Monday, 29 February 2016

Brilmuseum - Glasses museum(メガネ博物館)- Amsterdam

標本箱、ちょっとまた更新遅れ。インスタグラムの沼にはまってるかもしれん・・・。
標本箱を更新するのに、平均約2時間かかっている(日本語タイピングがトロイ)。インスタに2-3枚写真を(Flickrから、モバイルにダウンロードして)アップして、他のステキ写真を見て回るのに一回約20-30分。一日にそれを2-3回やっているとして、3日で3時間。
つまりインスタやってなかったら、標本箱の時間は充分出てきている・・・というわけ。
モバイルで、ベッドの中からアップロードできる、ランチのお茶が湧く間にアップロードできる・・・という、インスタの簡便さ恐るべし・・・。
いやしかし、FlickrにはFlickrの必要性/必然性があるように、標本箱にも標本箱の必要性/必然性が(自分内で勝手に)あるわけなので、まだまだ続行しますよ。インスタは簡便・広範囲広報活動/情報収集にヨシ、だけど、データベース(←これ、自分内でとても重要)にはなりえないのだった。(時々尋ねられるんだけど、「ブツ」の美ヴィジュアルが興味の対象なので、アンチFacebook。自分内優先順位低すぎてやってないんです・・・。)

今回はまたアムステルダムから、ここはたいがいマイナーな博物館Brilmuseum - Glasses museum(メガネ博物館)のイメージを。
「博物館」と称しているけれど、表向きはただのヴィンテージ眼鏡屋さん。1階がショップで、2階がラボ、その上の3-4階の2フロアが展示スペースに充てられている。前世紀の博物館のような、レトロな展示を写真で見て、面白そうだったので行ってみることにした。
以前の標本箱の「アムスの街-Shop」に詰め込んだ、De Weldaadのお店と同じ通りにあるので、そこから中央駅に戻る途中に立ち寄った、ともいえる。

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam
博物館/お店の正面。
出た後に撮ったので、もうたいがい暗い。
ここに写っているのはショップとラボの1-2階のみ。
博物館はお店で「博物館を見たい」と言って、4.5ユーロを払う。
これを、高い!!と思うか、まあそんなもんか、と思うかは見る人の興味次第(笑)。

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam
そして、いまだかつて見たこともないような狭い階段。
階段幅(測ってないけど)60センチないかも。
手すりにしがみついて昇り降りする。
一般公開建造物の建築基準規制に合致していないこと、必至。
だから、よそでは見たことがない(笑)。
私は検査官でないので楽しませてもらったけど、
巨漢アメリカ人観光客は怒ると思う・・・ははは。

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam
ルートの最初、4階のフロア。

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam
ここは20世紀以降のヴィンテージメガネが中心に展示されている。

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam
こーいう、70'sのキワモノ・スタイル・マニアにはきっとウケる。
個人的にはこのフロアは、イマイチ興味外。

この、ジーザス先生を除いて・・・。

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam
主に愛されし弟子、ヨハネよ、それはやり過ぎだろう(笑)。
しかし、宗教家の視野を広げるメガネっていうのは、確実に需要(必要)ありかも。

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam
もう一度件の階段をゆるゆる下って、3階のフロアへ。

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam
ここが好奇心全開のキャビネット・オブ・キュリオシティー。

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam
ディスプレイ・ケース自体がボックス・アート状態の濃いさ加減。

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam
メカ・器具ものも、アンティークはエレガント。

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam
そのまま、スチーム・パンクで使える。

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam
オプティカル(=視覚)関連にコレクションの幅があるので、
Perspective Viewer (パースペクティヴ覗き箱?)とでもいうのか、
箱の穴から覗いて、その中にシーンの書割が何層かになっているもの。
19世紀のもの。

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam
もう少し時代は遡って、シューベルトなどの、18世紀のメガネ。

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam
その頃のオペラの流行とともに、オペラグラスが発明される。

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam
もう100年遡って、17世紀、かな。
このスタイルは中世から引き継いできている。
中世修道院で、詳細なマニュスクリプトを描くために、
発明・開発されたのが、メガネの起源だとか。
(1284年ごろのイタリアで、Salvino D'Armateなる人物が発明したという説あり。)

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam
目に関連したEx-Voto(エクス・ヴォト)。
日本で言えば「御札」みたいなものかな。
「御札」は祈願だったと思うけれど、エクス・ヴォトの場合は成就御礼。
「おかげさまで助かりました。」の今でいうところのレヴュー・システム。
ヨーロッパの聖人さんたちの方が、シビアな評価に晒されているともいう(笑)。
これなどは、「目の病気が治りました」のお礼かと。

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam
同じくエクス・ヴォト。
古そうに見えるけれど、19世紀後半のもの。

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam
もう一つ19世紀のもの。

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam
メガネ屋さんの看板。

Brilmuseum - Glasses museum, Amsterdam
最後に窓から覗いた、ここの看板。
この手の、マニア・グッズ好きには楽しめる博物館。


Brilmuseum - Glasses museum(メガネ博物館)
Gasthuismolensteeg 7, 1016 AM Amsterdam, Nederland.

オープン: 水~金 11:30am-17:30pm,  土 11:30am-17:00pm
入場料: 4.5ユーロ

地図:





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Thursday, 25 February 2016

Tassenmuseum Hendrikje(バッグとパース博物館), Amsterdam -3-

予定外で第三部突入のTassenmuseum Hendrikje(バッグとパース博物館)。前回の続きで19世紀のビーズバッグのあたりから、話は引き続き・・・。
Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
ビーズ関連で少し話は遡るけれど、典型的なオランダの18世紀のバッグ、
というセクションのビーズバッグも目を引いた。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
1771年オランダ製の銀口金付き、ビーズバッグ。
(ビーズバッグ自体は19世紀のもの。)
上にリングが付いていて、紐やチェーンでベルトから提げて使うデザインが、
当時のオランダの典型なのだそう。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
装飾的な銀の口金は高価なもので、
母から娘へと受け継がれていった。
バッグのボディはその時々の流行に合わせて、
革製・ヴェルヴェット製・ダマスク織り製などのものに作り変えられたそう。
写真のようなビーズ織りのものは、19世紀初頭に制作されたもの。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
これも18世紀末から19世紀にかけて、
全ヨーロッパで使われていたchatelaine(シャテレーン)。
ペンやらハサミやらメジャーやら、便利グッズをいろいろ、
ジャラジャラチェーンに下げて、これをまたベルトに引っ掛けて持ち歩く。
スイス・アーミー・ナイフの女性版とでもいうか・・・。
ここにもビーズ編みのコイン入れが下がっている。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
上のシャテレーンは、スティールカットビーズ編み・・・のようだけれど、
シャテレーンのコイン入れでよく使われたのが、チェーン編みのもの。
初期中世の頃のチェーンメイル(鎖鎧)と基本的に同じようなもの。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
これは、19世紀末チェコ製・・・だったかな。
ジュエリーでも、スタンピングメタルパーツに、
ガラスカット石を使った、ブローチやバックルが
現在のチェコのエリアでよく生産されていた。
真ん中に使われているスタンピングメタルのパーツは、
ブローチにも使われるモチーフだったんじゃないかな・・・と思う。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
これはダマスク織のもの。
シトリン(?)とアメジスト(?)を留めつけた銀口金と、
生地の色味がよくマッチしていて、とても綺麗。

Bead bag with ornamental clasp, Germany, 1920-1930
これはもう20世紀、1920-30年頃のチェコまたはドイツ製。
デザインもアールデコやモダニズムを反映したもになっている。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
アール・デコといえば、こういったデザインが典型的。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
下にビーズ撚りではなくて、チェーンを下げているのは、
当時の、ちょっと量産品な感じがする。
口金のスタンピングも浅いし・・・。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
アール・デコの神、降臨的な・・・鉄板典型デザイン。
1915年フランス製、レザーにエナメル板貼り付けのイヴニング・バック。
朝の散歩と、昼のお出かけ、夜のお出かけ、
それぞれのオケージョンに合わせたバッグに持ち替えてでかけた。

Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
これも口金はアールデコ鉄板なデザインだけれど、
ボディはトラディショナルなレースワーク。
このコントラストがとても珍しい。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
19世紀の後半から、鉄道や旅客船での旅行が普及し始めると、
新たな旅行用バッグ・スーツケースの需要が増大する。
当時の紳士淑女は自分で荷物を引っ張って行ったりはしない。
すべて、使用人やポーター任せ。
なので、やたら重くて巨大な、化粧台一式箱詰め的ケースが一般的。
ルイ・ヴィトンなどは典型的にこの需要に乗って、出てきたブランド。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
現代の我々は、軽くて便利なMUJIのプラ・ボトル愛用してるんですけどね。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
どこへ行くにもティーセットなしでは出かけられない・・・、これはもしかすると、
イギリス製だったりして・・・。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
その、「ポーターさん荷物を運ぶ」のブリキおもちゃもコレクション入り。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
これもブリキおもちゃで、長靴を履いた・・・ハンドバッグ持参の猫。

Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
おもちゃの次は、子供用(通学用)バッグ。
日本にはランドセルという特有のバッグがあったけれど
(あれはよその国では見たことない?)
あの「ランドセル」の語源はオランダ語の「ransel(ランセル=ナップサック)」だったとは・・・、
はじめてWiki.jpで知った。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
自分的にとても「ツボ」だったのが、この木製通学バッグ(というか「箱」)。
素朴系のペインティングにソフト・ポイントあり。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
展示は続く、まだまだ続く。
この辺りは20世紀のイヴニングバッグ。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
で、やっぱり、ビーズ物を見ている。

Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
50年台の新素材、プラスチック製のバッグ達。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
今時は、こういうスマートフォン・カヴァーがあるような・・・(笑)。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
海物夏物のバッグ。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
なかなか素材感が面白かったりする。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
何でもありのデザインバッグ。
あぁもう勝手にやってください(笑)。

Collection from Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
最後は、21世紀のデザイナー製作の、18-19世紀の印刷物・カードを、
コーティングしたものをつなぎあわせた箱型バッグ。
時代は回帰する、しかし違う次元で・・・ってことかな。

Tassenmuseum, The Museum of Bags and Purses, Amsterdam
予想以上に濃い見応えのミュージアムでしたよ。


Tassenmuseum Hendrikje
(バッグとパース博物館)

Herengracht 573
1017 CD Amsterdam

毎日10:00 a.m. – 17:00 p.m.
入場料: 大人 12.5ユーロ
(祝日閉館等の情報は英文で<このページ>に)

map:





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