Sunday 14 June 2015

Secession Building (セセッション館 )

今回は滞在していたアパートメントの近くにあった、Secession Building セセッション館 ) のイメージを。

建物自体の解説は、上記のリンク先Wikiにまかせてしまって、写真ばかりでサクサク行くことに。


Secession Building, Vienna
建物の全景。
Wikiによると「金のキャベツ」呼ばわりされているそうだが、
80年代末、東京の、Starck(スタルク)の「金のウンコ」ビルを、思い出したりして(笑)。

Secession Building, Vienna
その、キャベツ。
これのメインテナンスは、どうしているのか知りたい・・・。

Secession Building, Vienna
書かれているMotto(銘文)は、
「あらゆる時代のアートへ、自由のアートへ」という意味だそう。

Secession Building, Vienna
モットーの上にくねっている蔓・・・だと思ったら、
クローズアップしてみて、金の蛇だとわかった。

Secession Building, Vienna
その下のファサードの装飾、とても、アール・ヌーヴォー。
金とスタッコのコントラストが、美しい。

Secession Building, Vienna
正面ファサード。
手前に対になったモザイクの「鉢」が据えられているが、
これにも何か象徴があるのか・・・は不明。
建物全体のイメージは、Mausoleum(廟)のような感じ。
なんとなく、「死」の印象を受けるのは、私だけだろうか?

Secession Building, Vienna
その「鉢」のクローズアップ。波のモチーフが、ギリシャ的。

Secession Building, Vienna
「鉢」を支えているのは、4匹のカメ。

Secession Building, Vienna
建物の側面。

Secession Building, Vienna
叡智の象徴フクロウが描かれている。

Secession Building, Vienna
上階の窓の周りの装飾。

Secession Building, Vienna
建築家、Joseph Maria Olbrichヨゼフ・マリア・オルブリッヒ)の銘版。

ここは特別展の会場に使われている以外に、
常設でクリムトのBeethoven Fries(ベートーヴェン・フリーズ)を公開している。
内部は撮影禁止なので、借り物写真を。



Image source : www.secession.at


Image source : www.secession.at


Image source : www.secession.at


Image source : www.klimt.com


Image source : www.klimt.com

ベートーヴェンの第九をテーマにして、人間が苦悩・恐怖を経て、
芸術と愛によって満たされる、
というプロセスを象徴を駆使して、装飾的に描かれている、
のだけれど、やっぱりクリムト、ここでも「死」のにおいがする。
そして、美しい作品を制作する割には、
テストステロンの多い人なんだな、これが(笑)。



Secession Building (セセッション館 )
Friedrichstraße 12, A-1010 Vienna

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