Saturday 27 April 2019

南フランス・Antibes(アンテイーブ)で開催されている、Antibes Art Fair(アンティーブ・アート・フェア)に出展中の、Pおじさんこと、Peter Gabriëlse(ペーター・ガブリエルザ)の、ボックス・アート最新作のご紹介を。

会場のアンティーブは、ニースとカンヌの間に位置していて、イースターが終わるころからマリン・リゾートの中心地となっている。
今年は遅くやってきたイースターの週末から、アートフェアが始まって丸2週間、この木曜日が最終日。
私は、イースター明けの火曜日から参加で、木曜夜の撤去と金曜朝のおじさんのヴァンへの積み込みをお手伝いしてから、ロンドンに戻る予定。

まずは、おじさんのブースの様子から。

Box art exhibition by Peter Gabriëlse at Antibes Art Fair 2019
春のフェアでもあり、明るい南フランスということで、
ブースの壁は明るいクリーム色。
何やらおじさんらしくない、19世紀の椅子は、
隣のブースのディーラーからの借り物。
ペアで800ユーロで、売れたら売ってね・・・だそうです(笑)。
おじさんのいつものガーデンチェアより、
ずっと座り心地がいいので、
おじさんのスタイルじゃないけど愛用中。

Box art exhibition by Peter Gabriëlse at Antibes Art Fair 2019
左から2つ目の図書室箱、
正面の壁、右端のブルーの箱、
その右隣、床に置かれた箱が新作で、

Box art exhibition by Peter Gabriëlse at Antibes Art Fair 2019
右の壁の左端、グリーンの小型の図書館室箱、
写真右端の、グリーン白の図書室箱がも新作です。

B171-73x37x13cm
B171 - 73x37x13cm €3750
長い長いはしごが立てかけられた図書室箱。

B171-73x37x13cm - Details

B171-73x37x13cm - Details

B171-73x37x13cm - Details

B171-73x37x13cm - Details
棚の中の白いボトルが繊細であいらしいー。

B171-73x37x13cm - Details   

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B172-81x44x12cm
B172 - 81x44x12cm €3500
白いスクロールのある、ブルーの箱。
おじさんにしては、明るい鮮やかなブルー。
南仏を意識している?(笑)。

B172-81x44x12cm - Details
鮮やかなブルーの花柄のついた壁紙の断片は、
ルシャトーの壁から剥がれ落ちたもので、
ちょうどこの2つの断片が剥がれ落ちたのを、
保存していたのだそう。

B172-81x44x12cm - Details
小さな小さな1対の中国人の像は、
おじさんがお父さんから受け継いだ、
「いろいろなものがごちゃごちゃ入っている箱」
の中の一つだそうで、
18世紀中国製のミニチュア像と思われる・・・のだそう。

B172-81x44x12cm - Details
白い18世紀の装飾スクロールと、
ブルーが爽やかなコントラストの箱です。

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B173-59x45x12cm
B173 - 59x45x12cm SOLD
図書館箱にしては小型の、新しい試み。
かすかにブルーグリーンが買った明るいグレイの、
これもさわやかなイメージの作品。

B173-59x45x12cm - Details
黄色いデスクの引き出しが、下に落っこちていたり、
宝箱みたいなチェストやら、ミニチュア・コランダー、
いろいろな要素がいっぱい詰まった、楽しい構成で、
日本の方からすでにオファーが入って、売約済みです。

B173-59x45x12cm - Details
この箱の右側には、間口サイズの穴が開いていて、
ここに光源を置いたら、また違った光の印象が楽しめることと。

B173-59x45x12cm - Details
棚の上部。

B173-59x45x12cm - Details
オーナメントは、19世紀初頭のナポレオン様式のもの。
ナポレオンがエジプト遠征してから、
エジプト文様の影響で流行り出したものだそう。

2019-04-27_03-27-49
たまたま、向かいのブースに展示されていた、
コンソール・テーブルにほぼ同じような
オーナメントがついていた。
オリジナルは、こんなものだったはず^^。

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B174-50x41x12cm
B174 - 50x41x12cm  €3250
これも小型の図書室箱。
ミントグリーンがとても爽やか。

B174-50x41x12cm - Details
緑青色の小さな十字架や、
ポット類が色々、本の間にちりばめられている。

B174-50x41x12cm - Details

B174-50x41x12cm - Details

B174-50x41x12cm - Details
この箱も、左側に間口が切られていて、
光が入るようになっている。

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B175-76x41x13cm
B175 - 76x41x13cm €3750
白とグリーンの、荒れたテクスチャーのペイントが
新鮮な図書室箱。

B175-76x41x13cm - Details
これもいろいろな要素が、
いっぱい詰まっていて楽しいー。

B175-76x41x13cm - Details
棚の一番下の段に収まっているのは、
18世紀の象牙製の船のミニチュア。
これが凝っている。
プラスターカメオとともに、ぐっと風格のある構成。

B175-76x41x13cm - Details

B175-76x41x13cm - Details
そして、この箱も間口が開いている。

以上の5つが、今回の新作でした。

日本でご興味の方は、
私の方で仲介できますので、ぜひお問い合わせくださいね^^。
お問い合わせは、
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Monday 22 April 2019

Rochester Castle(ロチェスター城)


Etsy ショップ休業日のお知らせ。
4月23日(火)~5月3日(金)の間、出張のため、
Etsyショップは閉店予定です。
3日のUK時間夜より、通常営業に戻ります。
よろしくご理解おねがいします。

明日から、南仏Antibes(アンティーブ)へ出張に出かけるので、その前に、ロチェスター城まで標本箱に詰め込んでしまいたい。(後もう一回分、ロチェスター大聖堂と街のイメージが残っているけれど、これはまた帰ってきてから・・・。)

Rochester Castle
Medway(メドウェイ)川側から眺めた、ロチェスター城
現在残っている城の廃墟は、12世紀に建てられたもの。
それ以前にも、1088年のウィリアム1世の
ノルマン・コンクェストの後に、城が建てられていた。
何度も包囲戦を受けて、最初の城も、
この12世紀の城も廃墟と化している。

Rochester Castle
川側から登ってくる、Ward(ワード)へのエントランス。
丸アーチ(とんがりではなくて)、ギザギザ模様の、
ノルマンスタイルの典型。

Rochester Castle
ワードに上がってきたところ。
このワード日本語でなんというのだろう?
ググってみたけれど、区画的な意味しか出てこない。
城のカーテンウォールで取り囲まれた、
中庭みたいなところのこと。
Bailey(ベイリー)と表記されていることもある。
左に頭を出しているのが、ロチェスター大聖堂。

Rochester Castle
現在はイングリッシュ・ヘリテージの管轄下で、公開されている。
公開情報は英文で<このページ>。
どうやら5月6日まで、メンテナンスのため、
祭日週末のみの公開になっている様子。

Rochester Castle
全部で、天井の高い、8階建てぐらいの高さになる。
アーチの向こうに見えるのは、大きな暖炉だったのかな?
この時代はまだ煙突がなかったと思うけど・・・?
その下に、横一列に並んでいる四角い穴に、
木材のビームが架け渡されて、その上に床板がはられた。

Rochester Castle
この頃のお城は、貴族や奥方が、宴会をするような、
優雅なお城ではまだなくて、純粋に要塞だった。
なので、造りはひたすら無骨。

Rochester Castle


Rochester Castle


Rochester Castle


Rochester Castle
城のKeep(要塞)の中に作られた井戸。

Rochester Castle
戦闘用の城なので、階段もセオリー通り、
時計回り(と表現してあってるのかな?)に作られている。
これだと上からの防衛側は、右手で剣を使うスペースが増えて、
上がってくる攻撃側は、階段の柱部分がじゃまになって、
右利きの場合剣を使うスペースが限られてくる。
なので、中世までの「戦う城」では、
この方向に階段が作られるのだった。

Rochester Castle
途中にある展示室で、
当時の城の様子のミニチュアが展示されている。

Rochester Castle
メドウェイ川の眺め。
このあたりはもう、イギリス南岸と同じライム質の土壌なので、
崖が白い白い。
イギリスの雅名「Albion(アルビオン)」というのは、
この白いライム質の崖から名付けられたそう。

Rochester Castle
最上階まで上がってきた。

Rochester Castle
メドウェイ川の眺め。
後でこのピアにも降りていった。

Rochester Castle
白い崖の見える、東側。

Rochester Castle
隣に建つ大聖堂。

Rochester Castle
もうワードまで降りてきて、
カーテンウォールに開けられた窓から覗く大聖堂。

Rochester Castle
最後にもう一度、全体像を。




Rochester Castle(ロチェスター城)

Map:



それでは、次回は南フランスから、
アンティーブ・アートフェアの様子をレポートです。





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