1.4レンズがMustで、誰でも断然きれいに写る(笑)。物撮りもたいていこのf/1.4。
そしてこの新入りSigma 10-20mmの出番は、実は10%程度。何かというと、私の場合インテリア撮り。
最初のCanon EF-S 18-200mmでもかなりワイドまでいくので、これでもいいわけだけれど、最後の一押しはやっぱり10mm。
この18mmと10mmの差で、断然迫力UP。 前回も載せた澤山さんのインテリアの写真だけれど、以下は10mmで撮っている。

Noriko Sawayama - eclectic styling
広い空間は、より迫力で・・・、

Bedroom3
小さな空間は、10mmの本領発揮。これは10mmでないとおさまらない。

Natural History Museum
これは自然史博物館で試し撮りしたもの。迫力あり。

欠点もないことはない。明らかに周辺部のパースペクティヴが狂うので、ちょっとシュールな感じになる。
説明的なショットや、力強いイメージに向いている男性的なレンズだけれども、繊細でフェミニンな雰囲気出しには、ぜんぜん向いていない。
なので、クライアントさんの求めるイメージによっては、使わない方がいいこともある。これはケース・バイ・ケース。

Sigmaを選んだのは・・・、単にCanon EF-S 10-22mmが予算に合わなかっただけ(笑)。Tamron 10-24mmと迷ったけど、Sigmaのシャープさが、スーパーワイドを使う状況に適していると判断して、Sigma。
今回も「ケチ」な私は、相変わらずE-bayで中古を落としたのだけれど、ちょうど運よくSigmaが出てきていた・・・ということもある。310ポンド程度で入手。



Confession... I have bought a new camera !! 17/10/09

前も使った画像だけど・・・、愛用のCanon500D。ボディのみで、もう一台入手。

フル・フレームのCanon 5D Mark IIを持っている知人にカメラを触らせてもらって解った・・・。私には、フル・フレームカメラを使いこなす腕と手首の力がない!! (もちろん財力もないのは、いうまでもない。)
この段階で、フル・フレーム一眼レフに対する煩悩は全く解消。ええ、クロップド・カメラでいい写真を撮って見せようではありませんか。私の写真の師匠Adorian氏だって、クロップドのCanonなんだ、要は「美意識」。あ、そして、どちらかといえばレンズ(笑)。

その、Adrian師匠と夏に会ったときに、ホラーストーリーを聞いた。
Richmond Parkで鹿を撮影していて、だんだん鹿に近づいて・・・近づいて・・・、鹿も興味を持って近づいてきて・・・、「これは、最高のショット!!」というところで・・・カメラのシャッターが「死んだ」。
そのときまで、私はカメラシャッターがおよそ100,000ショットで「死ぬ」ことなど知らなかった。これはあくまでも平均の様で、それ以上でも、以下でもありえる、いつかは「死ぬ」。
リペア専用業者もレコメンドしてもらったけれど<LondonでCanon一眼レフを修理するならここ>、プロのフォトグラファーが、なぜ最低でも2台カメラを持っているのが、初めてわかった。
まあ、シャッターが死ななくても、カメラを3脚ごとひっくり返したり・・・などなど予想外のトラブルはつきもの。
そんなわけで、使い慣れた500Dのボディを・・・、これまたE-bayから中古を300ポンド以下で入手。
今は、それぞれに出番の多い18-200mm と50mm f/1.4を着けている。なので、レンズ交換の頻度が下がる > レンズとボディのジョイント(ここが一番痛みやすいとか)を痛める確率が下がる、というメリットもある。


もう一つのお買い物。スピードライト、外付けフラッシュ・・・というのかな?
これは、U.K.が冬時間になって暗くなってきたため、念のために装備。
基本的に私はフラッシュを使わない。フラッシュを使うと、突然すべてが、チープなタブロイド紙の写真のように見えてしまう。
なので、高ISO設定やら、ポスト・プロセスを駆使して、フラッシュを使うシチュエーションを避けてきたのだけれど・・・、いかんせん、そうすると今度は画像のテクスチャーが荒れる。
妥協点を見出したのが、このスピードライト。

My new camera family - Canon 430EX II speedlite

こんな風にいろいろ角度を変えることができる。
なので、対象(主に人物)に向かってフラッシュをたくのではなくて、天井に向けてフラッシュをたく。その、反射光で撮るという方法。これだとかろうじて・・・自然な感じに写る、はず。
はず、というのは、幸か不幸かまだ使うシチュエーションに陥っていないので、実践経験なし。

Prince V.

V殿下で試し撮り。V殿下の薄暗い居住スペースで、夜に部屋のライト(これだけだと暗すぎて、普通はISO3200設定まで上げないと、手持ちでは撮れない)スピードライトを天井にバウンスドさせて、ISO400設定で撮っている。
部屋のライトの影響でオレンジっぽくなってるけれど、画面は荒れていない、殿下お肌スベスベ^^。

ちなみに、これまたE-bayから中古を落として、160ポンド程度で入手。


これはあんまり仕事とは関係ないけれど、コンパクトカメラを7年ぶりに買い換えた。
これまた、先述のAdrian師匠のおすすめ機種。
AV設定(絞り優先設定)、TV(シャッタースピード優先設定)など、一眼レフに「近い」設定モードがあって、よりイメージをコントロールできるということ。Rawモードが撮れること。センサーが1/1.7なので通常のコンパクトカメラ(1/2.5)の倍ぐらい大きい、つまり画像が荒れにくい。(ちなみにクロップド一眼レフのセンサーは1/1.6相当だそうなので、それより少し小さい程度)
と、いうのがポイントだそう。
画像自体は約10メガPixなので、もっと大きな画像を撮れるコンパクトカメラは他にもあるけれど、それ以上のメリット・・・とか(全部師匠の受け売り)。

Comparison imageOriginal image
比較イメージ:左Canon S95 VS 右Canon 500D+50mm f/1.4

一眼レフと比べたらちょっと気の毒だけど、発色はCanon S95の方がいい、というか、ちょっとヴィヴィッドすぎるような・・・。
あと、ズームが3.7倍までなので、18-200mmズームレンズに慣れていると、少し使いづらい。
それでも、まぁ、このミニミニ・サイズでよくがんばっている。
まだ、ちゃんと使いこなせてなくて、コツが飲み込めてないのだけれど、日常持ち歩きカメラには最適。
これは評判のいいNetカメラ・ショップWexで、半額セールのものをGet(値段の話をつい書いてしまうのは、私が大阪出身だからだろうか?笑)。



my camera bag
仕事用カメラバッグ。

機材が増えると、体力のない私には持ち歩くのが難しい。
そこで、軽量のSub Zero G トロリー・スーツケースの一番小さい41cmを買って、これまたE-bayの業者から衝撃吸収材のネオプライン地(潜水用ウエット・スーツなどに使われる素材)の分厚いものを買って、カメラ用のコンパートメントを作った。
さすがに三脚は入らないけれど、折りたたみ式のレフ版も収まる。そしてまだ余裕の収納スペース。
とはいうものの・・・これ以上機材は増やしたいとは思わないけどな・・・(笑)。

そんなわけで、フォトグラファー仕事のお問い合わせも、右コラム下の「コンタクト・お問い合わせ」のリンクからどうぞ^^。

Tuesday, 13 December 2011

インテリア・デザイナー、澤山乃莉子さんのショウルーム撮影

ロンドンと日本を繋いで活躍中の、インテリア・デザイナー澤山乃莉子さん (Noriko Sawayama Design & Associates Ltd.)から、先日、自宅ショウルーム撮影の依頼があった。
今回は、その時の写真からのセレクション。

澤山さんの得意とするスタイルはひとことで言えば「eclectic」エクレクティック(折衷様式)ということになる。
などと、知ってる風に書いているが、この言葉は実際のところ、彼女のブログで初めて知った言葉。
たしかに、20世紀までにさまざまなデザイン・様式も出きってしまって、21世紀に何かできるとしたら、今までにあったものを、いかに組み合わせてエンハンスするか、より効果的に見せるか・・・ということしかないのではないかな、と、私自身感じていたので、彼女のコンセプトにもとても共感できる。
撮影にお邪魔した自宅ショウルームが、光に満ちた美しくて、そして和める空間なので、コンセプトよりも何よりも説得力あり。

Noriko Sawayama - eclectic styling
大きな窓から、日が注ぎ込む、リヴィングダイニング・ルーム。
この天井の高い、見事なロフト空間は、このアパートメントが、もともとは学校の建物だったため。
Conversion(コンヴァーション=転用)と呼ばれるタイプの住居で、ここのように学校や、倉庫、オフィス、教会、使われなくなった駅舎などなど・・・U.K.ではありとあらゆる建物が、転用・改造されて住居として販売される。
なにしろ古物好きの英人達なので、建物の外観は昔風、そして内部は暮らしやすいモダン・スタンダードに作りかえられたこのようなコンヴァーション住宅は、いつでも人気がある。
以前はXXだった、昔はXXとして使われていた、というような建物は、一段と英人の「人とは違った、私達だけのパーソナルな家」という、ソフトポイントをとてもくすぐる。
なので、学校だった建物をコンヴァーションしたフラット、というだけでまず「あー、いいなぁー」という目になることうけあい^^。

Noriko Sawayama - eclectic styling
ダイナミックな15feet(4.5m)の天井高を生かして、ベッドルームはロフト部分に設定されている。
リヴィングダイニングのスペースは、この吹き抜け部の部屋に。
アーティスティックなシャンデリアが映えるも、このスペースならでは。
家具は大半が、澤山さんのデザイン。
右奥がオープン・スタイルのキッチン。

Noriko Sawayama - eclectic styling
ロフトの バルコニー部分から見たところ。
日本の場合、部屋が狭いので、ソファはとにかく壁際に・・・というレイアウトになりがちだけれど、
部屋が広い場合、こんな風にソファで区間を区切り、コーナー作りをする。
なので、ソファの後姿というのも、重要なポイント。

Noriko Sawayama - eclectic styling
キッチン側からリヴィング・コーナーを見たところ。
両側の壁に窓があるので、明るい!!

Noriko Sawayama - eclectic styling
和風のものとコンテンポラリーデザインが、引き立てあう、
エクレクティック・スタイルのエッセンス。

Noriko Sawayama - eclectic styling
モノトーンと、メタリックなテクスチャーをテーマ付けたディスプレイ。

Noriko Sawayama - eclectic styling
ディティールに興味津々。

Bedroom1
ロフト2階部のメインベッドルームは、フレンチ・スタイルで統一。
ショールームとして、部屋ごとにテーマを変えた、インテリア・コーディネーションが展開されている。

Bedroom1
左右対称にスタンドライトで高さを出し、フォトフレームなどの小物を重ねていくつも置くことで、
アレンジメントに奥行きを出す、というインテリア・デコレーションのお手本のような、ステキなディスプレイ。

Bedroom1
深みのあるディスプレイ額の中には、昔のピアノの楽譜が丸めて納まっている。
思い出の詰まった、アート作品。

Bedroom2
ベッドルーム2はお嬢さんの部屋。
この部屋は、ヴィンテージ・スタイルを基本に、ファブリックでカントリーの要素、
リズム感のある額のディスプレイで、ポップな要素を付け加えて。

Bedroom2
壁際の小さな空間も、身の回りのものをアレンジするだけで、かわいいディスプレイ・コーナーに。

Bedroom2
この部屋を、最も性格づけるこのチェスト。
フランスのアンティークなのだけれど、もともとは食料品店で豆を販売するためのものなのだとか。
正面のガラス張りの部分に、豆のサンプルを入れておくそうだ。
ドライフラワーや落ち葉を入れて、ナチュラルに。

Corridor
吹き抜けのリヴィング・ダイニングを見下ろす、ロフトのバルコニー部分。

Corridor
その横の廊下部分にも、アート作品と、日本の古典文様が共存。

Bedroom3
バルコニー部の奥にある、ベッドルーム3は、ゲスト・ルームで、
レトロ・ヴィンテージ・スタイルのコーディネーション。
コージーな落ち着いた部屋。

Noriko Sawayama - eclectic styling
撮影とお喋りがつきなくて、気がつけば黄昏時。
ライティングが灯ったところもまた印象的。
澤山さん今回はどうもありがとう!! また、おじゃましますね^^。