Monday 14 March 2016

Visiting Antwerp to Brussel, and back to London(アントワープ~ブラッセルを訪れてロンドンに帰宅)

ロンドンに戻ってきましたよ^^。
次回はアムスの国立博物館の絵画の続き、とか言いながら、ちょっと出張明け雑用にかまけて・・・、今回もモバイル写真で、アントワープやら、ブリュッセルのマーケットの戦利品のイメージを詰め込んでおいて、また次回から「標準」標本箱に戻る予定。

Pおじさんも、ちょうど今頃ノルマンディーのル・シャトーに戻ってきている頃。
昨夜入ったおじさんからのメールでは、土・日でもう3箱が売れていって、そしてまた3箱が、パリのギャラリーで委託展示販売されることになって、引き取られていったそう。そんなわけで、エキジビションは大成功、よかった、よかった。
来年もまたぜひ参加したいそうなので、私もまた、メヘレンに呼んでもらえるとうれしいな。

ところで、Mechelen←日本語表記はメヘレンと判明。地元の人はメヒェレンに近い発音(に、聞こえる)、Pおじさんはジーランド(ゼーラント)出身なので、「へ」が喉に引っかかった音の「メレン」と、発音する。英人読みの私は「メチェレン」と読んでいた。仏語圏の人はMalines(マリーヌ)と呼ぶらしくて・・・もう、めちゃくちゃ(笑)。

1月のアムス郊外のNarrden(ナールデン)の週末フェアより、メヘレンのほうが、会期が長くて(2週末を含めた10日間)、入場者数も圧倒的に多くて、熱心なコレクター/ギャラリーの引き合いも断然多いそう。そして、1月後半、3月中と立て続けのフェアは、期日が近すぎるので、来年からはナールデン参加をやめて、メヘレンに絞り込むのだそう。
ナールデンは、2013年から4回出展してきたので、もう「ナールデンの時期」は卒業して、もう1ランク上のフェアに食い込んだ、というところ。「もうアムステルダムで見に行く博物館のネタがつきた・・・。」と思っていたら、私の出張も場所替えということになりそう(また呼んでね、Pおじさん・・・笑)。

モバイル写真は、Antwerp(アントワープ)の続きから。

Rubenshuis, Antwerp - Street
ちょうどGrote Marktの裏のあたりの、アントワープの古い町並み。

Plantin-Moretus Museum, Antwerp.
アントワープ2日目はPlantin-Moretus Museum(プランタン・モレトゥス博物館)から。
ここは、16世紀に遡る印刷出版業者一族の、邸宅・工場が保存されている。
前日のRubenshuis(ルーベンス・ハウス)と、
Museum Mayer van den Bergh(マイヤー・ファン・デン・ベルグ美術館)も
すぐれもののミュージアムだったけれど、ここの内容もとても濃い。
この写真は中庭風景。
印刷工房内はモバイルで撮ってないので、
一眼レフ写真をしばらく待っててもらうとして、それ以外のイメージで予告編を。

Plantin-Moretus Museum, Antwerp.
中庭の一角回廊になった部分。

Plantin-Moretus Museum, Antwerp.
邸宅の中のダイニングルーム。

Plantin-Moretus Museum, Antwerp.
印刷工房側で唯一撮ったモバイル写真は、ドイツ様式の写植文字。

Plantin-Moretus Museum, Antwerp.
印刷工房も圧巻だったけれど、この図書室も素晴らしい部屋。

Plantin-Moretus Museum, Antwerp.
17世紀に完成されたもの。

この日は3時間近くプランタン・モレトゥス博物館に浸りきっていたので、
その後は、アントワープのカシドラルを見て回っただけ。

Architectual model at Antwerp Cathedral.
そのカシドラル内に展示されていた、カシドラルのモデル。

最終日の土曜日は、スーツケースをブラッセルのコインロッカーに預けて、
ブラッセルのブロカンテ・マーケット巡り。

まずはジャンク系の多いPlace du Jeu de Balleのマーケット。
その後、もっと正統系アンティークの、Grand Sablonのマーケットへ。
これまた一眼レフ写真を待っててもらうことにして・・・、

Side Chapel of Église Notre-Dame du Sablon, Brussels.
Grand Sablonのマーケット前のNotre-Dame du Sablon教会のサイド・チャペル。
白黒モノトーンのバロック様式を、何度か見かけた。
どうやら、ベルギー特有のもの?なのかな?
イギリスでは教会内の墓標以外では、内装全体をモノトーンというのはあまり覚えがない。
なので、新鮮に感じる。

In a cafe Ladurée, Brussels.
ロンドンでだったら多分入らないような、エレガント・フレンチ系ティールーム、cafe Ladurée
ロンドンはコベント・ガーデンに、パティセリー部のみの支店あり。

ここからは、いろいろな収穫物のお披露目。

Peter's Bootie from a Mechelen bookist
といっても最初は、自分のものじゃなくて、Pおじさんの収穫物。
18世紀の本の挿絵ページばかりを切り取ったリーフが、
パック入りでメヘレンの古本屋店先に並んでいたのだそう。
ハガキサイズ位のリーフが約50枚入っていた。
う~ん、見つけるの上手い・・・・。

Peter's bootie from an Antwerp dealer
これもおじさんのもの。
アントワープのアンティーク・ディーラー・・・というか、
家具や歴史的インテリアの修復師の末裔で、
曽祖父母の家に、ためこまれていたサンプルやら、
半端品のパーツを、売りに出している人と、おじさんがフェアで出会う。
これはほんの一部で、箱いっぱいの17世紀壁面ギルト・レザー(とは何かの話は、また後日)やら、
Pおじさん箱に最適の、木製装飾パーツをしこたま仕入れることができた。
あー、もう宇宙がおじさんにもっと箱を作るように、
発注しているとしか思えない、出会いが起きている。

My bootie, a gilt leather fragment and wooden carving.
ここからが私の収穫物。
箱いっぱいのギルト・レザーから「これ、好きだろう?」と、おじさんがくれたもの。
そう、こういう(ルネッサンスなんだけど)ゴシックっぽいようなのは、
おじさんのテイストではなくて、私のテイスト。
そして、17世紀からどこかにしまわれていたらしく、ほとんど無傷で新品同様。
これまた、おじさんのテイストに合わない(ボロけてないといかんのですわ)。
その上のこれまた、ゴシック風の木彫飾りも、
「これは、いらん」と、おじさんが横にはねたのを、「私、これ欲しい」と、
選んだものの山に入れてもらったもの。
う・・・生まれて初めて17世紀のものを手に入れた。

My booties from Blussels market and Mechelen stone shop, De Alruin.
セラミックの聖母子像は、ブラッセルのPlace du Jeu de Balleのマーケットで入手。
周りの天然石は、メヘレンの泊まっていた家の近所にあった、
かなりレア物コレクションの天然石屋さんDe Alruinから入手。
この店も、おじさんがたまたま発見したもの。

My booties from Belgian markets.

My booties from Belgian markets.
同じくブラッセルのマーケットから、これはオブジェになる予定。
私の方は、アムスではボトルをいろいろ入手して、
今回はパーツやら石やらを入手して、
どうやらもっとオブジェを作る方向に押し出されている感じがする。
あぁ、これだけ材料が集まってるので、また作らなきゃね。
真ん中のフリーメーソン・モチーフの懐中時計は手巻き式。
持って帰る途中で、ガラスを割ってしまってショックだったけれど、
うまく取り外せて、換えのガラスもebayで入手したので、修復できる予定。
1930年代のオリジナルデザインを復刻した、1980年台のものなので、
ヴィンテージでもない程度の古さ。
とはいえ、調べてみたらebayでも70-80ポンドぐらいまで値段が釣り上がる様子。
まさしくそんな値段で買ったので、損も得もしていない・・・か。

しばらく、写真処理がギチギチに詰まっていて、
標本箱更新遅れ気味になりそうな予感・・・です。


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