Friday 29 July 2016

Le Chateau(ル・シャトー)滞在中

一昨日の朝、ロンドンから出発して、その夜にはル・シャトーに到着。 夏恒例のノルマンディーホリデーを満喫中。
今回レンタルしたMyWebspotのmifiも、まずまずのスピードで機能しているので、田舎暮らしの合間に、標本箱ブログの更新をば。


St. Pancras station - Heading to Paris
旅はまずロンドン、セント・パンクラスの駅から始まる。
ここで、ホリデー相棒のDanaさんと待ち合わせ。
フォートナム&メイソンで、Pおじさんに定番おみやげの、
チョコ・ロソス・ビスケットを買って、時間があまったのでお茶を。

Through Paris on a taxi
次のシーンはすでにパリ。
ノード駅から、Pおじさんの最寄りの駅Flers(フレア)へのターミナル駅、
Montparnase(モンパルナス)駅に向かう、タクシーの中より。
ドライヴァーによって、採るルートが違うけれど、
今回はパリのど真ん中、ルーブル前を突っ切って、
Pont Royalでセーヌを渡る。
Taxiだと30分見ておくと、まず大丈夫。
コスト的には道の混み具合にもよるけれど、€20-30ぐらい。

まず、モンパルナス1駅のPaulで、ランチと夕食を仕入れて、
ムーヴィングウォークを乗り継いで、3駅に向かう。
そこから、Granville(グランヴィル)行きに乗り込んで、
2時間30分ほどで、Flers(フレア)に到着。

迎えに来てくれていたおじさんの車に乗り込む。

Le Chateau - approach
敷地の入り口の並木道を抜けて、ル・シャトー到着。
いつもこのあたりで、時間感覚がおかしくなって、
何かと忙しい日常生活の時間軸が別物になる。
これを「竜宮城効果」と名付けている。
さぁ、これからがホリデー時間モードの始まり。

Staying in the annex
私たちのホリデー中の家、Annex。
テラス側から見たところ。

Staying in the annex
一階がリビング・ダイニングにキッチンとシャワー・トイレ、
吹き抜けになった二階にベッドが置かれている。
もうすっかり荷物を広げて、くつろぎきっている2日目。

Staying in the annex
いつもお見事な、Pおじさんのフラワーアレンジメント。
庭で咲いている花や実を組み合わせて、
造形的で甘すぎないテイストはさすがのもの。

Annex - shadow on the wall
アレンジメントの影が白い壁に揺れている。

Staying in the annex
アネックスのキッチンの窓から見える、
ジャパニーズ・ラズベリー(エビガライチゴ)の茂み。
今日ぐらいからどんどん熟してきたので、食べ放題。

今年は、春の天候が悪かった影響で、
小麦も飼料用のトウモロコシも見るからに不作。
リンゴ、チェリーも不作。
一方レッド・カラントは例年以上に実っているのだそう。
毎年、作物の状況は違っている。

Staying in the annex
ウェリーズ(ゴム長靴)持参、レインジャケット持参で、
すっかり、田舎モードに適応。

Le Chateau - garden
満開のゼラニウム越しに、ル・シャトー。

Poesje the cat, real lord of the chateau.
いつもゴキゲンのプシャーに再会。

Le Chateau - Garden
アネックスに活けられていたアジサイは、
隣のバーン(納屋)の前で今年も満開の株から。

Le Chateau - Garden


Le Chateau - Garden
庭の一角がワイルドフラワー・ガーデンになっている。
昨日は、ここの石敷きパッセージを掃いたり、
庭の植え込みをトリミングした切ガラを集めて、
焚火で処分する庭の大掃除のお手伝い。
それというのも、昨日の夕方、地域の観光局主催の、
オープン・スタジオ・イベントがあって、
25人ぐらいのヴィジターが、ル・シャトー内部や庭を見学に来たので。

Le Chateau, Peter Gabrielse's home
エキジビション・ルームもすっきり掃除されている。


材料達もさりげなくキレイに、ディスプレイされていたりする。

Le Chateau, Peter Gabrielse's home
入り口にヴィジターの人たちが集合してきたので、
関係者でない私はアネックスに退散。

Le Chateau, Peter Gabrielse's home
私たちの通用口、ル・シャトー勝手口。
これから、毎日ここからル・シャトーに通う日々が始まる。




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Tuesday 26 July 2016

Reliquary(レリカリー)オブジェ・シリーズ- 2016

あ"~、途中まで書いて「下書き」してたつもりが、なぜだか「公開」になってた・・・。やっとちゃんと、書き終わらせたですよ。

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今年前半なんだか、雑用まみれで忙しくて、なかなか「自由制作」の時間がとれなかったのだけれど、ホリデー前の2-3週間を費やして、件の「内なるシュヴァル」症候群発症。かなり無意味なものを、ボツボツ造りたくなってしまう。
なにしろ、アムスやブラッセル、ノルマンディーでいろいろ材料的なるモノを仕込みしてきているので、材料のまま積んどくのもナンだし、できてきましたよ、Reliquary(レリカリー=聖遺物)シリーズの新作。
多分・・・年に一度しか、まとめて制作するチャンスがないと思うので、今回のは2016年版ということに。
そのシーズンは、夏が中々具合がヨロシイ。塗料や、ボトルの中の小物たちを固定している、某ミネラルの乾きが格段にいいので。
これからも、夏の年中行事になる・・・かも?

Relic-66, 62, 65
Relic-66, 62, 65
Relic-66 £145 (115 x 60 x 60 mm)
Relic-62 £145 (190 x 65 x 55 mm)
Relic-65 £120 (160 x 80 x 80 mm)

リサイクルガラスで作られた小さなボトルは、アムステルダムより。
メタルのベースは、ブラッセルののみの市、
トップのサンゴたちは、メヘレンの石屋さん、
シェルの中の、70年代プラスチックのマリアかあさまは、
ノルマンディーのブロカン市でゲットしたものに、
少しペイントを加えた。
・・・とまぁ、去年から今年にかけてウロウロしたのは、
ことごとく、こーいうオブジェになるための材料を、
回収して回っていた・・・というか、
リクルートして回っていたというか・・・。

Relic-62 -detail
Relic-62
マリアかあさまクローズアップ。
後ろに適当にリーフ・サンゴをくっつけたら、
なんとなくハート型になって、愛らしいことに。

Relic-65 detail
Relic-65
2つ上の写真の右側、ピンクのサンゴのレリカリー、
ボトルのクローズアップ。

Relic-65, 60, 58
Relic-65, 60, 58
Relic-65 £145 (160 x 80 x 80 mm)
Relic-60 £160 (230 x 95 x 95 mm)
Relic-58 £160 (180 x 80 x 70 mm)

左右のボトルはアムスより、
中央のヴィンテージ薬品ジャーっぽいものは、アントワープ。
その中にはやはり、70年代ヴィンテージの、マリアかあさま。

Relic-58 detail
Relic-58
右のグラスジャーの中のクローズアップ。
サンゴやら、パールやら、
錬金術師のような王様(?)を描いたカードやら。

Relic-66, 55, 64
Relic-66, 55, 64
Relic-66 £145 (115 x 60 x 60 mm)
Relic-55 £230 (260 x 100 x 100 mm)
Relic-64 £150 (180 x 60 x 55 mm)

真ん中のトップのクロスは、ポリマークレーで作ったもの。
中心は、インド製で、魚の刻まれたグリーン・フローライト。
パールとロック・クオーツが取り囲んでいる。
右のRelic-64のトップは、サンゴに見えるけれど、
これはカルサイトの結晶体、同じくメヘレンの石屋さんより。

Relic-55 detail
Relic-55
上の写真真ん中の、Relic-55のクローズアップ。
リサイクルグラスなので、気泡が混じっていて、
それが古代ガラスのような味わい。
サンゴ2種と呪文(ウソ・・・笑)、スモーキークオーツの
薄片を貼り合わせて、木のようにしたものやら・・・。

Relic-61, 59, 60
Relic-61, 59, 60
Relic-61 £155 (200 x 80 x 80 mm)
Relic-59 £130 (240 x 60 x 50 mm)
Relic-60 £160 (230 x 95 x 95 mm)

マリア母様シリーズ。
左Relic-61のトップは、アラゴナイト結晶体、メヘレンの石屋さんで遭遇。
ボトルはアントワープ、中の70年代フィギア・マリア母様は、
ノルマンディーののみの市より。
真ん中のフィギアのガラス・ボトルは、
ルルドの聖水が入っていたもの。
ノルマンディーのブロカンで、昨年入手。
アフォフィライト結晶を真ん中に置いた、パールのクラウンを着けた。
この、アフォフィライト結晶、どの角度から見ても、
不思議なほど輝いて見える。
そういえば、左右のヴィンテージ・プラ・フィギアのマリア母様達、
どちらも「夜光性」の素材が入っているようで、
暗闇では微かにグリーンに浮かび上がって見える。

Relic-59 detail
Relic-59
その、アフォフィライト結晶のクラウン。
ボトルの中には、サンゴやら、パールやら、
フェザーが封じ込められている。

Relic-51, 44
Relic-51, 44
Relic-51 £150 (230 x 90 x 90 mm)
Relic-44 £135 (230 x 65 x 65 mm)

ブレッシング・ハンド(祝福の手)2種。
どちらもハンドは、自分で原型をおこして、
ポリマークレイに型取りしたもの。
左Relic-51のボトルも、アムスのリサイクル・ガラス・ジャーで、
中ではスモーキークオーツの薄片が、
育っている・・・ように見える。
右Relic-44は、実は2015年夏のロット。
なーんとなく、手首が寂しかったので、
パールのブレスレットを着けて、新たに撮影しなおした。
このガラス容器は、壊れたオイルランプのホヤをリサイクルしたもの。
ビーチグラスやら、パールやら、クオーツが生えている。

Relic-51 detail
Relic-51
クローズアップ。
スモーキークオーツ、サンゴ、フェザー、巻物、
金色のクロスは、ポリマークレー製。

Relic-44 detail
Relic-44
クローズアップ。
これがその、ホヤのリサイクルの方。
中は、ビーチグラス、フェザー、パール、サンゴなど。

Relic-64, 53, 57
Relic-64, 53, 57
Relic-64 £150 (180 x 60 x 55 mm)
Relic-53 £175 (280 x 200 x 90 mm)
Relic-57 £130 (190 x 65 x 65 mm)
真ん中は、メヘレンでPおじさんの仕入れ便乗で入手した、
ゴシック・オーナメントが中心。
最初17世紀もの?かと思ったけれど、
切ってみたら、ソフト・ウッドだったので、
19世紀のゴシック・リヴァイヴァルのような気がする。
17世紀モノだと、ハード・ウッドなんじゃないかな?
(イギリスとコンチネンタルはまた違うような気もするし・・・)
これは今回Pおじさんの知識を借りることに。
咥えているのは、ヴィンテージのシャンデリア・クリスタルに、
自分の撮った写真を、ディカル(写し絵?)で転写したもの、
サンゴ、フェザー、パールなど。
右、Relic-57にも、ヴィンテージお守りマリア母様入り。

Relic-57 detail
Relic-57
クローズアップ。
他にも、クオーツ、サンゴ、パールなどを封入。

Relic-53
Relic-53
ゴシック・ガーゴイル君クローズアップ。

Relic-66, 54, 62
Relic-66, 54, 62
Relic-66 £145 (115 x 60 x 60 mm)
Relic-54 £120 (350 x 130 x 70 mm)
Relic-62 £160 (190 x 65 x 55 mm)
真ん中は、ガラスのヴィンテージ・パーツの中に、
スィートピーのドライフラワー花びらが封じこめられている。
その上に貝のように見えるけれど、カルセドニーの結晶体。
それを洞窟に見立てて、洞窟の聖母風に、
ヴィンテージお守りマリア母様と、苔を。
基は、メタルの小さなキャンドルスタンド。

Relic-54 detail
Relic-54
クローズアップで。

Relic-52pair, 63
Relic-63, 52(pair)
中央、Relic-63 £155 (180 x 80 x 80 mm)
後ろ、Relic-52ペア £240 ペア(220 x 50 x 50 mm)
中央前Relic-63は、ガラスのリキュールグラスと、
小さなガラス・キャンドルスタンドを組み合わせて、
中にラナンキュラスや、スートピーのドライフラワー
花びら、苔やパールを封じ込めている。
ブラッセルののみの市で入手のメタルパーツを、
モンストランス風に使って、その昔作った、
ビザンティン風天使の入ったガラスカボションや、パールで飾る。
後ろのRelic-52はペアの作品。
ここにもドライフラワーやパールが収められて、
トップはサルベージ・シャンデリア・クリスタルに、
デュカル・プリント、パールとフェザーを添えたもの。

Relic-52pair detail
Relic-52pair
ディティール。

Relic-63 detail
Relic-63
ディティール。

Relic-56, 57
Relic-56, 57
Relic-56 £145 (190 x 90 x 90 mm)
Relic-57 £130 (190 x 65 x 65 mm)
左のRelic-56のトップは、アメジスト石。
リサイクル・ガラスボトルに、樹脂製のフィギィアが入っている。

Relic-56 detail
Relic-56
ディティール。
フィギィアはギリシャ神界から、アポロ。
苔やパールに取り巻かれている。

今回はトータル16アイテムを制作。 以前に比べて、小型で中身が濃くなってきた傾向あり。なので、送りにも耐えることができるようになってきた。
秋の新作発表の頃には、同時進行でEtsyショップにデビューする・・・かも、な、予定です。
もし、気になるものがあれば、それまででもお問い合わせくださいね。
明日、27日から、8月17日まで、ノルマンディー・ホリデーでアトリエにはいませんが、メールには対応できる・・・予定なので。
希望的観測では、ブログもUPしたいのだけれど、今年はじめて使うMifiの会社なので、Netへの繋がり具合が、行ってみないことには、やってみないことには、皆目不明。
うまくいきますように・・・。

では皆さんも、楽しい夏をお過ごしくださいー。




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Saturday 23 July 2016

暑中お見舞い申し上げます。

summer greetings 2016

暑中お見舞い申し上げます。

日本は梅雨明けだそうで、一段と暑いのでしょうかね?
今年も、今のところロンドンも夏日続き。
それもたぶん今日までで、
明日からまた20℃前半の気温だとか。
夏日の気分のうちに、暑中お見舞いをば。

皆さまご自愛くださいましー。

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余談・・・、やっと咲いたゼラニウム。

Geranium flower come out...at last.
私の仕事机前の、窓際ポット、
今年は配偶者氏任せにしないで、
自ら監修し、ロベリア+ラベンダー+ゼラニウムを植え込んだ。

ロベリアとラベンダーが、メキメキ成長するのに、
ゼラニウムが完全に出遅れて、
もう花もつけられないんじゃないか・・・と、案じていたところ、
やっと、ようやく花をつけ始めた。

window pot 2016
下から、5月16日(植え込み)→6月6日→7月21日。
ピンクのゼラニウムがメインのつもりだったのに、
ブルー系のロベリアとラベンダーばっかり咲いて、
寂しすぎる・・・だったのが、ようやく本来の意図通りに。
しかしまぁ、あと4日でノルマンディーに出かけてしまうので、
せっかく咲いたゼラニウムも、いまいち堪能できず・・・。
ル・シャトーでモリモリに咲いているゼラニウムの、
花ガラ摘みでもしますかね。






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