Friday, 27 February 2015

Rijksmuseum(国立博物館), アムステルダム -1-

いや・・・、5年前の年齢詐称(不詳ともいう)写真もボチボチなんかなと思い、そして近頃、遠近両用メガネの方がコンタクトより楽・・・っていうので、メガネさんになっているし、プロフィール写真を替えてみた。相変わらず、実態不明なところまで加工かけてるので、ま、どっちでもかわりないか(笑)。

さて、今回から連続でアムステルダムのRijksmuseum(国立博物館)のイメージを。

2003年12月にメイン・ビルディングが修復のために閉館になって、それから延々紆余曲折して、2013年4月にようやく再オープンとなった。私はモダン・アートの方のStedelijk Museumとずぅーっと混同していて(こちらの方は7-8年前に、ホリデーで1週間滞在した時に見に行った記憶がある)、去年Pおじさんに「オープンしたぞ、見に行かんのか?」と聞かれた時に、「以前行ったことがある。」と答えたような。 ・・・違う、行ってなかった、閉館していたので、行けるてるわけがない。
ここはオランダ最大の博物館/美術館で、ちょうどロンドンでいうなら、V&Aとナショナル・ギャラリーを足して割ったようなもの。フェルメールやレンブラントの名画が数々展示されているので、まず普通は絵画を見に行くものかと。
今回私の場合、絵画より建築・工芸が優先の人なので、そして、朝の雪で交通マヒ状態の中、ラッキーにセントラルまで出てこれたとはいえ、ストレートに列車に乗ってくるより1時間ぐらい出遅れている。 なので、ガイドマップ片手に、見たいもの順で回っていくことにした。
まず、自分内優先順位No1は、ここのライブラリーのインテリア。 なので、まっすぐライブラリーへと向かう。


Library - Rijksmuseum
19世紀建造の鋳鉄構造のギャラリーを見てみたかったのだった。
吹き抜けの真ん中にカルダーのモビール。
これの「モビール」って典型的な60年代なものなので、
もっとリヴァイヴァルしてきてそうなものだけれどな。
その昔、父親はインテリア関連の仕事をしていたので、
家の中が当時のトレンディでうまっていて、
我家にも、2種類あったのを覚えている。
しかし、いかんせん日本のマンションは天井が低くて、
背の低い父親でさえ、頻繁に錘のボールに頭をぶつけているのだった・・・。

Library - Rijksmuseum
この装飾的な螺旋階段・・・そして本棚、
このイメージにソフト・スポット有。
ここはオランダ最大の美術関連図書館なのだそう。

Library - Rijksmuseum
これは1階から見ているところ。
1階では写真不可、というか、本を撮影してはいけません、
という意味で各デスクに「撮影禁止マーク」。
調べ物している人の間でシャッター押すのも(多分)NGだされると思うので、
ここでは、ドアの外から望遠で撮影。
しかし、どうやら上の階からシャッター音がするので、
ギャラリーに出れるフロアがあるはず。探してみることに。

Library - Rijksmuseum
あ、あった。
ちょうど3階部のギャラリーの一角に、仕切りがあって、
その仕切の反対側は博物館からアクセスできるようになっている。
博物館側からいうと、セカンド・フロアの2・16室、コインやメダルの展示の奥に、
この図書館のギャラリーが見渡せるようになっている。

Library - Rijksmuseum

Library - Rijksmuseum

Library - Rijksmuseum
コリント式柱頭を模したピラーが美しい。

Library - Rijksmuseum

Library - Rijksmuseum

Library - Rijksmuseum

Library - Rijksmuseum
ここの写真が色々撮れたので、まず満足。

建築ついでに、博物館の中で目にとまった、内装を以下に。

Rijksmuseum
これはセカンド・フロアのグレート・ホール。

Rijksmuseum
その壁画と、

Rijksmuseum
ステンドグラス。

この建物はPierre Cuypersの設計がコンテストに入賞して採用されたもので、
1876~1885年にわたって建造された、
ゴシックとルネサンス・リヴァイヴァルの混合体。

Rijksmuseum
今回の改修で付け加えられた、と、思われる、
大英博物館のような、明るいコートヤードがエントランスで、
チケット売り場、カフェやショップもこのエリアにかためられている。
ガラスドアの向こう側は通りぬけパッセージになっていて、
自転車も走っている。

全然余談だけれど、この国立博物館やルーブルのチケットを買うたびに、
それに匹敵する、国立博物館幾つもをを無料で公開している
UKの「太っ腹ぶり」に改めて感心、感謝するのだった。
出来る範囲で寄付は・・・しようね(笑)。

Rijksmuseum
そのパッセージを表から見たところ。

Rijksmuseum
最後に正面を。
只今「晩年のレンブラント」特別展開催中・・・も、見てないな(笑)。




Rijksmuseum(国立博物館)
Museumstraat 1, 1071 XX Amsterdam

開館:毎日 9:00am- 17:00pm 
(クリスマスも、New Years Dayも、国王誕生記念日もオープン)

入場料:大人17.5ユーロ、特別展とのコンバイン・チケットだと25ユーロ。
チケット売り場がかなり並ぶ、という話なので、E-チケットが推奨されている。
プリントアウトを持っていけば、そのまま直接館内入口に向かい、
係員にプリントアウトをスキャンしてもらうだけ。
チケット、プリントアウトを持っている限り、その日の内の出入りは自由。
毎回、入口でスキャンして入れてもらう。

地図:

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Tuesday, 24 February 2015

Museum Het Grachtenhuis (カナル・ハウス博物館)- アムステルダム

今回のアムステルダム滞在では、大物・国立博物館で最終日を費やして、初日はフライトをKLMからBritish Airwaysに変えたので、フライト・スケジュール上到着が2時間、前回・前々回より遅くて、あまり時間がなかった。
なので、このMuseum Het Grachtenhuis (カナル・ハウス博物館)が、唯一訪れた「マイナー」博物館。

ここは「カナル」の歴史というよりか、カナル沿いに17世紀に開発された「カナル・ハウス」がどういうものなのか・・・という解説の方が多いような気がするけれど・・・、ま、ちょっと異色の博物館。
2011年の4月に最初にオープンして、数カ月後にまた改装のために閉館、2012年3月に再オープンした、という話なので、まだ新しい。

いろいろ模型やら、オランダのミュージアムお得意の、ミニチュアの中のPepper's Ghost(ペッパーズ・ゴースト)映像とか、テクを駆使した展示・演出がなかなかおもしろい。 なんだけれど、解説ヴィデオを順番に同時に観てもらう必要から、最初の3部屋だけが15分単位の、時間ぎめツアー方式。これがちょっと不便というか不器用な感じ。
音声は最初に何語か尋ねられて、ヘッドフォン・デヴァイスを渡される。これで、各言語に対応している。


Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
最初の部屋では、ミニチュアの背景にイメージ映像が流れて、
北フランスや現在のベルギーから、16-17世紀の新教徒弾圧の結果、
「新教徒移民」がオランダの各都市、とりわけアムステルダムに流入した・・・
ということを解説している。

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
次の部屋では、そんなわけでアムステルダムは住宅不足。
街を拡大する計画が建てられる、その推移を音声とスライドで解説している。

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
こんなプラン、あんなプラン・・・と、討議する話に合わせて、
スライドの地図が卓上にぱっと出てくる。

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
私的には後ろの古地図(の、リプロ)を、もう少ししげしげ見てみたかったのだけれど、
「次の部屋に移ってください。」って押し出されて、ちょっと不満。

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
次の部屋では、その「新開地」に住居を建造していく様子が解説されている。
ここも本来は映像と音声で解説・・・?の様なんだけれど、
もうしっかり故障していて、博物館スタッフのお姉さんが解説にあたる。
私は3人のオランダ人女性のグループと一緒のツアーだったので、
まずオランダ語、その後英語と、お姉さん熱演。
で、もし、私が「日本語」とか言ったら、
どうするつもりだったんだろうか?(笑)
(私は英語で聞いてたけど、音声ディヴァイスには日本語選択もあったはず。)

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
このミニチュアで見せているように、アムステルダムの街は、
まず10m(だったかな・・・?)の木の杭を湿地帯に打ち込んで基盤が造られている。


この「木の杭」なんて痛みそうなものなのだけれど、水分の中に浸かっている限り木は腐らないのだそう。水分を含んだ木が大気に触れることで腐敗が起きる。
そういえば、16世紀中頃にソレントの海戦で撃沈された、ヘンリー8世建造のMary Rose号は、海の下で形を留めていて、1982年に引き上げられて、ポーツマスのPortsmouth Historic Dockyard (ポーツマス・ドックヤード歴史博物館)で展示されているが、ここでも、木の構造にコンスタントに水を噴霧して、水浸し状態にしていたことを思い出した。


Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
ここで、前回書いた「家のファサードを前のめりに建てる」の話や、
「住居として設計されていても、ホイストが軒に付いている」の話を聞いた。

この部屋を最後に、「ツアー」からは開放されて、
後は自分のペースで見て回ることができる。

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
その次の部屋は、ここのイチオシ展示。
ミニチュアのカナルハウスの各部屋が、
17世紀から21世紀までの内装に設えられていて、
その中に、ペッパーズ・ゴースト映像が組み込まれている。

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
それぞれの部屋の窓の外に番号がついていて、
音声ディヴァイスに番号を入れると、サウンドが流れる仕組み。

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
ドールハウスやミニチュアの撮影なら任せなさい(笑)。
これは、17世紀の部屋で、画家が肖像画を描いているシーン。

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
地下の部屋は、17世紀のキッチン。
下働きの少年がチキンの羽をむしり、
前では野菜の準備をしたり、ローストにしたり。

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
時代は18世紀後半に移って、ここの屋敷は
銀行家Jan Willink(ヤン・ウィリンク)の住居だった背景から、

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
「大出資」のシーン。
彼はアダム・スミスの投資依頼に答えて、
アメリカ独立戦争を資金援助(投資)したのだとか。

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
これはその、18世紀のキッチン・・・だと思う。

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
時代は少し下がって、19世紀中頃・・・かな。

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
ダンスパーティーのシーン。

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
これは、20世紀前半のクチュリエのサロン。
で・・、現代の部屋はスルー(笑)。

壁に白く描かれた街並みの建物の所々に覗き穴があって、

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
その中には歴代のカナルハウスのインテリア画像が仕込まれている。
これは撮影、ほとんど不可能・・・。

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
次の部屋では、その「新開地」の壮大な模型。
背景には20世紀のカナルのニュースが流れ、

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
それがどこのエリアであって出来事か、が、
スポットライトで、ライトアップされる仕組み。

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
庭がみえるものの、真冬の庭は楽しくなかろう・・・、
というので、出てはいない。

これで、ここのハイテク展示は終わって、
下の階の修復された、18世紀後半~19世紀初頭の部屋を見て回る。

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
壁のパネルに田園風景を描くのは、18世紀の定番。

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
大屋敷といっても、建て込んだ街の中。
せめて壁にはトロンプ・ルイユで、
田園風景を偲んでいたのかもしれない。

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
隣の部屋では、写真の企画展が催されていた。

Museum Het Grachtenhuis (The Canal House Museum)
最後に建物の正面を。


Museum Het Grachtenhuis (カナル・ハウス博物館)
Herengracht 386, 1016 CJ Amsterdam

開館:火~日10:00am-17:00pm
月曜・4月27日・クリスマス閉館。

チケット価格は<このページ>で、スクロール・ダウン。

地図:

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Saturday, 21 February 2015

アムステルダムの街

年に数回あるかないかの、「週日連日アポイントメントの入っている週」をやり過ごし、ちょっとまったりの週末。
いやまだ、ポストプロセスする写真とか、納品書のPDF化とか、作業は残っているんだけれど、つかの間標本箱に逃避することにして、今回はアムステルダム風景を。


Amsterdam - Street
アムスといえば、このIamsterdam大広告ディスプレイ。
現物を見たことないや・・・と思っていたら、Rijksmuseum(国立博物館)の前にあった。
いつでも怪しげな(?)街の東側をうろついているので、知らなかっただけ。


ちなみにこれ、最終日の土曜日。
ナールデン界隈のホテルの朝食室で、Pおじさんと「雪がつもったねぇ^^。」なんて喜んでいたら、喜んでる場合ではなくて・・・、チェックアウトして駅に向かうと、列車表示も真っ白。
ここは無人駅なので、たまたまモバイルで列車を確認していたお兄さんに尋ねたら、「今のとこ全部キャンセル」だと。
え?雪に弱いのロンドンの交通だけじゃなかったのか・・・。
普段はこの駅に車を停めて、列車でセントラルに向かうんだという、このお兄さん、仕事先まで車で行くことにして「トラムは走ってるから、仕事先の最寄りのトラム駅まで乗せてったげる。」ということになって、無事セントラルに到着。感謝、多謝!!
別れ際に「コーヒー飲んで」と5ユーロ渡して、みんなハッピー(かなり、ヒッチハイク状態)。
アムステルダム人は、ロンドン人ほどアクセクしてないので、概ね「心に余裕」のある感じ。
ロンドンはどんどん物価が上がって、暮らしいにくいせいなのかな?
昼にはいいお天気になったので、夕方便のフライトも、空港への列車も問題なし。半日ゆっくり国立博物館を見て回った。
Pおじさんほど大きくないけど、頭の上に小さな「幸運の星」が育ちつつあるような(笑)。


Amsterdam - Street
国立博物館の下通路を、帰り際の夕日の中で。

Amsterdam - Street
そんなこんなで初めてトラムに乗る。

Amsterdam - Street
雪の後の快晴、ピーカン天気。

Amsterdam - Street

Amsterdam - Street
Damrakの大通りも、めったに通ったことがなかった場所の一つ。

Amsterdam - Street
チーズ屋をいたるところに見かける。

Amsterdam - Street
ロイヤル・パレスのファサード・レリーフ。
そういえばロイヤル・パレスもまだ行ったことがなかった。

Amsterdam - Street

Amsterdam - Street
ステーショナリー屋のウィンドウを覗きこむ。
シールをオーダーメード出来るよう。

Amsterdam - Street
これはシールに使う、ワックスの方。

Amsterdam - Street
カナル沿いに入ると、いつもの見慣れたアムステルダム風景。
アムスの旗が掲げられているのは、Museum Het Grachtenhuis
(The Canal House Museum=カナル・ハウス・ミュージアム)
今回ここを訪れたので、そのイメージをまた次回に。

Amsterdam - Street
ちょうどそのミュージアムからカナル越しに見たところ。


ミュージアムの解説で知ったこと:
1)カナル・ハウスは「わざと」前のめりに建てられているケースが多い。この写真の建物などは、その最たる例。
これは軒先に付けられたホイスト(荷物巻き上げ用の鉄梁)で荷物を引き上げる時に、窓に荷物がぶつかるのを防ぐためだそう。地盤沈下でつんのめっていったのではなくて、そんな風に設計されている・・・というのは、聞いたことがあったけれど、初めて裏付けがとれた。
2)イギリスだと、軒にホイストがついていたら、そこは倉庫として設計された建物、というのが相場なんだけれど、アムスやオランダでは、住居として設計されていても、軒にホイストがついていて、家具や荷物の搬入は(ホイストで引き上げて)窓からというケースが多いのだそう。 


Amsterdam - Street
初日はカナル・ハウス・ミュージアムを見て、早い夕食を食べたら、もう夕暮れ時。
いつも気がついたら、Oudezijds(オルデザイズ)カナルのエリアを歩いている。
この先が俗に呼ばれる「レッドライト地区」。

Amsterdam - Street
その手前は、UvAこと、アムステルダム大学。
修正しにくい奇妙なレンズのディストーション・・・と思ったら、
どうやら本当に古くてイビツになっている建物だった。

Amsterdam - Street
たまたま通りがかって、
チャーミングなこじんまりした建物だったので、写真に撮ったら、
後でこれが、「アムステルダムで一番小さい家」と呼ばれていることが解った。
2.02x5mの敷地だそうだから、日本式にいうと約6畳の敷地に4階建て。
現在はお茶屋さんになっている。

Amsterdam - Street
すっかり日の暮れた路地を通って、

Amsterdam - Street
18世紀のディスプレイを保っているという薬局
Jacob Hooy & Co.のウィンドウを覗きこむ。

Amsterdam - Street

Amsterdam - Street
閉店直前片付け中だったので、中には入らず・・・、
Flickrで写真を見つけてきた。

Jacob Hooy Amsterdam
photo by andre.ancion via Flickr, copyright: UHGT.nl
今度アムスへ行くことがあったら、明るいうちに
ホメオパシック・レメディでも買いに行って、写真撮らせてもらおうっと^^。

Amsterdam - Street
初日はこの後、まっすぐにホテルへ。

次回は先に出てきた、Museum Het Grachtenhuis
(The Canal House Museum=カナル・ハウス・ミュージアム)のイメージを。