Saturday 31 October 2015

Ormeley Lodge Open Gardens (オームリー・ロッジ庭公開日)

余談近況: 去年から通い始めた近所のジム、ついになんとか1年継続。で、今年の目新しい動きといえば・・・、ジムの「Zumba(ズンバ)」のクラスに週2回参加し始めたこと・・・、って、私、硬直系の「オリジナル・ゴス」だったんだけどなぁ(笑)。
ズンバって<こんな>です、で、こんなのを運動神経皆無の中年が、やっとるわけです、いやはやチャレンジャーですがな。
4月に捻挫した足は完全によくなって、また何キロでも平気で歩くようになったー、つもりだったけど、階段を降りるのがなんだか、ばあちゃんっぽくヨチヨチしているのを、遠近両用メガネのせいにしてた。ところが、実はこれ・・・足を左右に撚る筋肉が退化してたから・・・ということが発覚。それというのも、足捻り運動の多い、ズンバ1回1時間やっただけで、以前のように、普通にスタスタ降りれるようになったから。ジムのトレッドミルでもクロストレーナーでも、水泳でも、足を撚る運動にはなってなかったということに気がついた次第。
いやぁ、普段普通にやっていることが、実は複雑ないくつもの筋肉のメカニズム上に成り立っておった・・・ということ。
で、中高年の足腰の柔軟性を保つのは、これがいいでしょうと、まぁ、飽きるまで続けることにしとります。
----閑話休題----

本題は、再びこの夏の、National Garden Scheme(ナショナル・ガーデン・スキーム)で公開されていた、Ormeley Lodge(オームリー・ロッジ)の庭のイメージ。

Ormeley Lodge (オームリー・ロッジ)というのは、Richmond Park(リッチモンド・パーク)のHam Gate(ハム・ゲート)から少し出たところにある、18世紀建造のジョージアンのお屋敷。現在のオーナーは、ドイツ系ユダヤ人大富豪 Sir James Goldsmith(ジェームス・ゴールドスミス卿)の未亡人で、アイルランド・ロンドンデリー侯の末裔Lady Annabel Goldsmith(レイディ・アナベル・ゴールドスミス)。本格的なイギリス上流社交階級のお屋敷で、そのお庭は、6エーカーの敷地。なので、前回の都会の「町家」の裏庭とは、随分違う庭の様相。どちらもが、ロンドンの対照的なお庭の特色を、よく表している。

Ormeley Lodge
開場を待ちながら、お屋敷の前で待っているところ。
建物は、お屋敷付随のコテージ。

Ormeley Lodge
これがそのお屋敷。

Ormeley Lodge
お屋敷の入り口。

Ormeley Lodge
正面右側の生垣を通って、
右ウィング側には、ノッティド・ガーデン。

Ormeley Lodge
組紐模様にように、ヘッジが刈り込まれている。

Ormeley Lodge
その横を通って、屋敷の裏側に出ると、広いローン(芝生)が広がっている。

Ormeley Lodge
この芝生、3方をイギリスの庭の最も得意とする、ボーダーで取り囲まれている。

Ormeley Lodge
お見事な芍薬。

Ormeley Lodge
ボーダー・ガーデンというのは、帯状に敷地を縁取る植え込みで、
手前から奥へと、花の高さのグラデーションを出して、植えこまれる。

Ormeley Lodge

Ormeley Lodge
ボーダーの一角の、こちらも見事なバラ達。

Ormeley Lodge

Ormeley Lodge
ボーダーの後ろにも、多分ガーデナーが、
メンテナンスに行き来するための通路がとられている。
そこからの眺めが面白い。

Ormeley Lodge

Ormeley Lodge

Ormeley Lodge

Ormeley Lodge

Ormeley Lodge
ボーダー・ガーデンの奥には、レンガの壁に蔓バラ。

Ormeley Lodge
壁の先には、リンゴの果樹園。
その下には、ワイルド・フラワーが広がっている。

Ormeley Lodge

Ormeley Lodge
昔ここに暮らしていた犬の、墓も庭の中に点在する。

Ormeley Lodge
敷地の東側には、キッチンガーデンのエリア。

Ormeley Lodge

Ormeley Lodge

Ormeley Lodge
その先にはインコ達のケージ。

Ormeley Lodge
プールは公開されてないけれど、フェンス越しに覗き見。

Ormeley Lodge
最後は、もう一度お屋敷前に戻って、
アイビーに取り囲まれた、キッチンの窓。





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Wednesday 28 October 2015

Spitalfields Gardens Groups Open Garden (スピタルフィールズ・ガーデンズ・グループ・庭公開日)-2-

National Garden Scheme(ナショナル・ガーデン・スキーム)で公開されていた、スピタルフィールド界隈の個人宅の庭のイメージの続編。
Town House(タウン・ハウス)でお茶をして、再び庭巡り散策へ。

Spitalfields Gardens Group - garden4
ここも同じFounier Street(フォーニエー・ストリート)のお宅。
ここは今までの庭とは、反対の南側に面した庭。
なので、日当たりは格段にいい。
なので、わざわざ屋根のあるスペースを作っても、真っ暗・・・にはならない。
ここでもブドウが、その屋根に添って、誘引されている。

Spitalfields Gardens Group - garden4
ステキ空間・・・、

Spitalfields Gardens Group - garden4
ステキすぎる・・・。
おぉ、ピスタチオが入ったボウルは、プロヴァンス製^^。

Spitalfields Gardens Group - garden4
窓際にも、鉢植えがふんだんに使われている。

Spitalfields Gardens Group - garden4
プリンスとアーンで格調高く・・・そして、
デザイン的にも「高さ」がうまく演出されている。
ここも、ベルフラワー(カンパニュラ)を中心に、紫系のトーンで統一。

Spitalfields Gardens Group - garden4

Spitalfields Gardens Group - garden4
様々なコーナーに、それぞれ「見せ場」が演出されている。
その結果、面積的には小さな庭が、
実際よりも多様に広く感じられる、ガーデンデザインのマジック。

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Spitalfields Gardens Group - garden5
次は、Fournier Street (フォーニエー・ストリート)の角を曲がって、
北に伸びるWilkes Street(ウィルクス・ストリート)のお宅。
ここも表は18世紀タウンハウス.

Spitalfields Gardens Group - garden5
中のインテリアはオリジナルの18世紀と、
コンテンポラリーのエクレクティックスタイル。
そして、庭もエクレクティック。
地階に向かって水の流れる流水のフィーチャーと、
蔓バラを這わせた、鋳物のビーム。

Spitalfields Gardens Group - garden5
このインダストリアル風のビーム、
トレンディに導入したわけではなくて、19世紀の遺物。
裏庭のエリアが、倉庫として使用されていた時代の名残だそう。
ハードなインダストリアル・ビームに、
ロマンチックな蔓バラが絡まり、そこにキャンドルのシャンデリア。
クールすぎ・・・。

Spitalfields Gardens Group - garden5

Spitalfields Gardens Group - garden5
これは庭の奥の部分。
ちょうど裏側が、レンガ造りの倉庫なので、
その古びた壁を背景に取り入れて、ここにもふんだんに蔓バラが伸びる。
この前の、チェルシー・フィジック・ガーデンじゃないけれど、
蔓バラ類の伸びるのは、とても早いそうで、
この壁にそっているバラ達も、まだ植えられて2年目なのだそう。
末恐ろし・・・。
奥行きの浅い物置小屋になっているスペースが、庭の奥にあって、
その上にオリーヴの鉢が並べられている。

Spitalfields Gardens Group - garden5
また、庭の右側の壁に添って、糸杉が植えられている。

Spitalfields Gardens Group - garden5
糸杉もオリーヴも典型的な、地中海の植物。
温暖化の影響で、水はけさえよければ、ロンドンでも育つんだーと感心する。

Spitalfields Gardens Group - garden5
地中海の糸杉に、北ヨーロッパの蔓バラって、
現代のロンドンならではの、コンビネーション。

Spitalfields Gardens Group - garden5
その、庭の奥の物置小屋のドアも、味わい深いテクスチャー。

Spitalfields Gardens Group - garden5

Spitalfields Gardens Group - garden5
対照的にコンテンポラリーな、流水のフィーチャー。

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Spitalfields Gardens Group - garden6
次は、少し歩いて、スピタルフィールズ・マーケットの北側、
Elder Street(エルダー・ストリート)へ。
ここは入場者が多くて、入口の前で並ぶこと15分。

Spitalfields Gardens Group - garden6
ここも屋根のあるテラス・エリアが作られていて、
いかにもプロヴァンス風。

Spitalfields Gardens Group - garden6
屋根の下に花もののハンギング・バスケット!?と思ったら、
よーーーーくみたら、精巧なシルク・フラワーだった・・・。

Spitalfields Gardens Group - garden6
壁のコーナーの流水フィーチャーも、地中海風。

Spitalfields Gardens Group - garden6
窓辺。

Spitalfields Gardens Group - garden6
所々にイタリア風の彫像が置かれていて、
全体に地中海風のテーマで一貫されている。

Spitalfields Gardens Group - garden6

Spitalfields Gardens Group - garden6
多弁花のクレマチス。

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Spitalfields Gardens Group - garden7
同じ通りにある、オフィス/ギャラリーが、特別飛び入参加。

Spitalfields Gardens Group - garden7
中庭エリアに足場を組んで、棚にして、壁面を利用した庭。

Spitalfields Gardens Group - garden7
どうやって水やりするのか・・・というのは、ちょっと疑問。

Spitalfields Gardens Group - garden7
そして階段にも、ふんだんに鉢植えが。

これで、半分覗き見興味本位の(笑)、
スピタル・フィールドの庭公開日の話は終わり、
次回は同じくナショナル・ガーデン・スキーム参加公開の庭だけれど、
典型的な西の大屋敷、リッチモンド・パークの近くの、
Ormeley Lodge(オーメリー・ロッジ)の庭のイメージを。



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