Sunday, 30 October 2016

Vitré(ヴィトレ)2― Brittany Drive (ブリタニー・ドライヴ)

時計を1時間遅らせて、UKは暗ーい冬時間突入。初日から・・・なんだか眠いのは気のせいだろうか?

今回は長々とひきずってきた夏のノルマンディー・ブリタニー話の最終回で、Vitre(ヴィトレ)の続編。
前回の中世以来の建物の残る町を散策して、通りかかった教会に入ってみた、ところから。

Église Notre-Dame de Vitré
今は駐車場になっている広場に面して建つ、
Église Notre-Dame de Vitré
(ヴィトレのノートルダム教会)は、ゴシック様式。

Église Notre-Dame de Vitré
そして、ドアが黄色い。
黄色・・・というのは今まで見たことがなかった。

Église Notre-Dame de Vitré
そして、サイドの翼廊のドアも、16世紀の彫に黄色。

Église Notre-Dame de Vitré
中は比較的シンプルで、石造りがむき出しになっている。

Église Notre-Dame de Vitré
入り口のパネリングがゴシック期の重厚なもの。

Église Notre-Dame de Vitré
翼廊の19世紀の祭壇を見たり、

Église Notre-Dame de Vitré
反対側の翼廊の、18世紀(かな?)の祭壇を撮影したりしていると、
Danaさんが呼びに来た。
おしゃべり上手なティエリー氏が、
教会のスタッフの人と話していたら、
普段は関係者しか入れない、
控室を見せてもらえることになったということ。

で、急いでその部屋に向かう。

Église Notre-Dame de Vitré
天井やら壁に壁画が残っているのみならず・・・、

Église Notre-Dame de Vitré
壁一面のキャビネットに、このパネリング。

Église Notre-Dame de Vitré
建造当時のものとしたら、16世紀後半?
17世紀ごろのものかもしれない。

Église Notre-Dame de Vitré
窓際のレリーフ・パネルも味わい深い・・・。

Église Notre-Dame de Vitré
ズーム・イン。

Église Notre-Dame de Vitré
儀式の際の装束まで見せてもらった。
田舎の人は、みんな親切ー。
まったく、ありがとうございました、ですよ。

この後、教会前広場に面した、
愛想のいいおじさんのアイスクリーム屋で、
アイスクリームを立ち食い。これがまたとても美味しい‼
しかし、この時は、「ここでアイスクリームを食べる」
ということが後々、重要なポイントになるとは知る由もない・・・。

Vitré - street
ここから、辻々に飾られた聖母子を撮ったりしながら、
(あ、これは今回私たちの行きそこなった
Quimper/カンペールの町の焼き物)
ぶらぶら街歩きして、前回の古色豊かなハイストリートを抜けて、
Château de Vitré(ヴィトレ城)へと向かう。

Château de Vitré
11世紀からここに石造の城が建つのだけれど、
いかにもフランスの城・・・という感じで秀麗な
現在の建物は、16~17世紀に改造・補修・増築されたものだそう。

Château de Vitré
城にたなびくこの旗が、ブリタニーの旗。

Château de Vitré
bailey(ベイリー=城壁に囲まれた中庭のこと。
日本語で一般的にどう呼ぶのか不明。)に現在建つ建物は、
現在はヴィトレの町役場。
16世紀のペスト流行時には、ブリタニーの首都Rennes(レンヌ)から、
ブリタニー議会がここに移されていたのだそう。

Château de Vitré
その横に立つ、ルネサンス様式のチャペルの窓が美しい。

Château de Vitré
城のKeep(天守)にあたる部分が、
現在はミュージアムとして公開されているので、入ってみる。

Château de Vitré
まずは建造当時の、16世紀の断片が展示されている。

Château de Vitré
巨大な暖炉。

Château de Vitré
別の暖炉にあった、暖炉の奥を飾る鋳物のパネル、
Fireback=ファイヤーバックと呼ばれるもの。
15世紀ごろから暖炉の裏の壁を保護するため、
また、ラジエーター効果で熱を備蓄して、
室内に反射するために使われ始めたもの。
紋章の入ったデコラティヴのものになっていった。
これは、同じ紋章のものをティエリー氏が持っているそうで、
写真を撮ろうとしていたけれど、ひどく暗い中に黒なので、
氏のカメラではフォーカスできず・・・ウチのカメラが代理撮影。

Château de Vitré
上階は18世紀のものの展示。

Château de Vitré
しかし暖炉飾りは、建造時の16世紀。
イギリスでいえばエリザベス1世女王の頃。
装飾や様式はよく似ているけれど、こちらの方が少し田舎風。

Château de Vitré
19世紀前半の展示室。

Château de Vitré
最後の部屋はチャペルからの(?)祭壇装飾の断片。
Pおじだったら買いたそう・・・(笑)。

Château de Vitré
私好みの聖遺物容器。

Château de Vitré
城壁からの眺めも堪能。

さて、城を見た後、そろそろ戻らないと、2時間パーキングチケットが切れるころ・・・なので、そのまま車を停めていた駅前駐車場に向かう。
駅前では、着いた時とうって変わって、食品を売るマーケットが立っている。そのにぎやかな感じに誘い込まれて、Danaさんと「ここで晩御飯買って帰ろうか、Pおじさんにお土産とか・・・。」と、のんきに話していたら、

T 「だから、車がなくなってるんだってば―‼」
 
と、前を歩くティエリー氏が振りかえって絶叫ー。

D+K 「げっ!?ここに停めてたんだっけー!?」
 
私たちはてっきり、そのまた奥に見える駐車場に停めていたものと勘違いしていたのだった。

T+D+K 「OMG‼ レッカられたよーっ‼」
 
とにかく、マーケットの前に建つ観光案内所に駆け込んで、仏語ネイティヴのティエリー氏が、どーしたもんだか相談をする。
どうやら、この駅前では今日は夕方のマーケット日で(マーケットは、一般的に朝なので、夕方マーケットということ自体、私たちの概念に入っていない)、その旨表示がされていたとのこと。
でも、私たちは誰も気づいてなくて(そもそも私は読めんし)、パーキングチケット機にはなんの表示もなく、ちゃんと2時間パーキングの料金も払えたから、2時間パーキングしたらこのザマ・・・。
「警察に行って、レッカー移動されたところから回収してください。5時で閉まるから急いで。」という感じで、アドヴァイスされる。
その警察というのは、途中入った教会の隣。かくして、また大急ぎで教会広場に戻る。

で、その警察に着いたときはすでに5時を過ぎていて・・・、完璧に閉まっている・・・Dahhhhh・・・sigh。
この敷地内に移動されたのかとも思うけれど、そんなような車はどこにも見かけないし、私たちの車も当然なし。
いやぁ~まいったなぁ~。明日警察が開くまでどうしようもないんかい・・・、つまり、今夜ヴィトレでもう一泊ってかい?着替えも化粧品も全部車の中なのに?そして、レッカー移動の罰金って法外じゃないのかー?などと一同青ざめる。

が、警察の隣にさっき食べたアイスクリーム屋があることに気が付く。
夕方なので早々に閉まっているのだが、人当たりの良さに自信ありのティエリー氏、そして親切そうなオヤジさんだったことを覚えているので、「すいませーん、助けてくださいー。」とドアを叩く。
出てきてくれたオヤジさんが、話を聞くなりケータイを取り出して、某ナンバーに即電話し話した後「10分で迎えに来るってよ。」とスマイル。 神に見えたわ(笑)。
想像だけど、警察の横で店を構えていたら、こんな「助けて~‼」な余所者がよくドアを叩くんじゃないのかな、で、時間外警察ホット・ラインがケータイに入っていると・・・。

親切なおじさんの言ったとおりに、10分もしないうちにパトカーに乗ったポリス2人組が、広場に登場。
早速、ヴィトレの町はずれにある、ポリスの駐車場に、ポリスのヴァンに乗せてもらって向かう・・・というか、連行される。
ここでもまた、ティエリー氏おしゃべり上手を発揮して「そんな表示、全く気が付かなかった」だの、「この子らは『マーケットで晩御飯買いましょう』とか言ってんですよー」とか、話しまくって、なんとなくポリスの人たちとも、フレンドリーな雰囲気が醸し出される。
罰金は100ユーロだったので、全員の失態ということで、3割決定。「高くついたポリス・タクシー」ということにする。

Our car was tow tracked...
疲れてキンチョーした挙句安心したせいか、
異様にハイになってきた私たち、
警察の駐車場に車を見たときはもうお祭り騒ぎ・・・。

Our car was tow tracked...
罰金のチェックを切ってて、なに、この一同の笑顔(笑)。

Our car was tow tracked...
Danaさん激ハイ図は本人の「小さくっ‼」の
指導要綱に従ってこのサイズ。
この後、一同で記念撮影して(なんでやねん?)、
で、「Fougères(フジェー)経由でノルマンディーに戻るには、
どう行ったらいいですか?」と尋ねるティエリー氏。
田舎はポリスも親切で、
「じゃあ、分岐点まで先導しますね。」ということになり・・・、

The poilce car lead us to the direction to Fougères
こういうことに。
この間も、「実は刑務所に向かってたりして・・・」的な、
くだらない大笑いが入っているので、音声はカット。

Drive back from Bittany
夕日の中、無事ノルマンディーに帰り着いたのだった。

というところで、夏のノルマンディー・ブリタニー話は終わって、
次回は何とか、イギリスに話を戻したいもんです・・・。



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Thursday, 27 October 2016

Vitré(ヴィトレ)1― Brittany Drive (ブリタニー・ドライヴ)

3日間のブリタニー・ドライヴの最終日は、まず宿の近くの「美しい村」ベストXX入りをしているRochefort-en-Terre(ロシュフォー・アン・テレ)を見て回って、その後ノルマンディーに向かって帰る途中の、Vitré(ヴィトレ)の町に立ち寄ることにした。
観光激戦区の町や村は、夏のホリデートップシーズンなので、昼頃からのんびり駐車場に車を入れること、まず不可能。
Vitré(ヴィトレ)はドラーバー兼ガイド役のティエリー氏の推薦で、鉄道駅もあるそこそこ大きな町で、観光というよりか住んで働いている人の多い、「普通の町」。つまり、駐車場もいくつもあって、昼頃の駐車も問題なし。
それでいて城や教会、中世以来の古い建物がふんだんに残されているとのこと、そして都合よく、東側ノルマンディーへの帰りのルート上にある。
そんなわけで、「行こう、行こう‼」ということになった。この町Googleマップでいうと<ここ>にある。
まずは、駅前の駐車場に車を停めて、町を散策。

Vitré - street
中世以来の建物が、現役で使われているのは、
以前訪れたDinan(ディナン)と少し似た雰囲気。

Vitré - street

Vitré - street
この町にしたら、新しい方の18世紀の建物。

Vitré - street
可愛い窓辺は19世紀。

Vitré - street
市の関連の建物はルネッサンス様式。

Vitré - street
その門は、田舎風ルネッサンス(笑)。

Vitré - street
その窓。

Vitré - street
ルネサンス~バロックなバルコニー飾り。

Vitré - street
教会前の建物も、教会と同じような中世のもの。

Vitré - street
中世以来残されたような路地。

Vitré - street
このエリア、一度荒廃していたのが、
古い建物を忠実に修復再開発されているようで、
いくつかまだ工事中の建物あり。

Vitré - street
そして、これがハイストリート。
お店が古色豊かな建物に収まっている。

Vitré - street

Vitré - street
木造部分をイエロー・オーカーにペイントするのは、
この地域(?)独特。
ほかで例を見たことがないけれど、
次回掲載予定の教会のドアも、イエロー
にペイントされているのだった。

Vitré - street

Vitré - street
上階の痛んでいる建物も多い。
Danaさんと、建物を見上げるティエリー氏。

Vitré - street
あぁ、ここも修復待ちだ。

Vitré - street
後ろにもっと大きな建物が建っていて、
現在は廃墟になっているよう。
前の建物も、いろいろ継ぎ足されているのがわかる。

Vitré - street
16世紀建造(1512年かな?)。

Vitré - street
ハイストリートを抜けた先は・・・、

Vitré - street
ヴィトレ城で、ここからまた次回に話は続きますよ。




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