Friday 6 November 2015

夏のロンドン散策(Athenaeum Hotel~ St James's Park)

庭園の話題のついでに、7月にカメラを提げてロンドンをうろついていた時のイメージを、詰め込んでしまおうかと。一応最終的には公園話なので・・・。

最初は、庭園・公園となんにも関係のないロイヤル・アカデミー。
ちょうどJoseph Cornellジョセフ・コーネル)展をやっていた。

Royal Academy - Joseph Cornell - Wanderlust
UKではあまり注目されていない感のあるコーネル。
今回のような、大きなエキジビションは、
後にも先にもこれっきり?ではないかというので、気合をいれて(笑)、
オープニングの4日後にはエントランスに立っていた。

エキジビション自体は出展内容・構成ともによく出来ていて、大満足。
とはいうものの、個人的には「Pおじさんの箱アート」の
アンティークの質感・空間意識の方が、近年は「in」なんだな・・・。
そのPおじさんも、エキジビション終了間際の9月後半、
ロンドンに、これを見にやってきた。
その時もまた、私はアテンドしていて、2回見たので、
もうコーネルに関しては、思い残すことはなにもない(?笑)。

Royal Academy
午前中は少し雨がち。

Royal Academy
ロイヤル・アカデミーのコートヤードは、
ちょうどサマーエキジビションの、鉄の雲のようなオブジェでうめつくされている。

エキジビションを見た後、天気が回復してきたので、
この近くに以前から見たいと思いながら、中々あと500m寄り道する機会のなかった、
Athenaeum Hotel(アーセニアム・ホテル)の、
Vertical Garden(垂直庭園)を見に行くことにした。

Athenaeum Hotel - Vertical Garden
Green Park(グリーンパーク)駅から、Hyde Park Corner(ハイドパーク・コーナー)駅に向かって、
約300mほど歩くと、ファサードに緑のあふれるこのホテルが目に入る。
このファサードは、オマケで、メインの垂直庭園はこんな風。

Athenaeum Hotel - Vertical Garden
モリモリ緑が育っている。
フランスのガーデン・デザイナー(というのか・・・園芸デザイナーというのか・・・)、
Patrick Blanc(パトリック・ブラン)の設計で、
Vertical Garden(垂直庭園)は氏のトレード・マーク。
日本でも10月にオープンした、新山口駅南北自由通路に、
彼がVertical Garden(垂直庭園)を設計したのだそう。<記事はこのページ

Athenaeum Hotel - Vertical Garden
近くによるとかなりの迫力。
ここの垂直庭園は、2009年に導入されたものなので、今年で6年目。

Athenaeum Hotel - Vertical Garden
元気によく育っている。

Athenaeum Hotel - Vertical Garden
ピンクの花をつけているのはsedum(セダム)、
パープルの花はナスの一族のSolanum(ソラナム)・・・多分、
左上のヴィヴィッドなピンクはFuchsia(フューシャ)。

Athenaeum Hotel - Vertical Garden
所々に、赤く塗られた鳥の巣箱がかけられている。
巣箱なくても、これだけ育ったら、小鳥も植物の中に巣を作れる。

Athenaeum Hotel - Vertical Garden
もっと色々なビルで取り入れられたら、
都会もさぞかし過ごしやすい空間となることと。

このホテルの前の、交通量の激しいピカデリー通りを渡ると、
向かいは、Green Park(グリーン・パーク)。

Green Park
一応「都会のオアシス」などというものだけれど、
公園としては、特に面白みのない・・・ただの芝生と、木々。
いやまぁ、公園はあるにこしたことはないのだけれど・・・。

Green Park
ここを含めた、ロイヤル・パークスの名物はデッキチェアー。
もちろん、有料で1時間まで £1.60、2時間まで £2.60等など、
1時間単位で値段が設定されている。<料金はこのページに
で、ただただ何をするでもなく、日向ぼっこをするためのもの。

公園としてはここより、隣接するSt James's Park(セントジェームスズ・パーク)の方が、
池があったり何かと楽しめる。

St James's Park
そこで、The Mall(ザ・モール)の大通りを渡って、
St James's Park(セントジェームスズ・パーク)の入口へ。

St James's Park
池と噴水、その先にはWhitehall(ホワイトホール)の政府官庁の屋根。

St James's Park
ここの池には水鳥がいっぱい。

St James's Park

St James's Park - The Ambassador's pelicans
何やら大きな見慣れない水鳥達が、日向ぼっこをしているけれど・・・、

St James's Park - The Ambassador's pelicans
ペ・・・ペリカンがいるとは知らなかった。
調べてみたら1664年にロシア大使から贈られたものが、始まりなのだとか。
2:30~3:00pmにペリカンの餌やりタイムがあるそうで、
知っていたらもうちょっと早く来たのに。


Image source: www.royalparks.org.uk
この子ら・・・デカイ。

St James's Park
池の東橋に向かって行くと、

St James's Park - Duck Keeper's Cottage c.1900
池の畔にコテージが建っている。
20世紀初頭に建てられた、Duck Keeper's Cottage(ダック・キーパーズ・コテージ)。
「アヒル管理人小屋」とも呼ばれている。

St James's Park - Duck Keeper's Cottage c.1900
建物の本体は、池の島になった部分に建っていて、渡橋で繋がれている。

St James's Park - Duck Keeper's Cottage c.1900
前には、満開のコテージガーデン。

大都会ロンドンでも、ところどころこんな風なガーデンスポットがあるのが楽しい。






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