Tuesday 3 November 2015

Paddock Allotments (パドック市民菜園.)

今回は、この夏の、National Garden Scheme(ナショナル・ガーデン・スキーム)で訪れた庭シリーズの最終回で、Paddock Allotments (パドック市民菜園.)。
庭っていうか・・・、つまり、Allotment(アロットメント)と呼ばれる、市民貸出菜園だけれど、こんな機会でもないと、アロットメントの中に入ってみることなどないので、そして天気が爽やかなピーカン日和だったので、出かけてみることにした。
ロンドン西南郊外、ウチからも電車で3駅ほどの距離のRaynes Park(レインズ・パーク)から、南に住宅街を歩くこと15分弱でここの入り口に到着。

Paddock Allotments & Leisure Gardens
普段は入り口のゲートに鍵がかかっていて、
アロットメントを借りている人だけが、合鍵で入れるようになっていて、
奥に見える建物は、入り口に隣接して建っている「クラブ・ルーム」。
ティールームやミーティング室がある。
このようなメンバー用の「クラブ・ルーム」のあるアロットメントは、珍しいと思う。
普通はただただ、菜園が広がっているだけなので。
ここはそのまた手前に、屋外のカフェ・エリアまである。

Paddock Allotments & Leisure Gardens
アロットメントは、区画された1ブロック単位で貸し出されている。
ここの場合、画面手前から、
ネットのケージの先の通路までの長さx2 の正方形が1ブロック。

Paddock Allotments & Leisure Gardens
そのブロック内はどんな風に区切って使うかは自由。
元々は、広い庭を持たない市民のために貸し出されたもので、
このサイズで一家4人が食べる野菜が、収穫できるように設定されているそう。

Paddock Allotments & Leisure Gardens
4ブロックに1つぐらいの割合で、水道も引かれている。

Paddock Allotments & Leisure Gardens
果樹が植えられていたりもする。

Paddock Allotments & Leisure Gardens
いんげん豆などの横に、マリーゴールドがよく植えられている。
これは、マリーゴールドは、害虫を引き寄せるので、
マリーゴールドの方に害虫がついて、野菜の方につかなくさせる、
「無農薬栽培」の一種の方法なのだとか。

Paddock Allotments & Leisure Gardens
嵩上げの花壇にして、土質をコントロールしたり、
専用物入れを建てたり、いろいろとレイアウトを工夫して。
と、この辺までは、どこのアロットメントでも似たようなものだけど・・・、

Paddock Allotments & Leisure Gardens
その物置小屋を、コテージ風に演出したりして、
ただの「菜園」でなくて、「庭」になっているところが、
ナショナル・ガーデン・スキームの「庭公開」に合格している理由かと。

Paddock Allotments & Leisure Gardens

Paddock Allotments & Leisure Gardens
住めるかも・・・(笑)。

Paddock Allotments & Leisure Gardens

Paddock Allotments & Leisure Gardens

Paddock Allotments & Leisure Gardens

Paddock Allotments & Leisure Gardens
ヴィンテージ風の時計は・・・、全然動いてなくて、
ただの飾り物と判明。

Paddock Allotments & Leisure Gardens
犬連れで、ガーデニング。

Paddock Allotments & Leisure Gardens
「自分で採る、雑草販売中」って、「雑草抜き手伝ってね」ということ。

Paddock Allotments & Leisure Gardens
キャス・キッドソンのプリント柄のように華やかなバラ。

Paddock Allotments & Leisure Gardens
スィートピーに、野菜のチャード。

Paddock Allotments & Leisure Gardens
ペンステモンの後ろの華やかなグリーンは、
育ちすぎたアスパラガス・・・。

Paddock Allotments & Leisure Gardens
枠組みなしで嵩上げされた土壌の山の上で、
育っているのは、パンプキン・・・かな?

Paddock Allotments & Leisure Gardens
ベリー類の果物は、鳥に食べられないように、ケージの中で育てられている。
Pおじさんところでは、外のあけぱっぱーな庭で、ベリー類が平気で育っている。
つまり、なぜだかノルマンディーには、このロンドン郊外より小鳥が少ないような気がする。
ま、まさか・・・食通仏人にことごとく食べられた?鳥?

Paddock Allotments & Leisure Gardens
ご立派、な、チェリー。

Paddock Allotments & Leisure Gardens
ベリー類どころか、野菜までケージで育てているのは、
蝶が卵を産みにくるのを防ぐため?かと。

Paddock Allotments & Leisure Gardens

Paddock Allotments & Leisure Gardens
最後に、もう一度入り口のエリアに戻ってきて、
お茶と、メンバーのホームメード・ケーキを食べて、
夏の午後を満喫したのだった。




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