Thierry(ティエリー)とドライヴ -1-
前回のフランソワーズに引き続き、数日後には今度は、やはりPおじさんの友人のThierry(ティエリー)が、城+庭を訪れるドライヴに連れて行ってくれることになった。
彼は、もともとノルマンディーの西隣、ブリタニー出身なので、ブリタニーに詳しい。 そして、「知識探求」なキャラクターなので、いろいろマイナーな見どころを知っている・・・ことは、察しがついた。
しかし、私達がちょっと甘く見ていたのは、彼の「やりだしたら止まらない」キャラ。 Pおじさんからも、フランソワーズからも、「あー、ティエリーと出かけたら帰れないよー。」と、ほのかな警告が発せられる中、乗せて行ってもらえるならゴキゲンのDanaさんと私は、何のためらいもなく、朝から一同で出発!!
朝10時、まだ朝日な感じで日ざしが低い中、西へ西へと走る。
乗っているのは、Pおじさんのヴァン。
アンティーク椅子コレクター・ティエリーの愛車は、椅子最優先になっているので、
私達2人が乗り込むこと不可能。
ル・シャトーで車を乗り換えてのドライヴ。
途中の小さな村のスーパーで、まずガソリン給油。
西へ・・・、
西へ・・・、
ひたすら西へ、ブリタニーへと向かう。
最初のストップ・ポイントはここ、Ducey(デュセィ)の
Château des Montgommery (シャトー・ドゥ・モンゴメリ)。
これは、ブリタニーに向かう幹線道路に、ほぼ面した形で建っている。
17世紀初頭の建造の、ルネサンス様式のファサード。
現存はしていないが、本来は左右対称に左側にもウイングがあった、と、考えられる。
現在は自治体の所有で、
7-8月の火・木・土曜日、3:00pm-4:00pmの間、内部も公開されている。
時間帯がまったく合わないので、今回は外から見るだけ。
その隣の建物の窓とシャッター(鎧戸)。
車に乗り込んで、Ducey(デュセィ)の街の中心を抜けて、約1km、
ティエリーおすすめのブロカント <場所はここ>。
オープン:月~土 9:30am-12:30pm, 14:00pm-19:00pm、日・祝 14:30-19:00pm
前にもラフなテクスチャーの家具もの、を収納展示している場所があって、
椅子を掘り出しているのかとおもいきや・・・、実は扉を掘り出していたティエリー。
メインのバーンの中は2階になっていて、はんぱない物量。
なんとなく、1階がアンティークで、2階がヴィンテージ/セコハン・・・な感じ。
私は再び皿を買って・・・、もう充分うちに皿はあるので、
これ以上買うまいと心に誓うのだった・・・。
ブロカン屋を出て、再び西へ。
ノルマンディーとブリタニーのボーダーを超える頃には、
Mont Saint-Michel(モン・サン・ミシェル)が、はるか彼方に見える。
モン・サン・ミシェルに向かうときにはPontorson(ポントルソン)の町を北に折れる。
今回はポントルソンの町をすぎて、反対の南側のD90にルートを取る。
次に庭を見にお城を訪れる前に、
途中のBazouges-la-Pérouse(バズジュ・ラ・ペロウス)村のデリで、
食べ物を仕入れて、庭のピクニック・エリアでランチとすることに話がまとまって、
バズジュ・ラ・ペロウス村で、一旦停止。
ランチを仕入れて、目的のChateau de la Ballue(シャトー・ドゥ・ラ・ベリュ)へと走る。
というところで、話は次回に続きますよ・・・なんだけれど、明日から日本から隊長がロンドン入りなので、恒例の取材撮影が一週間ほど。 合間にちょっとペース落ちながらで、更新予定です。
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