Sunday 24 February 2019

Peter Gabriëlse - New Library Boxes(ペーター・ガブリエルゼ 新作 図書室箱アート)

4/20 - 5/3の、Antibes(アンティーブ)のアートフェアにむけて、作り込み真っ最中のペーターおじさんから、新作情報がNet秘書No2に送られてきたので、ミニ標本箱でご紹介。
というのも、日本の方から、Pおじさんの「図書室箱」に興味はあるけど、80-90cm級のものは(縦長の方が、本棚のインパクトがあるので、図書室箱は背が高くなりがち)、部屋の壁に収まらない・・・、という話を複数聞いたので、「図書室箱の小さいのは作れないの?」とおじさんに話していた。 そうしたら・・・、出てきましたよ^^。
一応、アンティーブ・アートフェア用で、私もアテンドするので、その時にガンレフで撮った写真を、きちんとUPする予定です。
とはいえ、アートフェアでは図書室箱はいつでも、真っ先に引き合いが入ってしまうので、もし、ご興味の方があれば、事前にお問い合わせくださいね。おじさんにもっと写真を送ってもらって、青田刈りも可能ですよ(笑)。
おじさんの撮ったipad写真なので、フォーカス入りきってないのはご容赦・・・。

59x44x12-E3500
白とイエローの図書室箱
59 x 44 x 12㎝  €3500

ほらー、大きくなくても、インパクトあるじゃない(笑)。

50x40x12-E3250
グリーンの図書室箱
50 x 40 x 12cm €3250

あぁ、これはかわいいー。

50x40x12-E3250-2
同じグリーンの図書室箱のライトを消したところ。
どうやら、左に窓が切られていて、
そこから光が入るようにもなっている様子。

ついでに、前回載せた大きい方の図書室箱も、
ここに再び。

peter-new-library-box-large
白/グリーン 2トーンの図書室箱
76 x 40 x 12 cm €3950

これはこれで、荒れたテクスチャーの
2トーンが、とってもクール。

peter-new-library-box-large2
で、アイボリー彫(かな?)の小さな小さな
モデルシップが入っている。
あ"ー、かわいいー。

(注: ライト付きボックスアート作品は、もし日本で使われる場合には、
スポットライトのシステムを、日本のホビー用スポットライトに、
全部取り替えていただく必要があります。)


アンティーブ・アートフェアまで、もうあと2ヶ月。
時間の経つのが早すぎる-。
そうこうしているうちに、新作春夏もののお披露目も間近。
実は準備完了していて、後は、新作のセレクションを
Etsyショップにリスティングするだけなんだけれど、
この「するだけ」がね、ちょっと手こずってます(笑)。








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Friday 22 February 2019

レリカリーオブジェ - Etsy(エッツィー)新リスティング

年末年始にかけてコツコツ作り込んでいた、レリカリー(聖遺物)風オブジェ達が、ようやくEtsyショップにリスティング完了。
なので、標本箱にも詰め込んでおくことに。 全15アイテムで、左右にディティールと全体像を並べています。

KotomiCreations Etsy ショップ・オブジェ部門は<このページ
このページからそれぞれの作品のページを開けてもらうと、
それぞれ、クリックで拡大できる10枚の写真、
日本語の作品詳細を見ていただけますよ。


111
愛の聖母の祠-ボックスアート (Relic-111)
£250 + 送料 £12


パピエマシェ(紙張り子)のボックスに収められた、
石膏の聖母像を、アンティークレースやら、
サンゴ、クオーツなどが取り巻いて飾っている。
カラフルな額縁は、昨年滞在した、ベネスからの、
モザイクガラス。
色味とテクスチャーが、イギリスではまず見かけないもの。


112
ヴィンテージ・イタリア製額に収められた
聖母子(Relic-112)
£160 + 送料 £12


ベルギーの蚤の市で入手したら、
実はイタリア製だった、ゴージャスな額に、
石膏の聖母像を。
その周りを飾るのは、19世紀の(多分)ハンドメイドの、
ヴァレンタイン・カードの装飾。
とても繊細で、デリケート。


113
聖心の聖母の装飾パネル (Relic-112)
£170 + 送料 £12


メインの図像は、フレンチ19世紀の祈祷カードのリプロで、
水彩で手着彩されている。
これも、パールと、モザイク・タイルとともに。



114
ラサレットの聖母のコンベックス・ガラス・ドーム
「天の祝福」(Relic-114)
£200 + 送料 £12


偶然同時期にいくつも集まってきた、
コンベックス・ガラス(凸面ガラス)入のフレームを使って、
作ったシリーズの一つ。
以前から興味のあった、クイリングの技法を少し取り入れてみた。



115
コンベックス・ガラスドームに収められた、
幼子イエス、聖なる子供のメダイ聖遺物 (Relic-115)
£160 + 送料 £12


これもコンベックス・ガラス・フレームを使って、
聖なる子供のメダイは、ベルギーのアンティーク。
ヴィンテージ・レースペーパーと
クイリングの組み合わせ。



116
18世紀聖母子像の断片のガラスカボション、
壁掛け聖遺物オブジェ (Relic-116)
£250 + 送料 £12


いつの時代のプリントなのだか、判別がつかないのだけれど
(20世紀前半以前のもの)、典型的な18世紀の聖母子像が、
ガラスカボションの裏に貼り込まれた・・・、この状態で入手した。
なんともいえない典雅な表情の図像。
裏から修復して、フランス19世紀のベークライト(?)のような、
樹脂製の、装飾的なちいさなボウルを、フレームに組み合わせたもの。



117
聖母子とホワイトセージの装飾パネル (Relic-112)
£170 + 送料 £12


これも、手着彩のフレンチ19世紀の祈祷カードのリプロで、
コンベックス・ガラスドームに、
浄化のハーブ、ホワイト・セージや羽と組み合わせて。



118
珊瑚の聖母の装飾パネル (Relic-118)
£150 + 送料 £12


背景はアゲートに見えるけれど、
ヴィンテージのガラスのコースターの、
裏から金箔やペイントで加工をしたもの。
小さいけれども、かなり立体的な作品。



119
ラファエロのマドンナ、
壁掛け聖遺物オブジェ (Relic-119)
£120 + 送料 £12


ブラッセルズの蚤の市で入手したけれど、
これは確実にイタリア製。
中央はサテンのような生地にプリントされた、
ラファエロのマドンナ
樹脂で固めて、金粉の混じったような
テクスチャーも出してみた。



120
聖母子のレリーフとクオーツの、
聖遺物オブジェ(Relic-120)
£250 + 送料 £12


聖母子のレリーフ、背景の金のパピエマシェオーナメント、
十字架のベースだったもの・・・、それぞれが、
全然別の経路からやってきたのだけれど、
どれも、19世紀後半~20世紀初期のフランス製。
ジュエリーには少し大き過ぎたクオーツは、
ここに収まるためのものだったのか・・・と、納得した(笑)。



121
聖母と金彩オーナメントとカルサイトの、
聖遺物オブジェ(Relic-121)
£250 + 送料 £12


今回壁掛け型のものが多かったのだけれど、
いつもの「モンストランス」型のオブジェ。
フレンチアンティーク(多分19世紀)の、
金彩オーナメントが、翼のよう。
マリア母さまというよりは、エンジェルに見えるかも。
このカルサイト・クリスタルが、
とても・・・とても・・・かっこいいのです。



122
幼子イエスと愛のメッセージの、
聖遺物オブジェ (Relic-122)
£250 + 送料 £12


上の母さまとペアにしてあげたいような、統一感。
こちらは、「Amor(愛)」のメーッセージが、
裏から微かに覗き見られる、
クオーツカボションを手に。
カボションのまったりとした質感に合わせて、
トップは、シャンデリア・パーツのガラス球で。



123
ヴィンテージ・アラバスター・フレームに収められた、
聖母子の聖遺物オブジェ - (Relic-123)
£250 + 送料 £12


これもコンベックス・ガラス・ドームとともに、
フレームの、アラバスターは、元々は、
小さな器が取り付けられていて、
聖水盤として使われたもの。
スクリプトのメッセージは「光あれ」。



124
聖母のガラス・バウブルの
聖遺物オブジェ (Relic-124)
£120 + 送料 £12


元々は、クリスマス・オーナメントのバウブルだったもの。
吊り下げ用の金具を取り外した頭には、
ポリマークレイのクラウンをつけてみた。



125
聖母と白珊瑚の、聖遺物オブジェ(Relic-125)
£250 + 送料 £12


扇状に開いたサンゴに、聖母像を組み合わせて、
(家庭)祭壇用の小さな花瓶に入ってもらった。
真ん中のブルー・グレイ系のミネラル結晶体の、
名前がわからなくなったしまったー。
これもカルサイトだっただろうか・・・。
ともあれ、色とテクスチャーで組み合わせた。



以上15アイテムのリスティングでした。



KotomiCreations Etsy ショップ・オブジェ部門

で、ぜひご覧くださいね。



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余談:ペーターおじさんの方も、
4月後半(4/20 - 5/3)のAntibes(アンティーブ)のアートフェアに向けて、
作り込み真っ最中。
70cm高のややこぶりな、図書館箱が再び登場の予定。






2トーンのペイントが、新鮮 !!かっこよすぎる-(笑)。
私も4月23日からアテンド予定なので、
速報をお知らせしますよ。お楽しみに^^。








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Tuesday 19 February 2019

Kunsthalle Hamburg (ハンブルク美術館)-3-

Kunsthalle Hamburg (ハンブルク美術館)のイメージ、最終回は、19世紀ドイツ・ロマン派の絵画を中心に。
まずは、Philipp Otto Rungeフィリップ・オットー・ルンゲ

Kunsthalle, Hamburg
ルンゲの展示室。
主にハンブルグで活動した画家なので、
このハンブルグ美術館が大半の作品を収蔵している。

Morning (first Version), Philipp Otto Runge, 1808
多分、最も有名な代表作「Der Morgen(朝)」、1808年。

Detail - Morning (first Version), Philipp Otto Runge, 1808
color sphere(色彩球)のコンセプトを発明しただけあって、
あけぼのの空のカラー・グラデーションは、
感動的に美しい。

Rest on the Flight into Egypt, Philipp Otto Runge, 1805-6
「Rest on the Flight into Egypt(エジプトへの逃避中の休息)」、1805-6年。

Detail - Rest on the Flight into Egypt, Philipp Otto Runge, 1805-6
風景も人物も、バラ色に輝いている。

The Nightingale's Lesson, Philip Otto Runge, 1804-5
「The Nightingale's Lesson(ナイチンゲールのレッスン)」、1804-5年
ナイチンゲールの象徴のキューピッドが、
森のフェアリーにレッスンを受けている。

Mother Earth and her Children, Philipp Otto Runge, 1803-4
「Mother Earth and her Children(母なる大地と、その子供達)」、1803-4年。
33歳の若さで肺病でなくなっているので、
長生きしていたらもっと作品を残せだだろうに・・・、
作品数の少ないのが残念。

Wanderer above the Sea of Fog, Casper David Friedrich, c.1817
19世紀ドイツ・ロマン派といえば、多分ルンゲより有名な、
Casper David Friedrich(カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ)の、
「Wanderer above the Sea of Fog(雲海の上の旅人)」、1817年。
ドラマティックな風景と、対照的に静かで内省的な人物の対比が、
この作品の魅力かと。

Detail - Wanderer above the Sea of Fog, Casper David Friedrich, c.1817
なんだか水墨画にも合い通じる風景。

The Sea of Ice, Casper David Friedrich, c.1823-4
「The Sea of Ice(氷の海)」1823-4年頃。
北ヨーロッパの画家にしか描けない
(描こうと思わない)シーンだわー。

Detail - The Sea of Ice, Casper David Friedrich, c.1823-4
クローズアップ。

Eisschollen (Three Oil Studies of the Ice Drift on the River Elbe), Casper David Friedrich, c.1820-1
「Three Oil Studies of the Ice Drift on the River Elbe
(エルベ川の漂氷の3つの油彩習作。)」1820-1年頃。
上記の「氷の海」に直接関わる習作なのかどうかは知らないけれど、
多分参考にしたであろう、氷の習作が3点展示されている。


Meadows near Greifswald, Casper David Friedrich, c.1821-2
「Meadows near Greifswald(グライフスヴァルト近くの牧草地)」1821-2年。
こんな牧歌的な作品もあり。
それにしても、これだけスーパーワイドレンズで撮ったような、
広大な風景を、絵にしてしまえるところが、
たいしたものだと思う。

Detail - Meadows near Greifswald, Casper David Friedrich, c.1821-2
自分ならこれぐらいにトリミングして、構図してしまうけれど、
これじゃぁ自分の立ち位置の、
孤立感がまったく表現できてない(笑)。

Neubrandenburg in Flames, Casper David Friedrich, c.1834
「Neubrandenburg in Flames(「日の出」)」1834頃。
原題を直訳すると「(日の出の)炎光につつまれるノイブランデンブルク」。
ルンゲもそうだけれど、空の表現が神秘的。
やはり、北ヨーロッパでしか感じ取ることのできない、空気感。

Detail - Neubrandenburg in Flames, Casper David Friedrich, c.1834
クローズアップ。
多分これは未完の作品だったのかな。

Ploughed Field, Casper David Friedrich, c.1830
Ploughed Field(耕された畑)1830年頃。
ここでも、空に神を宿らすフリードリッヒの本領発揮。

Detail - Ploughed Field, Casper David Friedrich, c.1830
クローズアップ。

Casper David Friedrich in His Studio, Gerorge Frederich Kersting, 1811
「Casper David Friedrich in His Studio
(スタジオのカスパー・ダーヴィト・フリードリヒ)」,
Gerorge Frederich Kersting
(ジョージ・フリードリヒ・カースティング), 1811年
インテリアを描いた作品の多い、
カースティングの描いたフリードリッヒ。
とても殺風景なミニマリスティックなスタジオ。

Kunsthalle, Hamburg
19世紀の展示に入る前の、18世紀ネオクラシカルな展示室。

Goethe Memorial, Carl Gustav Carus, 1832
「Goethe Memorial(ゲーテのメモリアル)」,
Carl Gustav Carus(カール・グスタフ・カルス), 1832年
ゲーテの親愛していたカルスが、ゲーテ死に際して描いた、
想像上の墓標。
「風景に神の宿る」フリードリッヒの影響が色濃い作品。

Detail - Goethe Memorial, Carl Gustav Carus, 1832
クローズアップ。ゴスですね・・・。

The Vintage Festival, Lawrence Alma-Tadema, 1871
The Vintage Festival(ヴィンテージ・フェスティヴァル),
Lawrence Alma-Tadema(ローレンス・アルマ=タデマ), 1871年
ロンドンで活動した画家だけれど、アルマ=タデマも入っている。
「ヴィンテージ」といっても、20-50年前のものを売っているわけではなくて、
語源の方の「ワイン収穫祭」の意味。

Detail - The Vintage Festival, Lawrence Alma-Tadema, 1871
クローズアップ。
コスチューム、歴史風景好きには魅力のアルマ=タデマ。

The Dedication to bacchus, Lawrence Alma-Tadema, 1889
The Dedication to bacchus(バッカスへの捧げ物),
Lawrence Alma-Tadema, 1889年。
もう一枚アルマ=タデマ。
こちらもバッカスに捧げるワイン祭り・・・のようなもの。

Detail - The Dedication to bacchus, Lawrence Alma-Tadema, 1889
クローズアップ。
19世紀はイタリアやギリシャ(やエジプト)で、
考古学上の発掘・発見が相次いだので、
その成果が、絵画的に盛り込まれているものも多い。

The Garden of the Hesperides, Edward Burne-Jones, 1869-73
The Garden of the Hesperides, Edward Burne-Jones, 1869-73
おっと、バーン=ジョーンズも入っていた。

The Consolation of Faith, Giovanni Segantini, 1897
The Consolation of Faith, Giovanni Segantini, 1897
アルプスの風景と象徴主義という不思議な組み合わせの、
ジョヴァンニ・セガンティーニの作品なんだけれど・・・、

Detail - The Consolation of Faith, Giovanni Segantini, 1897
強く惹かれるのは、装飾的な上部パネルの天使の部分。

The Barque, Odilon Redon, c.1900
The Barque, Odilon Redon, c.1900
ルドンも入っていた。

A Mask, Fernand Khnopff, c.1897
A Mask, Fernand Khnopff, c.1897
そして最後にベルギー象徴派のフェルナン・クノップフの仮面を。





Kunsthalle Hamburg (ハンブルク美術館)

Glockengießerwall, 20095 Hamburg, Germany

Map:






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