Sunday 29 November 2015

東京展示会最終日のイメージと、Holborn(ホルボーン)のパブ2件

一昨日の金曜日が、Kotomiジュエリー東京展示即売会の最終日。
これまた、たくさんの方々に来ていただいて、お買い上げいただいたそうで、ありがとうございます~!!
主催・運営でお世話になった、べべズ・アンティーク・小関由美さんから、最終日の展示イメージが届いたので、まずはそのレポートを。

Tokyo exhibition, final day
Photo by Yumi Koseki
手前に写っているのが、今回の特別企画、
Kotomiジュエリー・ペンダントヘッドと、
刺繍手芸家・笹尾多恵さんお見立てのリボンのコラボ。

Tokyo exhibition, final day
Photo by Yumi Koseki
おかげさまで、かなり数が減っちゃいましたね。

Tokyo exhibition, final day
Photo by Yumi Koseki
この辺りは、トップ・シーズンの秋冬物。

由美さん、多恵さん、3日間本当にどうもありがとう!!
また来年も、こんな企画、できたらいいですねぇ^^。


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話はロンドンに戻ってきて、
セントラルのHolborn(ホルボーン)駅近くにある、
インテリアが一見の価値ありのパブ2件のイメージを。

まず、最初はここ、Princess Louise(プリンセス・ルイーズ)

Princess Louise, Holborn, London
一番奥の部屋から見たところ。
ロンドンでも1-2を競う「美」パブと呼ばれている。
特徴的なのは、ガラスのコンパートメントで仕切られた構造。

Princess Louise
入口から入ると、19世紀の装飾タイルと、ミラーで飾られた廊下が続いている。
この途中にも2-3のドアがあって、
飾りガラスで仕切られたコンパートメントに分かれている。

Princess Louise, Holborn, London
入口ドアを振り返ったところ。

Princess Louise
華麗な鏡。

Princess Louise, Holborn, London
一番奥の部屋を、反対側から見たところ。
ここの2階がレストラン部になっている。
料理もなかなかイケル、という話。

Princess Louise(プリンセス・ルイーズ)

地図:



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展示会を主催してくれた由美さんが、ちょうどこの頃ロンドン滞在中で、
ここでランチ・・・のつもりだったのだけれど、
「厨房機材の故障で、残念ながら今日はランチが出来ません・・・。」と言われる。
残念・・・。
その代わり、近くのこれまた古風なパブを紹介してもらった。
そこが、The Ship Tavern(ザ・シップ・タヴァーン)。
同じホルボーン界隈で、地下鉄の駅を挟んで東側、
表通りから引っ込んだ裏のパッセージにあるので、ちょっと見つけにくいかも。

The Ship Tavern
これが入口。
表通りのHigh Holborn(ハイ・ホルボーン)の通りと、
Lincoln's Inn Fields(リンカーンズ・イン・フィールズ)の公園をつなぐ、
Gate Street(ゲート・ストリート)に面している。

The Ship Tavern
入口を入った1階は、主にドリンクのエリア。

The Ship Tavern

The Ship Tavern
1階もなかなかいい雰囲気だけれど、料理がサーヴされるのは、
2階のOak Room(オーク・ルーム)という、ダイニングルーム。

The Ship Tavern
オーク材のパネリングの部屋なので、オーク・ルームと呼ばれている。

The Ship Tavern
重厚な雰囲気。

The Ship Tavern
これは、帰る前にもうすっかりランチ・タイムが終わったところで撮っているけれど、

The Ship Tavern
ランチ・タイムは、周りのオフィス街や法曹街からの、
ビジネスマンでいっぱい。

The Ship Tavern
私達がオーダーしたのは、チキンとマッシュルームのパイ。
「お2人様よりオーダー可」のメニューで、ひとつのパンに2人分で出てくる。
2人分というか・・・これだと3-4人分の量。

The Ship Tavern
付け合せに茹で野菜と、餅に見えるマッシュポテト。
フライド・ポテトとどちらか選べるので、まだしもマッシュポテトの方が、
あっさりしてるかと選んだのだが・・・、しかし、この量。

チキンパイもチキンたっぷり、コクがあって実に美味しい。
それなのに2人がかりで、半分しか食べられなかった。
あまりに美味しくて、あまりにもったいないので、
「も・・・もしかして、テイク・アウェイ(持ち帰り)できる?」と、訪ねてみたら、
快くドギー・バッグ(犬に残り物をあげる・・・と言って、
持ち帰りすることが多いので、こんな風に呼ばれる。)を作ってくれた。
ウチでそれを大喜びで食べたのは、犬ではなくて配偶者氏だったんだけど・・・。

The Ship Tavern
今度来ることがあったら、
3人でこの2人分をオーダーしたらちょうどいいかな。


The Ship Tavern(ザ・シップ・タヴァーン)

地図:







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Thursday 26 November 2015

Kotomiジュエリー - Etsy(エッツィー)/Amazon.com 新リスティング

週末にネット・ショップのオーダーが立て続けに出たので、Etsy / Amazonのどちらのショップも、ちょっと手薄に。
そこで、6アイテムを追加投入。今回はその広報活動、ミニ標本箱を。いつものように画像をクリックで、各ショップが別タブで開きますよ。

N-4100 $125
淡水パールのチャーム・スタイル・ネックレス。

N-4100-2
Etsy shop

N-4100-1
Handmade@Amazon shop


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N-4100 $110
ドロップ型クリスタル・ガラス石と、クリアクオーツのネックレス。

N-4097-2
Etsy shop

N-4097-1
Handmade@Amazon shop


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N-4002 $190

クリアクオーツ石のクラスター・クロス、部分2連ネックレス。
最近入手が難しくなってきた、大型のクリアクオーツ、
これは、とりわけカットのキレイな石です。

N-4002-2
Etsy shop

N-4002-1
Handmade@Amazon shop


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N-3782 $140
クリアクオーツとパールの、クラスター・クロス。

N-3782-2
Etsy shop

N-3782-1
Handmade@Amazon shop


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N-3844 $140
スモーキークオーツとガラス・カボションの、クラスター・クロス。

N-3844-2
Etsy shop

N-3844-1
Handmade@Amazon shop


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N-3282 $100
淡スモーキークオーツとクリスタル石のロング・チェーン・ペンダント。

N-3282-2
Etsy shop

N-3282-1
Handmade@Amazon shop


以上6アイテムのリスティングでした。

PS: 東京展示会には、たくさんご来場・お買い上げ頂いたようで、
本当にありがとうございます~!!
今後ともよろしくお願いします^^。



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Monday 23 November 2015

Mock 18th century painting - モドキ18世紀絵画

今年の秋はとても暖かくて、11月に入った感が全然なかったのだけれど、昨日あたりから突然気温は5°以下に。 ようやく、冬お気に入りのシープスキン(羊毛皮)のコート達が着れるようになって、冬の生き物はちょっと嬉しい^^。

そろそろ、クリスマス向けオーダーがEtsy, Amazon両ショップから出始めた。
何しろ2件のネット・ショップをキリモリするのは、実質初めてなので、Etsyで売れたものを送り出し準備して、呑気に風呂に入っていたら、まさかの同じアイテムが、2時間後にAmazonからもオーダーが入って、驚愕(つまり、真っ先にAmazonのリスティングから、それを降ろしておかないと、こーいううことになるわけですね・・・)。Amazonのお客様の方に平謝りでキャンセルしたり・・・と、スカタンぶりを発揮している、が、なんとか学習中。 
Amazonでキャンセルしてしまった(多分日本の)お客様、ごめんなさ~いっ!!(汗)

肝心の本題の方は仕事と別件で、以前も少し書いてたけれど、11月に入るとボチボチ、クリスマス・カードやプレゼント等などを作り始める。 友達・家族・親戚付き合いの殆ど無い、隠者共同体のウチは、クリスマス・プレゼントといっても2-3個の話なので、たいていは何かハンドメイドのものを作っている。
その中でも、例年一番ウケ狙いで力がはいるのが、夏の宿主・Pおじこと、ペーターおじさんへのプレゼント。 18世紀アンティーク・マニアの通人に、なんとか洗練されたオチョクリをかますべく、10月に入ると企画を練るのだった。
去年のクリスマスと、今年の夏の滞在時には、デルフト・コレクターのおじさんに「デルフトもどき」を、似顔絵入でぶちかましたところ<その話は、この標本箱で>、予想以上にウケたので、このクリスマスも、何か「18世紀もどき」のネタはないかと思案。
例年のパターンでいくと、まず11月初旬のPおじさんの誕生日に、似顔絵合成系のデジタル冗談・誕生日カードをメールする。
それを、今度はクリスマスにフィジカルな物に創りあげてしまう、というのが定例。

で、今年は、これを元ネタにすることに。

Le Chateau
ル・シャトーの2階のランディングに掛けられている18世紀絵画。
Pおじさんの、仲よしのグラダおばさまが、
Pおじさんの依頼で、おばさま地元のオランダのオークションで競り落としたもの。
2人共のお気に入りの絵画のようなので、ぢゃあ、このカップルを、
2人にすげ替えてしまおうではないかというプラン。
最初は、抱っこされている幼児を、
これまた2人と仲のいい、そしてこの夏は私達もドライブでお世話になった、
ティエリー氏にしてしまおうか・・・と思いついて、
考えただけで、夜中にひとりで吹いて笑っていたが・・・、
いやいや、それではけして誰にも喜んでもらえんでしょう・・・と思い改め、
無難に可愛いに決まっているプシャーをはめ込むことにした。

以前も書いたけれど、私は似顔絵とかカリカチュアは苦手なので、
すべて、写真を元にPhotoshop合成でつくり上げる。

Peter original photo
まずはPおじさんの写真で、元ネタと顔の向きの合うものを探しだす。
欲をいえば、光のあたり方も元ネタに近い方が、収まりがいいのだけど・・・、
写真がそんなにあるわけではないので、贅沢はいえなくて、ひとまずこれで。
最大の問題は、このPおじさんのもしゃもしゃの前髪。
これはClone Stamp(クローン・スタンプ)の20%ぐらいを使って、
ちまちま皮膚移植して取り除く。

Grada and Peter
グラダおばさまの方は、斜め横顔がこの一枚しかない。
顔の向きが違うのは、左右反転させて何とかする。

Pussier
プシャーはこの写真を顔と胸に使って、

pussier-left-paw
このポーを左右反転して、左手に、

Pussier-right-paw
このポーが、右手になる。
かなり縮小することになるので、フォーカス合ってないのはあまり問題なし。

で、これらを順番にレイヤーで元ネタに重ねていく。
Opacity(透明度?)を50%ぐらいにして、透かし見ながら、
元ネタと収まりがいいように、
サイズやアングルを、Edit>Free Transformで調整する。
(PCと写真は英語で始めたので、日本語が皆目不明・・・。)

収まりがよくなったら、Opacityを100%に戻して、
元ネタ絵画に全体のトーンが合うように色調節。
今回の場合は、それぞれの写真を絵画風にするために、
Filter > Filter Gallery > Dry Brushの加工をレイヤーでかけている。

後は、マメにいらない部分を消しこんでいく >Layer >Flatten Image
をかけて、jpgフォームで保存している。

さて、これが出来上がり~。

Peter birthday 2015
"Nog vele jaren"というのはオランダ語で"Many happy returns"
(何度も幸せがやってきますよう)という、
「誕生日おめでとう」の決まりセリフなんだけど・・・、
Google翻訳したので、あんまりオランダ語には自信なし。
案の定、プシャー激カワ、なんて真っ直ぐな目をするんだぁ(笑)。
グラダおばさまの首が、ちょっとぎこちなかったり、
Pおじの顔の光のあたり方が、奇妙だったりするのも・・・ヤムナシ。
まあ、こんなもんでしょうかね。

これを11月初旬の、誕生日eカードにしたら、ツボにはまって、激ウケ。
Pおじさん、そのまま、グラダおばさまにも転送する喜びよう。
ティエリー氏にまで転送されて、「こっちにもオリジナル画像送ってー!」
と氏から請求が来る。

ふふふ、君にはまた別のサプライズが用意されているのだよ。
ただし、クリスマスまで内緒だが・・・。
そう、この夏はティエリー氏にもさんざんお世話になったので、
なにか、ステキ化してあげたいところ。
夏のおみやげにフォートナム&メイソンのチョコレートで、
「Prince Charming」(ステキ王子)というタイトルで、
カエルの王子様の形になったチョコレートをプレゼントしたら、
大喜びだったので、思いついた,
Bonnie Princeなんていいんじゃないの?

というので、元ネタはこれにキマリ。

William Mosman - Prince Charles Edward Stuart
18世紀のWilliam Mosman 画、Prince Charles Edward Stuart.
Bonnie Prince Charlieボニー・プリンス・チャーリー
というのは、18世紀スコットランド・ジャコバイト党が掲げたプリンス。
カロデンの戦いでイギリス軍に敗走して、大陸に亡命するものの、
その後現在に至るまで、スコットランドでは人気のプリンスで、
数々の伝説・民謡のテーマになっている。
これなら、文句ないはず・・・ふふふ。

Summer party @ le Château
合成するのは、この夏のル・シャトーのパーティーで撮ったこの写真。
これまた、左右反転させて・・・・、
こんな風に出来上がる。

Bonnie Prince Thierry
Bonnie Prince Thierry
似・・・似合いすぎっていうか、パブの看板っていうか(笑)。
ちなみに、この写真にもドライ・ブラシのフィルターをレイヤーで入れて、
絵画調になるように調整している。

さて、ここまでが話の前半。
元のデジタル版はできあがった。
ここから、クリスマス・プレゼント、フィジカル版を作り上げる。
まずこれを、20cm x 30cmぐらいのサイズのキャンバス・プリントにする。
これは、Netで見つけた業者に発注。
業者を選んだポイントは、カスタム・サイズでプリントしてもらえること。
オリジナルの元ネタの、まさしく縮小版にしたいので、ここがポイント。

1週間ぐらいで出来上がってきた。

しかし、デジタル・プリントはつや消しに仕上がってくるし、
なんだかこう、厚みがない。 そこで・・・、

Applying acrylic medium
アクリル絵具の透明メディウムを塗って、筆のタッチを出すことにする。
今ちょうど、Pおじさんとグラダおばさまにメディウムを塗ったところ。
黒い背景のべったりした感じが、プリントしただけの状態。

Applying acrylic medium
プリントがややパープルっぽく仕上がっていたので、
その色調をとるべく、ほんの僅かにイエローを混ぜた、メディウムも塗ってみた。

Applying acrylic medium
筆のタッチを出したかったので、ストラクチャー・ジェル・メディウムをメインに、
ほんの僅かに、イエロー・オーカー系のティントをかける。
艶が出過ぎるので、最後にサテンのコーティング剤を塗って、艶をおさえている。
全体に3回、乾かせてはペイント、を、繰り返している。

Applying acrylic medium
こちらは、ステキ王子ティエリー。
メディウムを塗ると、キャンヴァス・プリントの少し白けた様な感じに、
ぐっと深みが出て、本当の油彩っぽくなっていく。

Christmas presents finished
よく乾かせて、出来上がり。

あとは、Pおじさん御用達フォートナム&メイソンの、
ダブルチョコ・ビスケットを買ってきて、一緒に送るだけ。
そろそろ、クリスマスの準備もできてきた。







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Friday 20 November 2015

インテリア撮影- interior photo shooting for Yoko Kloeden Design

また夏の話になるけれど、日系インテリア・デザイナー、Yoko Kloedenさんの、ウェブサイト用写真の撮影を担当させてもらった。
今回はその、インテリア撮影のイメージを。

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot
まず、メインのイメージは、庭に向かってフレンチ・ウィンドウが開け放たれた、
明るく清々しいキッチン・ダイニング。

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot
コンテンポラリーな機能性と、
居心地の良いヴィンテージ感覚が上手くミックスされている。

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot
全体のインテリアと同時に、ディティールの撮影も、
ウェブサイトには必要なポイント。

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot
キッチンから繋がって、玄関入り口側のリヴィングスペース。
近頃のトレンド、60年代風のレトロな家具でコーディネーション。

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot
キッチンのニュートラルなカラー・トーンと対照的に、
ブルーXオレンジの深みのある色が差し色に使われている。

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot
2階に移動して、こちらはマスター・ベッドルーム。

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot
そしてアンスイートのシャワールーム。

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot
2階のもう一つのベッドルームは子供部屋。

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot
インダストリアル風バスケットを使った収納棚。

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot
宝島の壁紙に、船に使われていたというライティング。

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot
メインのバスルームも2階に。

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot
Yokoさんのデザインのテーマカラーのような、
上品なブルーグレーのタイル。
微妙な色合いがとてもキレイ。

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot
一転して、一階のトイレは、インパクトのあるクワァーキーなデザイン。

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot
最後に彼女のオフィススペースと、

Yoko Kloeden Design - interior photo-shoot
プレゼンテーション用のムード・ボードを。

www.yokokloeden.com

Yokoさんの、さらなるご活躍を祈ります !!






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