Françoise(フランソワーズ)とドライヴ
ペーターおじさんのお友達のFrançoise(フランソワーズ)が、ノルマンディー田舎・車なし滞在中の私達を、ドライヴに一日連れだしてくれた。 正確には、ドライヴというよりは、ブロカンテめぐり、というのが正確なところかもしれない。
La Ferté-Macéという町の外側を走り、
まずは、灯油を探して、大型スーパー・マーケットに向かう。
(夜のアネックスが冷え込むので、Pおじさんが灯油ストーヴを貸してくれたものの・・・
3-4時間分しか灯油が残っていなかったのだった。)
夏に灯油を買う客はほとんどいないようで、売り場には並んでいないのを、
スーパー併設のガソリン・スタンドから、灯油缶に詰めて持ってきてもらう。
この辺りの交渉は、ネイティヴの仏人がいなかったら無理、無理。
その後、最初の目的地、Bagnoles de l'Orne (バニョール・ドゥ・ローヌ)に向かって走る。
ここではちいさなブロカント・マーケットが催されている。
その前に、通過したお城が・・・、
Château de la Roche-Bagnoles(シャトー・ドゥ・ロシュ・バニョール)
19世紀のルネサンス・リヴァイヴァル様式の建物は、
現在では地区のコンフェレンス・センターとして使われているそう。
この町は19世紀に温泉リゾート地として開発されて、人気のあったところ。
様々な、19世紀のデコラティヴな建物が残されている。
(車からの撮影はうまく行かなかったけれど・・・。)
シャトーのディティール。
前の噴水ごしに。
周辺は林に囲まれた高台になっていて、なかなかいい眺め。
裏の林の中に、小さなチャペル。
その後、その小さなブロカント・マーケットへ。
これはもう、UKでいうなら、カーブーツ。
フランソワーズの弟のルイがスタンドを出していて、
Danaさんはそこでお皿を購入。
私は結局見てただけで、戦利品なし。
ちなみに、前回のトマトおじさんと再会したのは、ここでのこと。
この段階ですでに雲行きは怪しくなってきていて、
私達が車に乗り込んでから、本格的に雨が降り始めた。
そうなったら、こういう青空マーケットは、どうしようもなくなってしまうよな・・・。
雨が降り出す前に、私達は車で出発。
(マーケットは、この教会裏の空き地で催されていたのだった。)
このあと、フランソワーズにガレットを、ランチにごちそうになる。
それがまた、とても美味しい。
パリで食べたガレットより、本場ノルマンディーの方が、
ガレット自体のそば粉の味が、ずっと濃厚。
車はノルマンディーらしい、上り下りする道を延々と走る。
もうこの辺で、どこを走っているかは、よくわからなくなっている。
そして着いたのが、究極のブロカント、というか・・・サルベージ・ヤード(廃品処理場)。
フランソワーズの呼ぶところの、ムッシュー・ラング
ペーターおじの呼ぶところの、Serge(セルジュ)のヤード(お店とは・・・いえないよな。)。
こういう中からめぼしいものを掘り出すのが、ブロカントのプロというもの。
フランソワーズ、発掘作業中。
つくねられている、ジーザス先生。
倉庫の中もこんな感じ。
かろうじて人間一人が通過できる通路を残して、
一面に積み上げられた、古物達。
オイル・ランプいろいろ。
私はエングレーヴィングのはいったガラス・ボトルと、
ピューター製の小さなフレームを購入。
気に入ったものがあれば出してきて、
裏の自宅あたりか、隣のもう一つのもっと「ハードコア」な方のサルベージ・ヤードから、
ムッシュー・セルジュ・ラングを探し出し、値段をつけてもらって、キャッシュを手渡す・・・
というような購入の仕方。(価格帯は10-15ユーロなもの多し。)
ハードコアな印象のヤードだけれど、人のいいおじさんな感じのムッシュー・ラングは、
なかなかの好対象。
隣のもう一つのもっと「ハードコア」な方のサルベージ・ヤード・・・、というのはこれ。
ここはもう完全に、金属スクラップになるものが、素材別に仕分けられている様子。
いやもう、「ブロカン屋の現場」を垣間見る、貴重な経験。
このあと、フランソワーズお店Eclectiqueに向かって、そこでまたお買い物。
賃貸契約の関係上残念ながら、11月には閉店してしまう「Eclectique」なので、いろいろ特別セール価格にしてもらった。
(11月以降、フランソワーズは、Donfront(ドンフロン)近くの幹線道路沿いの、アンティーク・センターにブースをひとまず借りる予定になっているとか。 なので、お店におろしているKotomiジュエリーも、一緒にそちらにお引っ越しの予定。)
お店の後は、またル・シャトーまで送ってもらって、 フランソワーズにはお世話になりっぱなし。 どうも、ありがとう^^。
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