Vienna Street - ヴィエナ(ウィーン)の街 -建築編-
ウィーンの標本箱も追い込みに入ってきて、今回からは街の写真を。街っていっても、やはり、建築好きなので建物ばっかりとってしまう傾向あり。
まずは、前回のNaschmarkt (ナッシュマルクト)に面して建っている、Otto Wagner(オットー・ワーグナー)設計の、Wagner Apartments(ワーグナー・アパートメンツ)のイメージから。
Linke Wienzeile 40 の通称 Majolikahaus(マジョルカの家)。
彩色タイルで装飾されているのでこう呼ばれる。
1899年建造の、アールヌーヴォー(ドイツ語だと、jugendstil=ユーゲントシュティール)の極み。
軒の部分までみっちり、彩色タイル。
隣のLinke Wienzeile 38も、同年にオットー・ワーグナー設計で建造された。
こちらはKolo Moser(コーロ・モーザー)デザインの、金彩レリーフが使用されている。
なんとも華麗な・・・。
コーナーに当たる部分。
これはどこだったか覚えていないけれど、セセッションの影響下の様式。
この建物は、19世紀中頃ルネサンス・リヴァイヴァルな、感じ。
Academy of Fine Arts Vienna(ウィーン美術アカデミー)建物のファサード部分。
1877年建造の同建築、ルネサンス・リヴァイヴァル的。
Wiener Staatsoper(オペラ・ハウス)のサイド部分。
1869年建造のルネサンス・リヴァイヴァル様式。
当初、19世紀にありがちな、ルネサンス+ゴシック+ギリシャ、
ごたまぜ様式として、評判がわるかったものの、
第二次世界大戦の連合軍爆撃で破壊された時には、
ウィーン最大の損失として、市民にショックを与えたという。
その後1955年に、最新テクノロジーを駆使した舞台と観客席を設置して、
再オープンされた。
これは典型的なウィーンの、19世紀の様式のファサード。
コーナーの部分がエレガント。
こういう端正なスタッコ(漆喰)仕上げの下には、
レンガが隠されている・・・という証拠。
なんともいえず、不思議な色合いで目をひいたファサード。
19世紀初期かと思うけれど、バロックっぽくて重厚。
バロックっぽい建築では、正面入口の装飾が
こんな感じで・・・。
このあたりのスッキリした感じは18世紀のもの。
小さなレストランやお店の連なる、古風な石畳の、Spittelberggasse。
18世紀と19世紀の建造物。
この通りはとてもフォトジェニックで、自分内No1かNo2かのお気に入り。
モーツアルト博物館の前の路地。
この辺りも古くてフォトジェニック。
Schönlaterngasse(綺麗なランタン通り)という一角は、
17世紀にさかのぼる。
この角の建物は、リヴァイヴァルではなくて、
本物のバロック、17世紀オリジン。
って、もうキリがなくなるので、この辺りまでさかのぼって、
このエントリーは終了することに。
次回は、街の中の彫像のイメージを。
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