Thursday, 28 March 2019

Eastgate House, Rochester (イーストゲート・ハウス、ロチェスター)-1-

今回もKent(ケント)のRochester(ロチェスター)から、こちらも16世紀末の建造で、現在はミュージアムとして公開されている、Eastgate House(イーストゲート・ハウス)のイメージを。
この屋敷・・・というか、建造物は、元々はロチェスターのあるメドウェイの市長の屋敷として建造され、後に転売されて、18世紀後半からは学校として、19世紀中頃からは女子寄宿学校として使用されていた。
19世紀の小説家、Charles Dickens(チャールズ・ディケンズ)が小説の中で、この学校をモデルに使っていた関連から、後にカウンシルの運営するチャールズ・ディケンズ・ミュージアムとなるが、これは一度2004年に建物の老朽化のため閉館している。
2012年にメドウェイ・カウンシルが、ヘリテージ・ロタリー・ファンド(地域遺産保存宝くじ基金)からの寄金を得て、建物を全面的に改修して、2017年から、再び一般公開されている。

Eastgate House, Rochester
8-9年前にロチェスターに来ていた頃から、
ハイ・ストリートの真ん中に立つ、
この明らかに17世紀以前の建物はなんだろうか・・・
と不思議に思っていた。
ちょうどその頃は、ここがロタリー・ファンドを得る少し前で、
ただの閉鎖された古い建造物だった。

Eastgate House, Rochester
そう、8-9年前のロチェスターは、閉まっているお店や、
使われていない建物も点在していて、
のんびりした町だけど、どことなく寂れた感漂うところだった。
今回来てみたら、いくつか新しいミュージアムもオープンして、
お店もきれいになっていたり、増えていたりで、
「町おこし」しましたよの、元気で明るい町に生まれ変わっていた。

Eastgate House, Rochester
前回のレストレーションハウスは、個人オーナーの
コレクションと、修復を見る屋敷だったけれど、
ここは、博物館の器として、修復されているので、
基本的に内装は、雰囲気を伝えるための最小限のもの。
でもまぁ、どうしてパネリングをコンチネンタル風に
ブルーグレイに塗っちゃってるのかはちょっと謎。
ダークなコーティングの木地パネルの方が、
オーセンティックな、イギリス17世紀だと思うんだけど・・・。
ご予算の都合上かな?

Eastgate House, Rochester
暖炉は、どの部屋もオリジナルのまま保存されていた様子。

Eastgate House, Rochester
窓もオリジナル。渋い。

Eastgate House, Rochester
次の部屋は、このスタッコ装飾の天井と、暖炉がお見事。

Eastgate House, Rochester
ルネッサンス様式の暖炉。

Eastgate House, Rochester
天井は当初のオーナーの紋章やら、テューダー・ローズが描かれている。
ハイストリートに面した、大きな窓。

Eastgate House, Rochester
次の部屋は、ダイニング風に当時の食べ物が展示されている。

Eastgate House, Rochester
ここの暖炉もオリジナル.

Eastgate House, Rochester
使われているタイルは、ダッチ・デルフト。
ケントや南イングランドは、海を隔てた向こうが、
オランダやフランドル。
なので、オランダの様式や資材が
入ってきていることも多い。
ヨークより近いんだから(笑)。

Eastgate House, Rochester
ベイ・ウィンドウになった窓辺。

Eastgate House, Rochester
次に階段で上階へ。
左端に学校だった頃の名残のベルが残されている。

Eastgate House, Rochester
この部屋は、ディケンズがここをモデルに使った、
The Pickwick Papers(ピックウィック・ペーパーズ)と、
未完のミステリーThe Mystery of Edwin Drood
(エドウィン・ドゥルードの謎)の解説に使われている。
ディケンズはテイストが合わないので、ここはパス(笑)。

Eastgate House, Rochester
その隣の一角では、発見されたオリジナルの壁画が、
ガラス越しに展示されている。
木のパネリングで覆われて、そのまた下でペイントに覆われていたものが、
修復の際に発見された。数少ない16世紀末期の壁画の例。

Eastgate House, Rochester
元々は、赤とグリーンのような、
鮮やかなコントラストのある色合だったんじゃないかな。

Eastgate House, Rochester
ここの窓も古いー。

Eastgate House, Rochester
次の部屋は、女子寄宿学校だった頃の設定。

Eastgate House, Rochester
そんなに大きな建物ではないので、
多くても10人程度の生徒だったのじゃないかな。

Eastgate House, Rochester


Eastgate House, Rochester
落書きのある、使い古された学校机。

Eastgate House, Rochester
壁に展示された猫の刺繍。
女子学校なので、主に家政的な内容の授業だったはずで、
刺繍も重要な学科の一つだったことと。

Eastgate House, Rochester
大きな暖炉が暖かそう。

写真はまた次回に続きます。

以下に、ここのプロモ・ヴィデオを。







Eastgate House, Rochester
(イーストゲート・ハウス、ロチェスター)


開館:水~日曜 10am to 5pm
地図:










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Sunday, 24 March 2019

Restoration House, Rochester (レストレーション・ハウス、ロチェスター)-4-

Rochester(ロチェスター)のRestoration House(レストレーション・ハウス)から最終回で、庭の様子を。

Garden at Restration House, Rochester
まずは、屋敷を裏の庭側から見たところ。
真ん中の階段に続いているのは、
正面玄関から玄関ホールを抜けて、
庭に出る出入り口。
前回の最後のカフェを出たパッセージとトイレは、
写真の右端につながっている。

Garden at Restration House, Rochester
この一角の庭は、レンガで仕切られていて、
メインのフィーチャーは、マーキュリーの彫像の立つ池。

Garden at Restration House, Rochester
このレンガ塀の奥もここの敷地で、
庭が繋がっているけれど、
この奥の部分はまた後ほど。

Garden at Restration House, Rochester
最初の写真の右側の、
れんが敷のパッセージの部分は、庭にも引き続いて、
生け垣で区切られた、小さなコーナが作られている。

Garden at Restration House, Rochester


Garden at Restration House, Rochester

Garden at Restration House, Rochester
イタリア風の一角。

Garden at Restration House, Rochester
屋根のかかったベンチのあるコーナー。

Garden at Restration House, Rochester
その先には温室が。

Garden at Restration House, Rochester


Garden at Restration House, Rochester
Japanese anemone(日本アネモネ)と呼ばれる、
Anemone hupehensis、和名だと「秋明菊」が満開。

Garden at Restration House, Rochester


Garden at Restration House, Rochester
この一角は果樹園にもなっている。

Garden at Restration House, Rochester
少し手前に戻って、さっきのレンガ壁の向こうの庭。
こちらはヘッジで囲まれた整形庭園。

Garden at Restration House, Rochester
整形庭園の中央には、お約束の彫刻モノ。
彫像の場合も多し。

Garden at Restration House, Rochester
先程のマーキュリーの池の、
レンガ壁の向こう側は、こんな風。

Garden at Restration House, Rochester
こんな風にコーナーをいくつも作っての見せ方が、
とても上手い。
そして、どことなく、イタリア風というか、
コンチネンタル風というか・・・、
まぁ、テーマがルネッサンス・スタイルということかと。

Garden at Restration House, Rochester
上の写真の彫像の立つゲートを上がった、屋敷側。
屋敷自体が元々は3つのタウンハウスをつなげて、
大きな屋敷になっている・・・という造りなので、
庭自体も3つの区画に分けられている。
この整形ガーデンのあるエリアは、
その真ん中に当たる部分。

では、その最後の3番目の部分は、というと、
これはまだ構築中。

Renaissance Garden is on the way
その・・・構築の規模がでかい。

Renaissance Garden is on the way
この庭は、16-17世紀の石彫をフィーチャーして、
本格的なルネッサンス・ガーデンになる予定。

Renaissance Garden is on the way
まずは、ウォーター・フィーチャーの
設置が完成した段階。

Renaissance Garden is on the way
で、ここで、この屋敷の現在のオーナーって、
一体何モノ・・・という妄想に駆られる(笑)。
どうやら、不動産デベロッパーらしいけれど、
巨万の富と、このオーセンティックなテイスト!!

Renaissance Garden is on the way
16-17世紀の王侯貴族のスタイルを、
「維持」しているんじゃなくて「再現」する、
っていうところが、タダモノではない・・・。

Renaissance Garden is on the way
庭のこのエリアも、今年の夏には完成するそうなので、
また今年か来年の夏には訪れたいと思う。

Renaissance Garden is on the way
どんな風に出来上がってくるのか、楽しみ。

Restration House, Rochester
最後にもう一度、正面玄関から、
開け放した庭が見える写真を。




Restoration House(レストレーション・ハウス)

17-19 Crow Lane, Rochester,
Kent. ME1 1RF

map:








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