Monday, 31 October 2011

ノルマンディーの町や村 -Bayeux (バイユー)と大聖堂 -1-

ペーターおじさんのシャトーに、5日間滞在したあと、Danaさんと私は、Bayeux(バイユー)の町に向かった。
バイユーとカタカナ表記では呼び習わされているが、バイヨーと、ヨーにアクセントを置いて発音するもののよう。
仏語の得意な配偶者氏に、しつこく訂正されたので、多分それであっているのだろう・・・。
ともあれ・・・、この町は歴史の授業で習ったかと思うが、「バイユーのタペストリー」で有名。
私たちの第一目的も、このタペストリーの現物を見ること。(上記Wikiリンクに、全編のイメージが載っている。)
私は11-12世紀のイギリス、プランタジュネット王朝(ノルマン王朝)の歴史好きで、イラストの得意なDanaさんは、ちょっとコミカルでもあるこのタペストリーの図案を「研究」するため。

朝早くに出発して、バイユーに着いたのは10時前。それでも、小さな駐車場は観光客の車で、すでに満杯。
シャトーで、時空を超越したような呑気な暮らし、つまり、敷地内すべてが駐車場状態---を楽しんだ後で、現世の駐車場取りあいに直面して、少しめげそうになる。
しかしまあ、もともとコサカシイことも苦手でない私たちとて、なんとか本当は駐車スペースでないかも・・・?なところに、無理やりパーキングしてよしとする。 このあたりですでに「田舎が恋しいよぅ」な気分になっている・・・。

Bayeux
そのパーキングスペースの横に小川が流れていて、水車が保存されている。

Tapestry museum
これがその、バイユー・タペストリー博物館の入り口。
こんな様な船で海峡を越えてきたらしい。
馬や戦闘装備を積んできているので、もう少し大型の船もあったのだろうけど。

この博物館は、首から提げた音声ガイドキットの説明にしたがって、展覧していく今時の展示方法。
音声を聞きながらでは、物がちゃんと見ることができない私は、キットを借りずに自分たちのスピードで見て回ることにした。
(それに、大体のストーリーは知っているし・・・。)
その上、不愉快なことに「写真禁止」。まあ、Wikiに載っているからいいのだが・・・。

Bayeux Tapestry 20 Norman cavalry sets off for battle
Photo by Glenister 1936 @Flickr
ミュージアムが新装オープンする前は撮影可だったそうで、1996年撮影のタペストリーをFlickrで見つけた。
こんな感じで、なぜだか人を描くより馬を描く方が上手だったりする。
先の尖った、鼻プロテクターの下がったヘルメット、
逆しずく型の盾など、ノルマン特有のスタイルがよく表現されている。
上の裸の連中は何? こんな奇妙な人物・動物もフレームの上下にたくさん登場。
ほんとうは血なまぐさい戦闘シーンなのに、妙にコミカルですっとぼけた味わいになってしまうのが・・・
このタペストリーの特徴。

The Bayeux Tapestry
撮影・イラスト:noriko.stardust@Flickr
これはDanaさんヴァージョンの、愉快なタペストリー。

音声ガイドで見て回るのの、約2-3倍の時間をかけて、ゆっくりタペストリーを観察した後は、博物館を出てバイユー大聖堂を見る前に、早いお昼ご飯を食べる予定だった。
(この日のうちに次の海岸の町Trouvilleを見て、その隣町Deauvilleのホテルに泊まる予定なのだ。)
しかし、12時にならないとレストランはオープンしないという、またもや現世的問題に直面して・・・「あぁ、いつでもキッチンに行けば、何か食べるもののあったシャトーが恋しいよぅ」(笑)。

Galette
とにかく、選択の余地なしで、開いていた観光ガレット屋に入って、ノルマンディー名物ガレットを注文。
ガレットというのは、そば粉でできたクレープ。
クレープといえば、甘いものを想像しがちだが、
ガレットはセイヴリー(おかずもの)のメニューの方が多いように思う。
これは、りんごと、名前は忘れたが・・・なにやら臓物系のものを、
クリームで煮込んだ・・・ノルマンディー特産メニュー。
食べたら、意外と香ばしくて美味しかった。

Bayeux street
大聖堂に向かう途中で見つけた看板。大工さんかな?

Bayeux street
大聖堂の前を走る観光用の馬車。

Cathedral Bayeux
裏手から見た大聖堂。

Cathedral Bayeux
これも裏手から見たところ。13世紀ノルマン・初期ゴシック様式。

Cathedral Bayeux
これが、正面。 建築の大半は、1220-40年の建造。
もともと12世紀に建造されたノルマン・ロマネスク様式の塔の上に、
13世紀にゴシック様式の尖塔と、一部装飾アーチを付け足したものだそう。
ロマネスク様式の丸いアーチと、ゴシック様式の尖ったアーチが入り混じっているのが解る。

Cathedral Bayeux
これは入り口から見た、全体像。
ここでも、1階部の丸いノルマンアーチ、とその上の尖ったゴシックアーチが入り混じっている。
これが100年を隔てた、建築様式の違い。

Cathedral Bayeux
最初に目に付くこのパルピットは、もっともっと後に付け足されたもの。
典型的なバロック様式(16世紀末~17世紀の様式)だけれども、
実際に作られたのは1786年で、地元の彫刻家Jean-Louise Manginによるもの。

Cathedral Bayeux
その後ろのアーチのある壁面は、最初のロマネスク様式の部分で、
12世紀の石彫で飾られている。

Cathedral Bayeux
同じく12世紀のコーナー・ピースと呼ばれる壁面彫刻で、
「バイユーの恋人たち」と呼ばれているもの。素朴で愛らしい。

Cathedral Bayeux
これは、建物の側面に当たる部分に設けられる、チャペルのひとつに納めれれている、
Retable(リテーブル=祭壇の後ろに飾られるフレーム)。
17世紀初期のバロック様式。
詳細は知らないが、絵解きパズルなのだとか。

Cathedral Bayeux
前回のSaires-la-Varrerie村の教会でも見かけた、子煩悩なSt Anthony of Padua。
いつでも、美青年に描かれている聖人さん。

Cathedral Bayeux
この、素朴だけれど、エレガントな聖母子像は・・・13世紀?
と、思うのだけれど、詳細はガイドブックにも出ていなかった。

Cathedral Bayeux
この日はいい天気で、見事に大聖堂に日差しが差し込んでいる。

この大聖堂、壁画などまだまだ見どころあり。写真もたっぷり残っているので、次回も続編。
とは、いうものの・・・日本の旅行雑誌の撮影仕事が数日入っていて、ちょっとタイトなスケジュールなので、多分更新は10日ごろの予定です。
Have lovely autumn days!!

Friday, 28 October 2011

ノルマンディーの町や村 -Saires-la-Varrerie

また、標本箱はノルマンディー話に戻って、今回はペーターおじさんのシャトーのある村、Saires-la-Varrerie(サリ・ラ・ヴァレリー・・・と発音するのか・・・限りなく「サリヴァリー」としか聞こえない)のイメージ。

シャトーから徒歩20分、車だと5分で村の中心にある教会に着く。
村、というか・・・道が四辻になったところに教会が建っている、それだけ。あとはその周りを取り囲んで10数件家が建っている、以上終わり。
村の唯一のTabac(煙草屋さんの意味合いだが、いわゆる「よろずやさん」)のおばあさんが、あと数週間で引退してしまった後は、村には何一つ店がなくなってしまう・・・というような小さな村。
せっかくシャトーに滞在しているのだから、こんな機会でもない限り、けして立ち止まってみることのないような、ローカルな村も見てみようというので、立ち寄ってみた。

Saires-la-Verrerie
教会の前に建つ、お屋敷。
ペーターおじさんのシャトーへの行きかたを調べるのに、Googleサテライトでシャトーを探していた。
そのときに、最初「ここかも?」と思ったお屋敷。
実際のシャトーはここよりもっと、村から離れていて、もっと広大なところだった・・・。

Saires-la-Verrerie
農家の納屋にはバラが咲き誇っている。

Saires-la-Verrerie - church yard
教会の敷地の中に小さな墓地がある。

Saires-la-Verrerie - church yard
鋳物でできた墓標。
イギリスでは墓標は、石彫が定番なので、こんな鉄の墓標を見たのは初めて。

Saires-la-Verrerie - church yard
「フランス製」だけあって、繊細でデコラティヴ。

Saires-la-Verrerie - church yard
墓標をささえる天使君。

Saires-la-Verrerie - church
教会自体はこんな感じで、特にはぱっとしない(失礼・・・笑)外観。
カトリックのお国柄だからか、どんな小さな教会でも、大抵ドアは開いていて、
自由に中を見てもかまわない。
(イギリスだと、近年は治安上の理由でか、公開している教会が少なくなった。)
なので、あまり期待もせずに、中をのぞいてみたら・・・、

Saires-la-Verrerie - church
外見の地味さからは想像できないほど、きれいに装飾されている。
彫像も、壁画も19世紀末期の様式のよう。

Saires-la-Verrerie - church

Saires-la-Verrerie - church
子煩悩な美形の聖人さんは、St Anthony of Padua

Saires-la-Verrerie - church
燭台を支えるエンジェル。

Saires-la-Verrerie - church

Saires-la-Verrerie - church
祭壇とシャンデリア。

Saires-la-Verrerie - church

Saires-la-Verrerie - church
この彫像の素朴な表情は、18世紀かな?

Saires-la Verrerie Church - Interior
撮影:noriko.stardust @Flickr
引きのきいたインテリアは、Danaさん撮影。
壁も天井も装飾ペイントが、いい状態で保たれている。

Saires-la Verrerie Church - Interior
撮影:noriko.stardust @Flickr
再びDanaさんからの借り物写真で、教会内部の全景。

こじんまりとした、それでも、よく手入れの行き届いた、チャーミングな教会。
このあと、いろいろ町や村の教会を見た中でも、とりわけ可愛らしい。
それでも、今やどこの村でも、教会に専属の神父さんがいないので、
まるでブロカンテ・マーケットのように、日曜の礼拝は、あちこちの村を巡回して行われるのだとか。
なので、ここの教会が礼拝に使われるのは、年に数回しかないそうだ。

次回は、ノルマンディーでもずっと海岸線に近づいて、Bayeux(バイユー)より、大聖堂のイメージを中心に。

Tuesday, 25 October 2011

取引先Bardoe&AppelがBon Chic誌にフィーチャーされる

Kotomiジュエリーの取引先、Bardoe&Appelのお店が(正確に言うと、オーナーの一人、トレーシーのお宅とお店が)、日本のインテリア雑誌「Bon Chic(ボン・シック)」誌の最新号(9月30日発売、Vol.5)に掲載されている。

私の昔からの友人、東京在住のライター兼アンティーク・ディーラー兼イギリスの「食」研究家、小関由美さんが、トレーシーとカシアの新店舗の話を書いた私のブログ<このページ>と<このページ>を見ていてくれた。
そして、彼女が定期的に記事を書いている「Bon Chic」誌に話を持ち込んでくれて、それが採用された。
と、いういきさつで、私が撮影を担当させてもらった。

Bon Chic Vol.5
トレーシーのお宅のメインダイニングルーム。
「Bon Chic」誌とは初仕事をさせてもらったのだが、全くビギナーズ・ラックというもので・・・、
巻頭見開き8ページのフィーチャーには、感動^^。

Bon Chic Vol.5
彼女のお宅は、どこを撮っても「絵」になる。
そして、以前お店のウェブサイト用写真の依頼のを受けたときに、
一度おじゃましているので、だいたい「見どころ」を知っている。
そして何より、知り合いなので、とてもリラックスして撮影できたのは幸い。

Bon Chic Vol.5
天気もうす曇で、取材用の撮影には最適。

Bon Chic Vol.5
最後の見開きページは、お店のイメージ。
住宅のインテリア雑誌なので、あくまでもメインはトレーシーの「お宅」。
それでも、多数写真が掲載されて、充分にお店の雰囲気が伝わる。
トレーシーもカシアも、お店のスタッフも大喜び。

Bon Chic Vol.5
Kotomiジュエリーも、ちらっと写してますよ(笑)。

Bon Chic Vol.5
表紙はこれで、9月30日発売のVol.5です。

トレーシーのお宅以外にも、エレガントなインテリアが数々。
日本のインテリア、そしてインテリア雑誌の質の高さに驚かされる。

ご興味の方へ、アマゾンJPの販売ページは<このページ>。

次回はまた、ノルマンディーに戻って、シャトーの近くの小さな村の教会のイメージ。

PS:画像ページのローディングが遅い問題は、Javaのアップ・デート後、かなりましになった・・・ような、いまのところ。
これで大丈夫なものなのかどうだか・・・は、さっぱり不明? So far so goodというところです。

Saturday, 22 October 2011

Kotomiジュエリー-秋冬コレクション2011 追加アイテム

ノルマンディーの話の途中で、今回はジュエリーの方の新作情報。

N-2273
N-2273: センターストーン-フローライト、
センターピースサイズ 7.5 x 18cm (ドロップ部分を含む)、全長38cm。
淡水パール、クオーツチップ、ガラス、クリスタルガラスのビーズ使用。350ポンド。

秋冬のパーティーシーズンに向けて、毎年大型のものを作るのだけれど・・・
ええ、ちょっとゴージャスも極めつけ・・。
たまには、こんな風なものも、作ってみたくなるのですよ・・・。


N-1884
N-1884: センターストーン-インクルージョン・クオーツ、
センターピースサイズ 4.5 x 11cm (ドロップ部分を含む)、全長44cm。
クオーツ、ガラス、クリスタルガラスのビーズ使用。220ポンド。

インクルージョンがたくさん入った個性的なクオーツを、エレガントなスタイルに組み合わせたもの。


N-2274
N-2274: センターストーン-アマゾナイト、
センターピースサイズ 6 x 14cm (ドロップ部分を含む)、全長39cm。
淡水パール、アマゾナイト、クリスタルガラスのビーズ使用。280ポンド。

秋冬物、といっておきながら・・・これ、実は春夏から完成させずに置いてあったもの。
イギリスはシーズン性が、あまりないので、冬にアマゾナイト・・・も、まあいいっか(笑)。


N-2272-2
N-2272-2: センターストーン- アメジスト、
センターピースサイズ 5 x 8.3cm (ドロップ部分を含む)、全長68cm。
アメジスト、クリスタルガラス、ガラスのビーズとアンティーク・ゴールドメッキ・メタルパーツ使用。110ポンド。

「長いペンダントは作らないの?」と、ときおり尋ねられるので、作りました^^。
センターのアメジストが、キャンディーのようにころっとしていて、とても存在感あり。


N-2276
N-2276: センターストーン-クリスタル・ガラス、センターピースサイズ 4.5 x 4cm、全長38cm。
スモーキー・クオーツ、クリスタルガラスのビーズ使用。95ポンド。

ネックレスデザインとしては、シンプルなのだけれど、
ヴィンテージ・ブローチを5つ繋げたような華やかなネックレス。


N-2278
N-2276: センターストーン-クリスタル・ガラス、センターピースサイズ 4.5 x 4cm、全長38cm。
スモーキー・クオーツ、クリスタルガラスのビーズ使用。92ポンド。

3つのフォーカル・ポイントのヴァージョンもあります。

以上が、「クリスマス・スペシャル」。この後は、いつもの秋冬人気アイテムを追加制作したもの。


N-2279-88
N-2279-88 : センターストーン-クリスタル・ガラス、センターピースサイズ 4 x 2.5cm、全長58cm。
クオーツのビーズとアンティーク・ゴールドメッキ・メタルパーツ使用。 43ポンド。

このシリーズのペンダントは、いつも気がついたら、在庫切れ。
秋冬用にグレイとペール・ブラウンで作りこんでおいたら、「クリアは、もうないの?」と尋ねられる・・・。
なので、はい、作りました^^。


N-2289-98
N-2289-98 センターストーン-光学レンズ、センターピースサイズ 4 x 4cm、全長75cm。
ガラスビーズとアンティーク・ゴールドメッキ・メタルパーツ使用。 50ポンド。

これも人気アイテム「レンズ・ペンダント」。
レンズが「必要な」・・・私と同年代の方々の需要のみならず、この世代へのプレゼントにも最適。
いつもはクリアーカラーのカット石と組み合わせているのだけれど、
秋冬物は、手持ちのブラウンのカット石と、組み合わせてみた。


BR-265-9, Br-270-4, BR-275-9
BR-265-9, BR-270-4, BR-275-9
クリスタルガラス・カット石と淡水パール、サイズ4.5x4.5cm。 44ポンド。

昨年に引き続き、今年もブローチ。ブローチは、クリスマス前シーズンだけの限定製作です。


BR-280-2, BR-283-6
BR-280-2: クリスタルガラス・カット石、サイズ:6x6cm、48ポンド。
BR-283-6: クリスタルガラス・カット石、サイズ:4.5x4.5cm、45ポンド。 

写真では色味が解りにくいのだけれど、すべてグレイのカット石を使用。


BR-287-90, BR-291-3
BR-287-90, BR-291-3: クリスタルガラス・カット石、サイズ:5x5cm、45ポンド。 

左上(BR-287-90)がクリアーセンターストーンに、クリアー・カット石の取り巻き。
右下(BR-291-3)がクリアーセンターストーンに、グレイ・カット石の取り巻き。

日本からPaypalでの購入も可能です。ご興味の方は、問い合わせください^^。


次回は、日本のBon chic誌にフィーチャーされた、私のギルドフォードの取引先「Bardoe&Appel(バードエ&アペル)」の話。撮影は・・・もちろん私ですよー。
その後、またノルマンディーに戻る予定。

ところで・・・先週ぐらいから急に画像を多用したNet pageのローディングがスローダウン。なんどかリ・ロードしないと繋がってこない。
Firefoxブラウザのせいかと思ったら、Chromeもスロー(I Eはそもそも使っていない)。どちらのブラウザのキャーシュやクッキーをクリアしても同じ。プロバイダーへのコネクションスピードは普通にO.K. 画像の多いNetページをオープンする以外は、PCは元気に働いている。全く意味が解らない???
Netで原因・対策をサーチしてみるも・・・まだよく解らずじまい。E-mail等の連絡には問題なく、「えらいこと」ではないので、原因を探求するのもなんだか面倒になってきた・・・。
なので、もしブログ更新が遅れていたら・・・テクニカルでトラぶってると思ってください。