Monday 22 April 2019

Rochester Castle(ロチェスター城)


Etsy ショップ休業日のお知らせ。
4月23日(火)~5月3日(金)の間、出張のため、
Etsyショップは閉店予定です。
3日のUK時間夜より、通常営業に戻ります。
よろしくご理解おねがいします。

明日から、南仏Antibes(アンティーブ)へ出張に出かけるので、その前に、ロチェスター城まで標本箱に詰め込んでしまいたい。(後もう一回分、ロチェスター大聖堂と街のイメージが残っているけれど、これはまた帰ってきてから・・・。)

Rochester Castle
Medway(メドウェイ)川側から眺めた、ロチェスター城
現在残っている城の廃墟は、12世紀に建てられたもの。
それ以前にも、1088年のウィリアム1世の
ノルマン・コンクェストの後に、城が建てられていた。
何度も包囲戦を受けて、最初の城も、
この12世紀の城も廃墟と化している。

Rochester Castle
川側から登ってくる、Ward(ワード)へのエントランス。
丸アーチ(とんがりではなくて)、ギザギザ模様の、
ノルマンスタイルの典型。

Rochester Castle
ワードに上がってきたところ。
このワード日本語でなんというのだろう?
ググってみたけれど、区画的な意味しか出てこない。
城のカーテンウォールで取り囲まれた、
中庭みたいなところのこと。
Bailey(ベイリー)と表記されていることもある。
左に頭を出しているのが、ロチェスター大聖堂。

Rochester Castle
現在はイングリッシュ・ヘリテージの管轄下で、公開されている。
公開情報は英文で<このページ>。
どうやら5月6日まで、メンテナンスのため、
祭日週末のみの公開になっている様子。

Rochester Castle
全部で、天井の高い、8階建てぐらいの高さになる。
アーチの向こうに見えるのは、大きな暖炉だったのかな?
この時代はまだ煙突がなかったと思うけど・・・?
その下に、横一列に並んでいる四角い穴に、
木材のビームが架け渡されて、その上に床板がはられた。

Rochester Castle
この頃のお城は、貴族や奥方が、宴会をするような、
優雅なお城ではまだなくて、純粋に要塞だった。
なので、造りはひたすら無骨。

Rochester Castle


Rochester Castle


Rochester Castle


Rochester Castle
城のKeep(要塞)の中に作られた井戸。

Rochester Castle
戦闘用の城なので、階段もセオリー通り、
時計回り(と表現してあってるのかな?)に作られている。
これだと上からの防衛側は、右手で剣を使うスペースが増えて、
上がってくる攻撃側は、階段の柱部分がじゃまになって、
右利きの場合剣を使うスペースが限られてくる。
なので、中世までの「戦う城」では、
この方向に階段が作られるのだった。

Rochester Castle
途中にある展示室で、
当時の城の様子のミニチュアが展示されている。

Rochester Castle
メドウェイ川の眺め。
このあたりはもう、イギリス南岸と同じライム質の土壌なので、
崖が白い白い。
イギリスの雅名「Albion(アルビオン)」というのは、
この白いライム質の崖から名付けられたそう。

Rochester Castle
最上階まで上がってきた。

Rochester Castle
メドウェイ川の眺め。
後でこのピアにも降りていった。

Rochester Castle
白い崖の見える、東側。

Rochester Castle
隣に建つ大聖堂。

Rochester Castle
もうワードまで降りてきて、
カーテンウォールに開けられた窓から覗く大聖堂。

Rochester Castle
最後にもう一度、全体像を。




Rochester Castle(ロチェスター城)

Map:



それでは、次回は南フランスから、
アンティーブ・アートフェアの様子をレポートです。





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