前回のフロンテイラ宮殿の後、方角的に同じエリアにある、Museu Calouste Gulbenkian(
グルベンキアン美術館)へ向かった。
最寄りの駅は、メトロ・ブルー・ラインとレッド・ラインの交差する、São Sebastião駅で、駅からは庭園の中を通って7-8分歩いたところ。
私達は2駅北側のJardim Zoológico駅の近くでランチを食べて、駅前からタクシーで向かった(€6-7)。
エントランス。
Spring: Homage to Jean Goujon, by Alfred-Auguste Janniot, Rome, 1919-24
エントランスホールの、アールデコな彫像。
ここには、石油王グルベンキアン氏の、オリジナルのコレクションを展示している館と、
財団が後にモダン-コンテンポラリー・アートをコレクションした館とに分かれていて、
私はとりわけモダン-コンテンポラリーに興味が無いので、
そのまま、オリジナルコレクションの部分に直行する。
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ほぼ時代順に展示は続いているので、
エントランスに近いセクションは、ローマのコインから始まる。
アルメニア出身で、中近東に縁の深いガルベキアン氏のコレクションには、
ペルシャ・中近東の美術工芸品が充実している。
ペルシャ・中近東のセラミック。
ガラス器は、14世紀のエジプト製、モスクのランプだったもの。
写本のカヴァー。
ペルシャの写本。
この写本は何語か皆目不明・・・。
17世紀コンスタンティノープル(現イスタンブール)で制作された、アルメニア写本。
(ちなみに、アルメニアは、このややこしい地域にありながら、
4世紀以来キリスト教国の伝統が続いている。)
Hours of Margaret of Cleves
ヨーロッパの写本/時祷書も色々コレクションされている。
14世紀末オランダで制作されたもの。
The Book of Hours of Isabel of Brittany or The Hours of Lamoignon
ゴシック期15世紀のパリ製作の時祷書。
ルネッサンス期のイタリアのものかと。
そして、中世アイボリーのコレクション。
13-14世紀北ヨーロッパ・・・な感じ。
これも同時代の、アルター・ピース。
Circle of Dierick Bouts, Flanders, ca. 1480-90
15世紀末期の北方ルネッサンスの受胎告知。
写真のみならず、インテリア絵画にもソフト・ポイントあり。
これは、見るからにDella Robbia(デラ・ロビア)工房のもの。
Baptism of Christ, Francesco Francia, Blogna 1490
15世紀末のイタリア絵画、フランチェスコ・フランチャ。
Church in a River Landscape, Jacob van Ruisdael, Holland, mid 1660's
17世紀のロイスダール。
好きなので、つい、クローズアップ^^。
Peter Paul Rubens, Portrait of Helena Fourment,
Flanders, ca. 1630-32
ルーベンスも。
Les Bretonnes au Pardon, Pascal-Adolphe-Jean Dagnan-Bouveret, France 1887
19世紀末の、ブレトンの風俗。
The Mirror of Venus, Sir Edward Burne-Jones, England 1877
そして最後に・・・、バーン=ジョーンズが入っているとは知らなかったー。
次回は、ここの最大の見もの、膨大なルネ・ラリックのコレクションのイメージを。
Museu Calouste Gulbenkian(グルベンキアン美術館)
Map:
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