Antwerp Town (アントワープの街)-ブロカンテ関連-
また、今月の制作ノルマが詰まっている上に、ウチの屋根が3月末の暴風で傷んでいるのを修復>3件入っているフラット(アパートメント)のオーナー同士での交渉>保険屋との交渉・・・を、「屋根の異常に気づいた最上階住人」ということで抱え込んでいて、そしてまたその上に、火曜日から週末までスイスのBern(ベルン)に出かけているので、ぱつぱつ。(今回は仕事でなくて、ウチの配偶者氏孝行なんだけど・・・。)
まだまだアントワープの話は続くけれど、とても博物館の調べ物をしている時間はないので、街のそれもアンティーク・ストリートの写真を並べておくことに。
このショップウィンドウは高級ブランド系の店が並ぶLeopoldstraatsの通りの界隈。
この界隈はシキイの高いお店ばかりなので、ウィンドウをのぞいているだけ。
金曜日にPlantin-Moretus Museumに行く前の朝、
その前の広場Vrijdagmarktを通りかかったら、なにやらマーケットが立っている。
しかし、なにか様子が違う・・・。
普通テーブルの前に人だかりがあるのだけれど、
ここはテーブルが広場を取り囲んで、
そこにヴィンテージ+セコハン+ジャンクなものが並んでいる。
客はそれを外から見ているだけ。
そのすぐ後にシステムが判明。
いちいち競りにかけている・・・つまり、オークション方式。
こ・・・こんなジャンクなものを?
ちょっと呆れたけど、ミュージアムのブックレットによると、
この「アントワープ金曜市」は430年の歴史だそうで、再び驚く。
ま、現在はebay状態ってことかな。
私の場合、高級アンティークと金曜フィジカルebayとの間の、
ちょうど中間層を求めているのだが・・・。
やはりアンティーク・マニアのティエリー氏が、
Kloosterstraatにいろいろおもしろい店がある・・・というのを、
聞いていたのでそこに向かってみた。
交差するKorte Vlierstraatの通りから入ったので、
この長い南北に続く通りのちょうど真ん中のあたりから入ったことになる。
まず目についた奇妙な店のファサード。
何屋かは判別できず、開いてはいなかったので、オフィス(?)なのかな。
ここは言うまでもなく、アンティーク+ブロカン屋なのが、
表にあふれているものからも見て取れる。突入・・・。
奥に入り組んでいて、二階もあって、見ごたえあり。
結局ボトルやら、小さなガラスの器やら、
オブジェの材料になりそうなものを、細々とゲット。
ここが一番面白かったかもしれない。
ロンドン/パリよりは安い印象だけれど、ユトレヒトの方が安い感あり。
あたりまえだけれど、都市の購買層の多さと物価は比例しているのだった。
ここから通りを北上する。
ティエリー氏曰くに「NYのグリニッジ・ヴィレッジっぽい」。
私の印象では「ブライトンのKemptown(ケンプタウン)。」
あ、でもここの方がオシャレだから(ケンプタウンはもうちょっとキッチュ)、
ティエリー説の方があたっているかもしれない。
点々とアンティーク/ブロカン・ショップが続いている。
左のブロカン屋の中。
ここも掘り出し物がいろいろありそう。
今回の出張帰りに、ブラッセルのマーケットを予定していたので、
アントワープではちょっと抑え気味で、よほど気に入ったもの、
または材料に使えるものしか買わないことに。
その隣のインダストリアル系、家具中心のヴィンテージ。
東南アジア製の小物家具や雑貨を扱う店。絶妙なシャビー感。
緑のウィンドウ。
ここはフレーレンス?な、ショップフロントに惹かれて入ったけれど、
ごめん、シキイ高かったわ・・・だった店。
アンティーク家具店の奥の中庭の、カフェ/ビストロ。
最後にアンティークじゃないけれど、インテリア・ショップの中庭。
今回ウロついていたKloosterstraatはここ:
そんなわけで、しばらく5月初旬まで、標本箱はホリデーモード。
それにしても・・・標本箱がUKに戻ってくる日はあるのだろうか・・・とても疑問なんだな(笑)。
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by KotomiCreations
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