Thursday 19 March 2020

Nice Town (ニースの街)-2- ・・・と、今日のロンドン郊外、コロナ状況。

前回のポストから、刻一刻と状況は変わって、UKは学校休業、劇場・シネマ・コンサート等全面キャンセルか延期、レストラン・カフェ、公共交通などの利用を控えるようアドヴァイスが出ております。
あと数日で、M25内のロンドンのロックダウンが始まるそう。
来月に滞在する予定だった、日本の旧友も、ロンドン滞在をキャンセル、一緒に行くはずだったパリ旅行も全部キャンセルに。
また秋に…と考えてはいるのだけれど、はたしてどうなるのか、先のことは皆目わからない。
うちのジムは、かろうじてまだ開いているので、行ける時に行っとこうと思う。
スーパーは、生鮮食料品まですっからかんになる状態。
ひとまず1週間分ぐらい食品はあるので、時々買い足しに行く程度。
「あれとこれを買わなきゃ」なんて状態ではなくて、あるものをひとまず買っておくという状況。
ケール買いに行ったのに、アスパラしかなかった・・・的な(笑)。
まぁ、いつもと違った食事のバラエティを取り入れる・・・と考えておこうかと。なんだか、なんでも手に入った食べ物が「ありがたいこと」と思える状態で、食べ物に感謝(笑)。

かろうじてまだ、店とビジネスは開いているので、今のうちに材料色々買い込んで、おうちごもりしつつ、庭の手入れと、フラットのレイアウト替えをしばらくしている予定で考えている。
庭のシェッド(物置小屋)は建ったので、次は寝室のキングサイズベッドを処分に来てもらって(それぞれが、シングルベッドを使う予定)、なんとかレイアウト替えにもちこみたいんだけどなぁ・・・。これだけは、ロンドンのロックダウンもあって、どうなるか運命任せ・・・。

ノルマンディーのペーターおじさんからも電話があって、元気だそうです。
ただ、2週間前から、ブロードバンドが落ちていて、問題は建物の外にあることだけがわかった段階で、社会がロックダウンしてしまい、全く修復の見込みなし。幸いランドラインの電話は機能しているので、電話が頼りなのだそう。
「80年近くネット無しで生きてきたんだから、今更なくてもいいぞー。」と強がってました(笑)。
ロックダウンでも、おじさんとこは敷地が広いので、あんまり関係ないかもね。暖かくなってきたので、あちらも庭仕事で忙しくなってきたそうだし。

ここからは、前回の続きで、ニースの街のイメージを。

Église Saint-Jacques-le-Majeur de Nice
教会続きで、こちらもやはり旧市街にある、
Église Saint-Jacques-le-Majeur de Nice
(サン・ジャック・ル・マジュール=大ヤコブ 教会)
イエスズ会の教会なので、単にChurch of Gesù
(イエスズ会教会)というのが通称。
中身はこっちの方が大聖堂より濃厚で見応えあり。

Église Saint-Jacques-le-Majeur de Nice
17世紀初頭建造の建造で、
ルネッサンスからバロックに差し掛かる、
過渡期的な装飾様式。

Église Saint-Jacques-le-Majeur de Nice
上階の窓が、なにやらミステリアス。

Église Saint-Jacques-le-Majeur de Nice


Église Saint-Jacques-le-Majeur de Nice


Église Saint-Jacques-le-Majeur de Nice
大聖堂がきれいに修復されて、ピカピカなのに比べて、
こちらは煤けているのか、光量が少なくて暗いのか、
なんともいえない不思議な神秘性が漂っている。

Église Saint-Jacques-le-Majeur de Nice


Église Saint-Jacques-le-Majeur de Nice
この聖母子の彫像が秀逸。

Église Saint-Jacques-le-Majeur de Nice
この立体的な濃ゆいさがイタリア的。
イタリアに近いだけあって。

ここは正面が狭い路地に面していて、
うまく引きがきかないので、
外観は撮れずじまいだったけれど、
Google mapでうまく撮られているのを見つけた。
こんな外観


Nice - Town
これはマーケットに行く前に歩いていた、
トラムの走る、ニースのメインストリート。
旧市街と新市街のちょうど中間に位置している。

Nice - Town
Fontaine du Soleil(太陽の泉)の彫像。
中央に立つアポロの像は、
意外と新しいもので、1956年に制作されたもの。

Nice - Town
駅に近い大通りの、いかにも名物カフェという印象の、
Le Grand Café de Lyon

Nice - Town
中には入らなかったけれど、やはり大通りに面した、
Basilique Notre-Dame de l’Assomption
19世紀ゴシック・リヴァイヴァルの教会。

Beach walk, Nice
大通りから海岸をもっと西に歩くと、
街の雰囲気が旧市街とはすっかり違うものに。

Beach walk, Nice
19世紀から20世紀初頭にかけて、
リゾート地として新たに開発されていったエリア。

Beach walk, Nice


Beach walk, Nice
建物も20世紀前半のアールデコスタイルと、
19世紀のものが入り混じっている。

Beach walk, Nice
自由の女神のミニ版。

Beach walk, Nice
1893年建造のStatue of the centenary(100周年記念の像)。
フランスとイタリアのボーダーに位置しているため、
フランスに帰属したり、サルディニア(現イタリア)に征服されたり、
紆余曲折のあった街だとか。
最初のフランス共和国に併合された100年後に、
それを記念して建てられたものなのだそう。

Villa Masséna Musée, Nice
海岸に面したmusée Masséna(マセナ博物館)
ここは中も見てきたので、そのイメージはまたいつか。

Nice - Town
マセナ博物館から、駅へ戻る途中の町並み。

Nice - Town
19世紀の装飾的な建築が目につく。

Nice - Town


Nice - Town
リゾート地だけあって、ホテルであることも多い。

Plage Blue Beach, Nice
最後にもう一度、ビーチを。









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Sunday 15 March 2020

Nice Town (ニースの街)-1- ・・・と、ロンドン郊外のコロナ状況。

ヨーロッパも只今コロナ・ヴァイルスでパニクっております。
UKは地続きでないせいか、今のところ、イタリア・スペイン・フランスほど感染者/死者が出てないこともあり、比較的ゆるいherd immunity(集団免疫)に向かう方法が取られていて、今のところ、店もイヴェントも学校もやってます。(多分、今週明けてから、500人以上の屋内イヴェントはキャンセルするよう指導がでると思われる。)
そんなわけで、今日もジムでヨガやってました。ジムのマットや備品を、使う前と後に、スタジオ備え付けの殺菌スプレーをかけて拭くこと、参加者はお互いに1m以上距離をあけること、正しい手洗いを徹底すること・・・というガイダンスはあるんだけれど、ジムが開いているだけありがたい。
週末に軒並みあったズンバのイヴェントは、「ハグし合えないなら、延期したほうがマシ。」という、画期的かつ、ラテンな理由ですべて延期に。 うーむ、ヴァイルスがラテン系の国で蔓延するのと、ハグ文化は大いに関係してるのかもー(笑)。
ジムのズンバは、ハグ禁止です(笑)。

比較的落ち着いているはずの英人ですら、スーパーで買いだめ、トイレットペーパーの買いだめ絶賛遂行中で、小売店協会から、「パニック買いしなければ、ちゃんと問題なく流通できているから、パニック買いは止めましょう。」のお達しが出た。
デリバリー・スーパーマーケットのOcado(オカド)も、サイトが過剰アクセスでダウン中。
いつでも、重いもの(豆乳とかスープとか)だけ買ってたんだけれど、オーダーできずに、トロリー引っ張ってWaitrose(スーパー)行きましたよ。
70歳以上の人は、外出を控えるようという、指導も出たので(ゆるゆるコントロールしながら、ヴァイルスを蔓延させる、集団免疫に向かっているので)、80歳のウチの主夫・配偶者氏は、出かけずに、私が買い物行くんかい・・・ということになっています。

そもそも、私は平熱高くて、高熱の出ない体質で、心肺機能がすこぶる強いので(息切れしたことがない)、もしヴァイルスにかかっていても、ほとんど気づかないんじゃぁないのか?という懸念、大いにあり。
そして昨日は、断捨離のホコリのせいだと95%思うけれど、喉が痛くてちょっとゾクゾクする感じもあって、体調悪かったけれど、いつもより多い目に肉を食べて、熱風呂に入って、レモン生姜湯を飲んでよく寝たら、朝にはなんともなくなっていた。
でも、これがコロナじゃなかったっていう、100%の保証はないので・・・またまた、家庭内別居中。

旅行では、4月にまた日本から旧友がやってきて、一緒にパリとモン・サン・ミッシェル行く予定だったんだけど、フランスはほぼキャンセルになりそう。でもまだ、今月末まで様子見中。

何かと不便だけど、コンチネント(ヨーロッパ大陸)諸国の「えらいこと」ぶりに比べたら、どうってことない程度のもの。このまま、なんとか横ばいで、春以降の消滅に向かって持ち込んでいただきたい。

と、いうところで、コロナ状況の記録はこれぐらいにして、気分を洗い流すのに、ニースのイメージを、まずはそのビーチから。

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Plage Blue Beach, Nice
ニースといえば、ビーチ。
Côte d'Azur(コート・ダ・ジュール)の名の通り、
海が本当に青い‼

Plage Blue Beach, Nice
灰色の空の下のイギリスの海は、
こんなに青かったためしはない。

Plage Blue Beach, Nice
空と海は青いけれど、ビーチ自体は砂利浜で、
第一印象は、イギリス南岸の海水浴場Brighton(ブライトン)。
世界級のニースのビーチには失礼だけど・・・(笑)。

Plage Blue Beach, Nice
もちろん、海の色がブライトンなんかより鮮やか。

Saleya Marche a la Brocante, Nice
海岸の東側を、海岸に沿って走るモーターウェイをくぐって、
この前のマーケット通りをこえて北に向かうと、
そこは旧市街。

Nice - Old Town
坂と細い路地が続く。

Nice - Old Town
奥にバナーがかかっているのが、Musée du Palais Lascaris。
ここは中も見てきたので、
また次回にでも標本箱に詰め込むことに。

Maison d'Adam et Eve, Nice
Maison d'Adam et Eve(アダムとイヴ屋敷)と呼ばれる、
1584年建造の屋敷。

Maison d'Adam et Eve, Nice
現在その下は、香水・石鹸屋さん。

Nice - Old Town
南仏名物、カラフルなマルセイユ石鹸も、
ここで売られている。

Nice - Town
路地を歩いていくと、
Cathédrale Sainte-Réparate de Nice
(ニース大聖堂)のタワーが見えてくる。

Nice - Town
その手前の賑やかなカフェ、ビストロの並ぶ
Place Rossetti(ロセッティ)広場に出る。

Cathédrale Sainte-Réparate de Nice
大聖堂の正面。
現在の本堂は17世紀後半、
ベルタワーは18世紀前半の建造。

Cathédrale Sainte-Réparate de Nice
ファサードのクローズアップ。

Cathédrale Sainte-Réparate de Nice
中は、程々に華やかで、きちんと修復されている。

Cathédrale Sainte-Réparate de Nice
メインの祭壇画は、マリア母様のアサンプション(昇天)。

Cathédrale Sainte-Réparate de Nice
こちらの方が重厚な感のある、
サイドチャペルの祭壇。

Cathédrale Sainte-Réparate de Nice
とても17世紀な、バロック様式。

Cathédrale Sainte-Réparate de Nice
こちらの祭壇はマリア母様の彫像。

Cathédrale Sainte-Réparate de Nice
17世紀は18世紀より、重くて濃厚な感じ。

Cathédrale Sainte-Réparate de Nice
その上部。

Cathédrale Sainte-Réparate de Nice
また別のチャペル。

Cathédrale Sainte-Réparate de Nice
天井部分の装飾にいつも目が釘付け。

Cathédrale Sainte-Réparate de Nice
祭壇も、これは大理石インレイの見事なもの。


次回も、ニースの街のイメージの続編を。





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