Tuesday, 29 July 2014

Palazzo Pfanner(プファンネル屋敷), ルッカ

ルッカの町へ行くなら、ぜひここを訪れようと、ガイドブックにスター・マークを入れていたのがここ、Palazzo Pfanner(プファンネル屋敷)。
UKだったらさしづめNT(ナショナル・トラスト)の管理になっているような、17世紀建造の屋敷と庭が公開されている。
ルッカにはもう一つ、オペラ作曲家Puccini(プッチーニ)の屋敷、というのが公開されているよう。しかしこれは残念ながら、公開曜日とルッカに行く日程が合わなかった。
フィレンチェでも、「お屋敷」的なるものを見るチャンスがなかったので、インテリア好きとしては、ここはなんとも見逃せない。

Palazzo Pfanner, Lucca
ルッカの町の、ちょうど駅とは反対側、
北の城壁に裏の庭がくっつく形で建っているプファンネル屋敷の入り口。

Palazzo Pfanner, Lucca
入り口ホールを突き抜けて、庭側から建物を見ている。

Palazzo Pfanner, Lucca
このいかにもコンチネンタルな大階段が、ここの建物のポイント。

Palazzo Pfanner, Lucca
階段を上がって、正面のホールが入り口。

Palazzo Pfanner, Lucca
ホール・ルームにも階段と同様、
バロック-ロココ的なる天井画。

Palazzo Pfanner, Lucca
壁にはトロンプルイユ壁画。
まるで、階段の空間をリピートしているかのよう。
右のドアを抜けると・・・、

Palazzo Pfanner, Lucca
キッチン。意外とこじんまりしている。

Palazzo Pfanner, Lucca
その先は、細長いダイニングルーム。
壁の上部のフリーズは17世紀っぽい。
19世紀になって、下の壁に「トレンディ」な壁紙を貼ったのだろうな・・・、
と、これは想像。

Palazzo Pfanner, Lucca
テーブル・セッティング。

Palazzo Pfanner, Lucca
次に公開されている部屋は、寝室の一つ。
石床、ストーブなどは、いかにも南の国。
北の国だと暖房は必需品なので、
暖炉としてデフォルトで建造物に組み込まれている。
このストーブは19世紀風なので・・・、それまでは暖房なしだったのかな?

Palazzo Pfanner, Lucca
この部屋も、フレーズと天井の装飾は古そう。
17世紀のものかと。

Palazzo Pfanner, Lucca
公開されている最後の部屋は、その隣の書斎。

Palazzo Pfanner, Lucca
そのカーテンがステキ・・・ステキすぎるぞ、このペルメット。

Palazzo Pfanner, Lucca
お屋敷にもまして、ここの見どころなのは、イタリア式成形庭園。

Palazzo Pfanner, Lucca
18世紀の彫像は、オリュンポスの神々と四季の象徴。
奥に見える木立は城壁で、ちょうどその下は長い酒蔵。
この屋敷を19世紀に買い取って、今でも所有しているプファンネル家は、
バヴァリア/オーストリア系で、イタリアで初めてビール醸造所を始めた、
フェリクス・プファンネルの末裔なのだそう。

Palazzo Pfanner, Lucca
噴水の反対側から、屋敷を見たところ。

Palazzo Pfanner, Lucca
別のアングルで。
後ろに見えるのは、隣にあるSan Frediano(サン・フレディアノ)聖堂のタワー。

Palazzo Pfanner, Lucca

Palazzo Pfanner, Lucca
噴水と反対側には芝生が広がっている。

Palazzo Pfanner, Lucca
レモンの並木、というか、並鉢道の奥にも彫像。

Palazzo Pfanner, Lucca
温かい日差しに水音。とても和んでしまう。

Palazzo Pfanner, Lucca
最後に入り口から、面する細い路地を見たところ。


Palazzo Pfanner(プファンネル屋敷)
via degli Asili, 33, Lucca
公開: 4~11月 毎日 10:00am~18:00pm
入場料: 庭と屋敷:6ユーロ / 12-16歳・学生・65歳以上・5ユーロ
庭のみ、屋敷のみのチケット(各4.5ユーロ / 4ユーロ)もあり。

また、イタリア語のみで全く解らないのだけれど、
冬のシーズンオフは、ここの一角をホリデー・ホームとして滞在することもできる様子。
シーズンオフだからだろうけど、ここで一週間660ユーロは安い!!
<詳細はイタリア語でこのページに>

地図:

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Sunday, 27 July 2014

Lucca(ルッカ)の街 - 2 -

Luccaルッカ)の街のイメージの続編を今回も。

San Michele in Foro, Lucca
細い町の路地の向こうに、何やら、濃厚にデコラティヴな建物。

San Michele in Foro, Lucca
この圧巻の11~14世紀建造のロマネスク・ファサードは、
San Michele in Foro(フォーラムの聖ミケーレ/ミカエル)
ローマ時代のフォーラム(集会広場)の跡地に建っていることからこう呼ばれる。

San Michele in Foro, Lucca
ロマネスクににしては、きれいに残っているもんだ・・・、
と思って、ガイドブックを読んでみたら、
大半は19世紀に修復されたものだそう。

San Michele in Foro, Lucca
この辺りも、石が腐食されていないので、
修復時のものかと。

San Michele in Foro, Lucca
ファサードの頂点に立つ大天使ミカエル。
下からだとそんな風には見えないけれど、身長は4mだそう。

San Michele in Foro, Lucca
ファサードの右端に建つマドンナ像は、1480年に、
1478年の黒死病の終焉を祝って建造されたもの。
彫刻はMatteo Civitali(マテオ・チビターリ)で、
これを調べて初めて、前回の標本箱の彫像が誰なのか判った。
このチビターリ師匠だった。
ちょうど今でも、自作のマドンナを仰ぎ見る位置に座していることになる。

で、ガイドブックによると、中はフィリッピーノ・リッピの絵画をのぞいて、
あまり見るものはない・・・とのことだったので、
中は見ないでそのまま、また町を散策することに。

Lucca - town
Gelateria(アイスクリーム屋)が、町のあちこちに。
イタリアではどうやら、アイスクリームはアイスクリーム屋で食べろ、
ということのよう。
というのも、レストランのデザートにアイスクリームがない・・・。
たまたま、自分たちの入ったところがそうだっただけかもしれないけど・・・。
「デザートはアイスクリーム」の私だけれど、
やむなく、「デザートはティラミス」に切り替えた。

Lucca - town
ここでアイスクリームを食べたかったけれど、
やっぱり置いてなくて、やむなくレモネードで暑さを凌ぐ。

Lucca - town
教会の裏では古本市。

Lucca - town
フランス語はいけるけれど、イタリア語はてんでわからない配偶者氏、
古本好きなのに、ちょっとヒキ気味。

Lucca - town
街角の木彫工房。
入ってみたものの、ここはモールディング(型押し)ではなくて、
手彫のものしか扱っていない・・・ことに気がついた。
手彫のものは高くて手がでないのは、想像に難くないので、
写真だけ撮らせてもらって、邪魔をしないように退散。

Lucca - town
その工房のウィンドウ。

Lucca - town
同じ路地にあった、プリント屋さん。
Luccaの町が星形要塞都市だったことがわかる。

Lucca - town
細い路地を歩いていると、

Lucca - town
時折現れる、フォトジェニックなコーナー。

Lucca - town
街角のニッチに日がさす。
もともとは、マドンナ像が収められていたはず。

Lucca - town

Lucca - town
この後、次回に展覧予定のPalazzo Pfanner(プファンネル屋敷)を訪れたり、
Guinigi Tower(グイニージ塔)に登ったりと、盛りだくさんな一日。

Lucca Station
一日の終りは、ルッカ駅のプラットフォームで、
フィレンチェに戻る電車を待っているところ。

From train - Lucca > Florence
帰りの車窓からも、山の上に塔のある街が見える。

次回はその、Palazzo Pfanner(プファンネル屋敷)のイメージを。




Thursday, 24 July 2014

Lucca(ルッカ)の街 - 1-

今年は、久しぶりに夏らしい夏がやってきているロンドン。
年に一度あるかないかの出番を待っているサンダルも、ことしは出かけるたびに毎回登板。
6月から夏日が何度かやってきたので、芝科花粉も花粉を使い果たしたようで、連続夏日(といっても30℃まであがらない、ただし、クーラー無しがちょっとつらい)の昨今だけれど、花粉度数は中位。これだったら大丈夫、窓が開けられる。なので、夏日でもまだしも過ごしやすいのだった。
仕事の方も、ピークは越して、後はピーク時にほったらかしていた雑用をごちゃごちゃと片付けつつ、そろそろ新シーズン秋冬物の撮影に取り掛かろうかというところ。 でも、ま、疲れちゃったよ(笑)。

標本箱は、これまた夏日のトスカナ地方。
実はフィレンチェの写真は前回で終了、滞在中に日帰り旅行で訪れたLuccaルッカ)の街のイメージを、今回から3-4回にわたって展覧予定。
この街は、今でも城壁に囲まれた、中世~ルネッサンスの町並みが保存されていて、観光激戦区フィレンチェに辟易したら、ここを訪ねるといい・・・という、配偶者氏御用達のローカル本屋さんの主がイチオシしてくれた街。
全くもって、本屋さんの主の予測通り、観光激戦区フィレンチェに辟易した我々は、一日をここで過ごすことにした。


Train to Lucca
フィレンチェの中央駅ともいえる、サンタ・マリア・ノヴェラ駅から、
朝9:10発のViareggio(ヴィアレッジョ)行に乗る。

From train - Lucca > Florence
途中の山腹に時折現れる村、というか町というか。
修道院を中心に、ぎゅっとかたまって暮らしていたのだろうなと、想像する。

Lucca Station
そうこうするうちに、約1時間20分でルッカに到着。
これはルッカ駅。

Lucca - Remainds of moat ?
ヨーロッパの街の中心部と鉄道駅というのは、
たいていえらく離れていることが多いのだけれど、
ここは例外的に、駅を出て道路を渡ると、すぐにこの、
城壁とそれを取り囲む、堀の名残(?多分)のせせらぎに出る。

Lucca - Saint Pietro Gate
我々は駅から一番近い脇の通路を使ったけれど、
これが「正門」のSaint Pietro Gate(サン・ピエトロ門)。

Lucca - town
脇の通路から入ると、このルッカ大聖堂こと、
San Martino Cathedral (サン・マルティノ大聖堂)の裏手に出る。
ここは中もちらっと覗いてみたので、
また改めて、標本箱に詰め込むことに。

Lucca - town
大聖堂前の広場。

Lucca - town

Lucca - town
イタリア的なる、でもフィレンチェとはまた違った、
町並みで、写真熱盛り上がる。

Lucca - town
建物の、壁の一角に、煉瓦に混じって・・・、
ロマネスクの大理石彫刻の断片。
なんとも壮大な歴史的リサイクル。

Lucca - town

Lucca - town
大聖堂の後は、まずランチ。

Lucca - town

Lucca - town
街の真ん中に当たる、Piazza Napoleone(ナポレオン広場)。
1805-15の間、ナポレオンの妹 Elisa Baciocciが、
ルッカの町を統治していたため、こう呼ばれるとか。

Lucca - town

Lucca - town
町の一角にあった、彫像。

Lucca - town
この一角が何なのかは、よく解らなかったけれど。

Lucca - town
ゲートの奥は、シネマだそう。

Lucca - town
建物の1階部分の窓には、必ずグリルが嵌められている。
治安のためなんだろな。

Lucca - town
教会の裏と住宅をつないでいる(?)。

Lucca - town
フォトジェニックな裏通り。

ルッカの町のイメージ、次回も後編を。