Tuesday, 28 October 2014

Thierry(ティエリー)とドライヴ -3- Château de la Rouërie(シャトー・ドゥ・ラ・ルエリ)


Thierry(ティエリー)おじさんと、Danaさんと3人のドライヴは、この辺りで前半戦を終えたかのように見えて・・・、実は終えてなかったかも、結果的に。 
前回のChateau de la Ballue(シャトー・ドゥ・ラ・ベリュ)の後に向かったのは、比較的近くの、ノルマンディー/ブリタニー境界線にまたがって建っている、Château de la Rouërie(シャトー・ドゥ・ラ・ルエリ)。
今年の7月から公開を始めたばかり、という、かなりマイナーなお屋敷。その昔、ティエリーは当時の女主人の老婦人に招待されて、一度ここを訪れたことがあるのだそう。 そのちょうど孫息子たちに当たる若い兄弟が、大屋敷を維持するために、農場アトラクションなどを企画して、公開・集客に踏み切ったばかり。 それをNetで知ったティエリー氏、ぜひ訪れてみたかった様子。

Château de la Rouërie
これがそのお屋敷。
17世紀に建造で、18世紀に改築されたものだそう。
クラシカル様式だけれど、大きな窓が開放的に採られている、
とてもフランス/コンチネンタル的な建物。

Château de la Rouërie

Château de la Rouërie
ティエリーやPおじさんの好きそうな、
ストレートで男性的な様式。

Château de la Rouërie
左がここのお屋敷の現在の当主で、兄弟のお兄さんの方。
右は、ティエリー氏。
ガイドツアーの時間には早かったのだけれど、
おしゃべり上手なティエリー、
何やかや受付の女性と話していたら、御当主、たまたま登場。 
で、また話は弾んで、なし崩し的に、特別ガイドツアー状態に持ち込む。
口の上手な人は、こんな時特をする・・・(笑)。
このお兄さんも、弟さんの方も、今どきの青年なので、「当然」英語が話せる。
(ちょっとフランス語訛りがキツイのは、仕方ないとして・・・。)
なので、幸いな事に、ガイドツアーは英語で。

Château de la Rouërie
18世紀に付け足された、ファサードの紋章が無地。
フランス革命が迫ってきて、紋章を入れるどころではなかった・・・、
とかいう話。

Château de la Rouërie
屋敷が建っているところはブリタニー。
そのの正面から、南東に広がる敷地の先の遠景の部分はノルマンディー。

Château de la Rouërie
庭の横にバーンが建っていて、その前にあるのはガーデン用の物置小屋。
物置小屋にしておくのが、もったいないほど可愛い建物。

Château de la Rouërie
その向かい側の庭。

Château de la Rouërie
お屋敷の中は、ホールと図書室とラウンジの3部屋を公開。
ここはホールで、写真撮影OK.

Château de la Rouërie
この上の階では、実際に兄弟が暮らしているわけで、
まったく、人のお宅拝見的な印象。

Château de la Rouërie
ホールに架かるこの肖像画(の、複製)は
Le Marquis de la Rouërie(ルエリ侯爵)こと、
Charles Armand Tuffin(シャルル・アルマンド・タフィヌ)
18世紀後半の、この屋敷の当主。
ここの屋敷の話の半分はこの人物についてで、
とにかく血の気が多くて、決闘やら戦闘やらが大好きな人物。
女性がらみのさやあて決闘が原因で、王立軍から外され、
今度はアメリカにわたって、独立戦争の援軍に回る。
(イギリスになにかと敵対するフランスは、
アメリカのイギリスからの独立を、大支援していたのだった。)
で、お屋敷としては、このアメリカではラファイエット
の次に有名な(だそう)仏人貴族・・・、ルエリ侯爵を「売り」にして、
アメリカ人観光客にアピールしたい、という目論見。

この血気盛んな侯爵と、お坊ちゃん兄弟は(幸か不幸か)血はつながってなくて、
フランス革命直後に、後継者なくこの屋敷で亡くなった侯爵のあと、
屋敷が売却された・・・だったかなんだか、話は忘れたけれど、
とにかく、お坊ちゃん兄弟の8代ご先祖がここのオーナーとなったという。

Château de la Rouërie
これは農場に行く途中にあるバーン(納屋)。
ここも、やがては改装して、コンフェレンス・スペースや
レストラン化することを計画中。

Château de la Rouërie
バーンの先のフットパスを横切ると、農場スペース。
そして、そのフットパスが境界線になっていて、
ここはもうボーダーを超えて、ノルマンディー側。

Château de la Rouërie
ここのアトラクションのあと半分は、この羊達。
何種もの、レア種を含めた羊たちが、区分けして飼育されている。

Château de la Rouërie
笑う羊・・・。

Château de la Rouërie
ちょっと懐いている。

Château de la Rouërie
こっちが弟さんの方で、農場側担当、お兄さんは屋敷と歴史担当、と一応分担制。
なかなか、どちらもイケメンなボンボン達ではある。

Château de la Rouërie
で、この弟さんと、相棒のイギリス原産ボーダー・コリーのお嬢さんで、
羊を柵に追い込む「Sheepdog trial(牧羊犬競技)」を実演するアトラクション。

Château de la Rouërie
やってる、やってる。
なんだけど、まだちょっとチームの息があって・・・はいなくて、
ちょっと手間取る。

Château de la Rouërie
気の強そうなおっさん羊に「なんやとー!オラ!!」と睨み返されてたじろぐ。
ここで、凝視の「目ヂカラ」で羊にいうことをきかすのが(ヤクザか?)、
牧羊犬の力量だそうで・・・、いやもうちょっと修行がいるかも(笑)。

すべからく、まだまだこれから、
いろいろ盛りだくさんの企画を実現させていって欲しい、
Château de la Rouërie(シャトー・ドゥ・ラ・ルエリ)でした。

Château de la Rouërie
その農場の遥か彼方には、
Mont Saint-Michel(モン・サン・ミッシェル)が浮かび上がっている。



Château de la Rouërie
(シャトー・ドゥ・ラ・ルエリ)

La Rouërie, 35460 Saint-Ouen-la-Rouërie, France ‎

地図:

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オマケヴィデオ。
牧羊犬競技模範演技。
こうやって腰を落として睨みを利かすんだな・・・、なるほど。










Friday, 24 October 2014

Thierry(ティエリー)とドライヴ -2- Chateau de la Ballue(シャトー・ドゥ・ラ・ベリュ)


今回は、ドライヴの最初のメイン目的地Chateau de la Ballue(シャトー・ドゥ・ラ・ベリュ)のイメージを。
ここはシャトー自体はホテルとして運用されていて、ヴィジターでも庭を訪れることができる。 トピアリーと整形式庭園という、典型的なフランス風庭園。

Chateau de la Ballue
シャトーの敷地の向かいの駐車場の奥が、林になっていて、
そこにいくつか、ピクニックテーブルが設置されていたので、
まずここで、買ってきたデリランチを食べる。

Chateau de la Ballue
そして、これが正面入口側からの眺め。
シャトー自体は17世紀建造のものだとか。

Chateau de la Ballue
中を覗き見しながら・・・、

Chateau de la Ballue
庭につながる通路を抜ける。

Chateau de la Ballue
庭は大きく2つのエリアからなっていて、
最初の部分は、鬱蒼とした木立で彫刻的に構成されたエリア。

Chateau de la Ballue
メイズ(迷路)がヘッジ(生け垣)で作られていたりもする。
ところで、ヨーロッパの庭で時折見かける、この迷路、
最短ではないものの、確実に抜け出す方法がある。
それは、左手を(右手でもいいと思うけれど?)
壁であるヘッジから離れないように、ずーっと辿っていくこと。
ここのメイズも、この方法で、難なく通過。
ま、もちろん迷うのが楽しいという話もあるけれど・・・、
いやいや、迷っている場合ではなくて、
この後過密スケジュールが押しているのだった・・・。

Chateau de la Ballue
時折、噴水のある池があったりするのだけれど、
庭のあちこちに置かれている彫刻作品があって
(この噴水の左にもあったが)・・・、
どれもこれも、なんとも見苦しいコンテンポラリー・アート。
ここのシャトーがホテルに買い取られる前のオーナーが
設置したものらしいけれど、ちょっと趣味ひどすぎ。
そんなわけで、すべて割愛。

Chateau de la Ballue
シーズン最後のバラ達。

Chateau de la Ballue
その次に、シャトーのちょうど裏側に当たるエリアは、
対照的に、広々と空間が広がっている。

Chateau de la Ballue
そして、ここは丘の上に当たるので、庭からの眺めが格別。

Chateau de la Ballue
ブリタニーの田園風景が広がる。

Chateau de la Ballue
それにしても、このトピアリーの見事な造形。
夏の間はヘッジの成長が早いので、メインテナンスが大変そう。
この辺りは、カリカリに刈られた直後の様子。
入口辺りのトピアリーはもうボウボウ気味で、
3人のガーデナーが刈りこみ作業中だった。
イギリス式自然風ガーデンの方が、メインテナンス楽かも・・・?

Chateau de la Ballue
触ったら痛そうなぐらい、
シャープなエッジで刈り込まれている。

Chateau de la Ballue
その間に柔らかなラインの花(なんだろう・・・?)が、
植えこまれていて、シャープなラインとのコントラストになっている。

Chateau de la Ballue

Chateau de la Ballue

Chateau de la Ballue
入口側に戻ってくると、なかなかいい感じのカフェとショップがある。

Chateau de la Ballue
ホームメードのケーキも。

Chateau de la Ballue

Chateau de la Ballue
食に疎いティエリー氏と私が、
そのまま次へ出発してしまいそうな勢いの中、
カフェイン投入の必要のあるDanaさんは、ここで「コーヒー」切望。
そんなわけで、しばし休息・・・、
だがしかし、これが最初で最後の「お茶タイム」になろうとは、
私も予測だにしなかったのであった・・・。


Chateau de la Ballue
(シャトー・ドゥ・ラ・ベリュ)

35560 Bazouges la Pérouse France

公開: 3月1日~11月15日 毎日。
入場料: 大人9.5ユーロ。

地図:

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Monday, 20 October 2014

Thierry(ティエリー)とドライヴ -1-


前回のフランソワーズに引き続き、数日後には今度は、やはりPおじさんの友人のThierry(ティエリー)が、城+庭を訪れるドライヴに連れて行ってくれることになった。
彼は、もともとノルマンディーの西隣、ブリタニー出身なので、ブリタニーに詳しい。 そして、「知識探求」なキャラクターなので、いろいろマイナーな見どころを知っている・・・ことは、察しがついた。
しかし、私達がちょっと甘く見ていたのは、彼の「やりだしたら止まらない」キャラ。 Pおじさんからも、フランソワーズからも、「あー、ティエリーと出かけたら帰れないよー。」と、ほのかな警告が発せられる中、乗せて行ってもらえるならゴキゲンのDanaさんと私は、何のためらいもなく、朝から一同で出発!!

Drive to Brittany
朝10時、まだ朝日な感じで日ざしが低い中、西へ西へと走る。
乗っているのは、Pおじさんのヴァン。
アンティーク椅子コレクター・ティエリーの愛車は、椅子最優先になっているので、
私達2人が乗り込むこと不可能。
ル・シャトーで車を乗り換えてのドライヴ。

Drive to Brittany
途中の小さな村のスーパーで、まずガソリン給油。

Drive to Brittany
西へ・・・、

Drive to Brittany
西へ・・・、

Drive to Brittany
ひたすら西へ、ブリタニーへと向かう。

Château des Montgommery de Ducey
最初のストップ・ポイントはここ、Ducey(デュセィ)の
Château des Montgommery (シャトー・ドゥ・モンゴメリ)。
これは、ブリタニーに向かう幹線道路に、ほぼ面した形で建っている。

Château des Montgommery de Ducey
17世紀初頭の建造の、ルネサンス様式のファサード。
現存はしていないが、本来は左右対称に左側にもウイングがあった、と、考えられる。

Château des Montgommery de Ducey
現在は自治体の所有で、
7-8月の火・木・土曜日、3:00pm-4:00pmの間、内部も公開されている。
時間帯がまったく合わないので、今回は外から見るだけ。

Château des Montgommery de Ducey
その隣の建物の窓とシャッター(鎧戸)。

車に乗り込んで、Ducey(デュセィ)の街の中心を抜けて、約1km、

Brocante along D976
ティエリーおすすめのブロカント <場所はここ>。
オープン:月~土 9:30am-12:30pm, 14:00pm-19:00pm、日・祝 14:30-19:00pm

Brocante along D976
前にもラフなテクスチャーの家具もの、を収納展示している場所があって、
椅子を掘り出しているのかとおもいきや・・・、実は扉を掘り出していたティエリー。

Brocante along D976
メインのバーンの中は2階になっていて、はんぱない物量。

Brocante along D976
なんとなく、1階がアンティークで、2階がヴィンテージ/セコハン・・・な感じ。

Brocante along D976

Brocante along D976
私は再び皿を買って・・・、もう充分うちに皿はあるので、
これ以上買うまいと心に誓うのだった・・・。

Mont Saint-Michel in the distance
ブロカン屋を出て、再び西へ。
ノルマンディーとブリタニーのボーダーを超える頃には、
Mont Saint-Michel(モン・サン・ミシェル)が、はるか彼方に見える。

モン・サン・ミシェルに向かうときにはPontorson(ポントルソン)の町を北に折れる。
今回はポントルソンの町をすぎて、反対の南側のD90にルートを取る。

Drive through Brittany
次に庭を見にお城を訪れる前に、
途中のBazouges-la-Pérouse(バズジュ・ラ・ペロウス)村のデリで、
食べ物を仕入れて、庭のピクニック・エリアでランチとすることに話がまとまって、

Drive through Brittany
バズジュ・ラ・ペロウス村で、一旦停止。

Drive through Brittany
ランチを仕入れて、目的のChateau de la Ballue(シャトー・ドゥ・ラ・ベリュ)へと走る。


というところで、話は次回に続きますよ・・・なんだけれど、明日から日本から隊長がロンドン入りなので、恒例の取材撮影が一週間ほど。 合間にちょっとペース落ちながらで、更新予定です。