Secession Building (セセッション館 )
今回は滞在していたアパートメントの近くにあった、Secession Building (セセッション館 ) のイメージを。
建物自体の解説は、上記のリンク先Wikiにまかせてしまって、写真ばかりでサクサク行くことに。
建物の全景。
Wikiによると「金のキャベツ」呼ばわりされているそうだが、
80年代末、東京の、Starck(スタルク)の「金のウンコ」ビルを、思い出したりして(笑)。
その、キャベツ。
これのメインテナンスは、どうしているのか知りたい・・・。
書かれているMotto(銘文)は、
「あらゆる時代のアートへ、自由のアートへ」という意味だそう。
モットーの上にくねっている蔓・・・だと思ったら、
クローズアップしてみて、金の蛇だとわかった。
その下のファサードの装飾、とても、アール・ヌーヴォー。
金とスタッコのコントラストが、美しい。
正面ファサード。
手前に対になったモザイクの「鉢」が据えられているが、
これにも何か象徴があるのか・・・は不明。
建物全体のイメージは、Mausoleum(廟)のような感じ。
なんとなく、「死」の印象を受けるのは、私だけだろうか?
その「鉢」のクローズアップ。波のモチーフが、ギリシャ的。
「鉢」を支えているのは、4匹のカメ。
建物の側面。
叡智の象徴フクロウが描かれている。
上階の窓の周りの装飾。
建築家、Joseph Maria Olbrich(ヨゼフ・マリア・オルブリッヒ)の銘版。
ここは特別展の会場に使われている以外に、
常設でクリムトのBeethoven Fries(ベートーヴェン・フリーズ)を公開している。
内部は撮影禁止なので、借り物写真を。
Image source : www.secession.at
Image source : www.secession.at
Image source : www.secession.at
Image source : www.klimt.com
Image source : www.klimt.com
ベートーヴェンの第九をテーマにして、人間が苦悩・恐怖を経て、
というプロセスを象徴を駆使して、装飾的に描かれている、
のだけれど、やっぱりクリムト、ここでも「死」のにおいがする。
そして、美しい作品を制作する割には、
Secession Building (セセッション館 )
Friedrichstraße 12, A-1010 Vienna
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