夏のロンドン散策(Athenaeum Hotel~ St James's Park)
庭園の話題のついでに、7月にカメラを提げてロンドンをうろついていた時のイメージを、詰め込んでしまおうかと。一応最終的には公園話なので・・・。
ちょうどJoseph Cornell(ジョセフ・コーネル)展をやっていた。
UKではあまり注目されていない感のあるコーネル。
今回のような、大きなエキジビションは、
後にも先にもこれっきり?ではないかというので、気合をいれて(笑)、
オープニングの4日後にはエントランスに立っていた。
エキジビション自体は出展内容・構成ともによく出来ていて、大満足。
とはいうものの、個人的には「Pおじさんの箱アート」の
アンティークの質感・空間意識の方が、近年は「in」なんだな・・・。
そのPおじさんも、エキジビション終了間際の9月後半、
ロンドンに、これを見にやってきた。
その時もまた、私はアテンドしていて、2回見たので、
もうコーネルに関しては、思い残すことはなにもない(?笑)。
午前中は少し雨がち。
ロイヤル・アカデミーのコートヤードは、
ちょうどサマーエキジビションの、鉄の雲のようなオブジェでうめつくされている。
エキジビションを見た後、天気が回復してきたので、
この近くに以前から見たいと思いながら、中々あと500m寄り道する機会のなかった、
Athenaeum Hotel(アーセニアム・ホテル)の、
Vertical Garden(垂直庭園)を見に行くことにした。
Green Park(グリーンパーク)駅から、Hyde Park Corner(ハイドパーク・コーナー)駅に向かって、
約300mほど歩くと、ファサードに緑のあふれるこのホテルが目に入る。
このファサードは、オマケで、メインの垂直庭園はこんな風。
モリモリ緑が育っている。
フランスのガーデン・デザイナー(というのか・・・園芸デザイナーというのか・・・)、
Patrick Blanc(パトリック・ブラン)の設計で、
Vertical Garden(垂直庭園)は氏のトレード・マーク。
日本でも10月にオープンした、新山口駅南北自由通路に、
彼がVertical Garden(垂直庭園)を設計したのだそう。<記事はこのページ>
近くによるとかなりの迫力。
ここの垂直庭園は、2009年に導入されたものなので、今年で6年目。
元気によく育っている。
ピンクの花をつけているのはsedum(セダム)、
パープルの花はナスの一族のSolanum(ソラナム)・・・多分、
左上のヴィヴィッドなピンクはFuchsia(フューシャ)。
所々に、赤く塗られた鳥の巣箱がかけられている。
巣箱なくても、これだけ育ったら、小鳥も植物の中に巣を作れる。
もっと色々なビルで取り入れられたら、
都会もさぞかし過ごしやすい空間となることと。
このホテルの前の、交通量の激しいピカデリー通りを渡ると、
向かいは、Green Park(グリーン・パーク)。
一応「都会のオアシス」などというものだけれど、
公園としては、特に面白みのない・・・ただの芝生と、木々。
いやまぁ、公園はあるにこしたことはないのだけれど・・・。
ここを含めた、ロイヤル・パークスの名物はデッキチェアー。
もちろん、有料で1時間まで £1.60、2時間まで £2.60等など、
1時間単位で値段が設定されている。<料金はこのページに>
で、ただただ何をするでもなく、日向ぼっこをするためのもの。
公園としてはここより、隣接するSt James's Park(セントジェームスズ・パーク)の方が、
池があったり何かと楽しめる。
そこで、The Mall(ザ・モール)の大通りを渡って、
St James's Park(セントジェームスズ・パーク)の入口へ。
池と噴水、その先にはWhitehall(ホワイトホール)の政府官庁の屋根。
ここの池には水鳥がいっぱい。
何やら大きな見慣れない水鳥達が、日向ぼっこをしているけれど・・・、
ペ・・・ペリカンがいるとは知らなかった。
調べてみたら1664年にロシア大使から贈られたものが、始まりなのだとか。
2:30~3:00pmにペリカンの餌やりタイムがあるそうで、
知っていたらもうちょっと早く来たのに。
Image source: www.royalparks.org.uk
この子ら・・・デカイ。
池の東橋に向かって行くと、
池の畔にコテージが建っている。
20世紀初頭に建てられた、Duck Keeper's Cottage(ダック・キーパーズ・コテージ)。
「アヒル管理人小屋」とも呼ばれている。
建物の本体は、池の島になった部分に建っていて、渡橋で繋がれている。
前には、満開のコテージガーデン。
大都会ロンドンでも、ところどころこんな風なガーデンスポットがあるのが楽しい。
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