Paddock Allotments (パドック市民菜園.)
今回は、この夏の、National Garden Scheme(ナショナル・ガーデン・スキーム)で訪れた庭シリーズの最終回で、Paddock Allotments (パドック市民菜園.)。
庭っていうか・・・、つまり、Allotment(アロットメント)と呼ばれる、市民貸出菜園だけれど、こんな機会でもないと、アロットメントの中に入ってみることなどないので、そして天気が爽やかなピーカン日和だったので、出かけてみることにした。
ロンドン西南郊外、ウチからも電車で3駅ほどの距離のRaynes Park(レインズ・パーク)から、南に住宅街を歩くこと15分弱でここの入り口に到着。
普段は入り口のゲートに鍵がかかっていて、
アロットメントを借りている人だけが、合鍵で入れるようになっていて、
奥に見える建物は、入り口に隣接して建っている「クラブ・ルーム」。
ティールームやミーティング室がある。
このようなメンバー用の「クラブ・ルーム」のあるアロットメントは、珍しいと思う。
普通はただただ、菜園が広がっているだけなので。
ここはそのまた手前に、屋外のカフェ・エリアまである。
アロットメントは、区画された1ブロック単位で貸し出されている。
ここの場合、画面手前から、
ネットのケージの先の通路までの長さx2 の正方形が1ブロック。
そのブロック内はどんな風に区切って使うかは自由。
元々は、広い庭を持たない市民のために貸し出されたもので、
このサイズで一家4人が食べる野菜が、収穫できるように設定されているそう。
4ブロックに1つぐらいの割合で、水道も引かれている。
果樹が植えられていたりもする。
いんげん豆などの横に、マリーゴールドがよく植えられている。
これは、マリーゴールドは、害虫を引き寄せるので、
マリーゴールドの方に害虫がついて、野菜の方につかなくさせる、
「無農薬栽培」の一種の方法なのだとか。
嵩上げの花壇にして、土質をコントロールしたり、
専用物入れを建てたり、いろいろとレイアウトを工夫して。
と、この辺までは、どこのアロットメントでも似たようなものだけど・・・、
その物置小屋を、コテージ風に演出したりして、
ただの「菜園」でなくて、「庭」になっているところが、
ナショナル・ガーデン・スキームの「庭公開」に合格している理由かと。
住めるかも・・・(笑)。
ヴィンテージ風の時計は・・・、全然動いてなくて、
ただの飾り物と判明。
犬連れで、ガーデニング。
「自分で採る、雑草販売中」って、「雑草抜き手伝ってね」ということ。
キャス・キッドソンのプリント柄のように華やかなバラ。
スィートピーに、野菜のチャード。
ペンステモンの後ろの華やかなグリーンは、
育ちすぎたアスパラガス・・・。
枠組みなしで嵩上げされた土壌の山の上で、
育っているのは、パンプキン・・・かな?
ベリー類の果物は、鳥に食べられないように、ケージの中で育てられている。
Pおじさんところでは、外のあけぱっぱーな庭で、ベリー類が平気で育っている。
つまり、なぜだかノルマンディーには、このロンドン郊外より小鳥が少ないような気がする。
ま、まさか・・・食通仏人にことごとく食べられた?鳥?
ご立派、な、チェリー。
ベリー類どころか、野菜までケージで育てているのは、
蝶が卵を産みにくるのを防ぐため?かと。
最後に、もう一度入り口のエリアに戻ってきて、
お茶と、メンバーのホームメード・ケーキを食べて、
夏の午後を満喫したのだった。
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