Worthing(ワージング)の海
前回の続きで、今回は9月に訪れた、Worthing(ワージング)の海のイメージ。
ちなみにこのWorthing、発音がワーシ(θ=舌を歯に挟んだ「シ」)ングなのか、ワージ(ð=舌を歯に挟んだ「ジ」)ングなのか、知らなかったけれど、配偶者氏にワージング( wɜrðɪŋ )と指摘される。英人にしか、正確に読めない地名の一つかも。
まずは、ピアを横目にビーチに降りていった。
ビーチの上の方は砂利浜で、潮が高い時は砂利浜しか見えていない。
マリン・パレードの通りを振り返ったところ。
ちゃんと潮の干満の時間も調べてきた。
それによるとこの日の干潮は午後3時頃、ちょうど私達が海岸歩きをしている頃。
この段階で、もうすでにかなり引いてきている。
するとその下から、砂浜・・・というか、泥浜が現れる。
これに備えて、私はハンター・ゴム長で装備してきた。
浜歩きが好きなくせに、無防備の配偶者氏は、
この後一週間かけて、この、革のデッキシューズを乾かし、
ミンク・オイルとキウィ・クリームで靴の手入れに翻弄されることに。
ゴム長靴買えば?
ともあれ、氏の念願の海。
潮が引いてくると、カモメ親子がビーチで潮干狩り。
3人の野郎どもも、本格的なスコップ+バケツで砂浜を掘っていた。
多分何かの貝類が採れるんだろうけれど、何だか泥臭そう。
所々に立っている、この不思議なランプシェード型のものは何かと思っていたら、
どうやら、この下に生活排水のダクトがあるので注意、というサインのよう。
そう、古い家の多いUKでは、トイレ以外の生活排水を、雨水と一緒に
そのまま、処理せずに川や海に流しているケースが多い。
21世紀に入って、これは違法ということになったのだけれど、
適用されるのは、新築・新改築の場合のみ。
それ以前の家は「黙認」ということになっている。(実はウチもそう。)
これは砂留のために、一定区間に設けられたフェンス。
それでも、案外と水はクリア。
潮が引いてる、引いてる。
2kmほど西に歩くと、隣町Goring-by-Sea(ゴーリング・バイ・シー)に近づいてきている。
この辺りのビーチ・ハット(海水浴小屋)は、昔ながらの木造で三角屋根。
ビーチハットたるもの、こうでなきゃね。
その先に、これまたキャビンのようなカフェが出現。
やたら地元の人で賑わっているので、私達もここでランチにすることに。
こんなところ。あ、配偶者氏、足元注意。
中はケーキもあれば、
料理をオーダーするカウンターでは、並んでいる人が絶えない。
カニ・サラダをオーダーしたら、カニがまるごと乗ってきた。
これで、14ポンド以下って、明らかにロンドンより物価が安い。
ちなみにこのカフェは、Sea Lane Café(シー・レーン・カフェ)というお店。
この辺りではもう波打際がはるか遠く。
途中は砂浜でも、泥浜でもなくて、小さな岩に海藻が青々とくっついている。
ランチの後は、また黙々と歩いて、ワージングに戻っていく。
ピアが近くなると、もうワージング。
よく歩いて(往復6km)、日光浴もして、なんとも健康的な一日でしたよ。
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