Naschmarkt (ナッシュマルクト)
近頃、足も元気になって、ジムも行きつつ、リハビリ兼納品やらで、よく出かけている。 そして、写真がたまる。
シーズンを逃さないうちに、載せたい写真もいろいろあるのに、あぁ、まだまだウィーンが終わらない・・・の、そのウィーンから、今回はNaschmarkt (ナッシュマルクト=ナッシュ・マーケット)のイメージを。
16世紀からミルク・ボトルのマーケットとして存在していたそう。 1793年以降、カート(荷車)で入ってくる野菜・果物は、すべてここで独占販売されるようになった。(ダニューブ川から搬入される食料品には、また別のマーケットが設けられていた。)
現在では、80%が中近東出身のディーラーが、エスニック・フードを販売している。
また、土曜日にはこのマーケットの、南西に続く駐車場エリアに、フリーマーケットが出る。これもなかなかの見もの。
滞在していたアパートメントのあるブロックの、裏側がこのマーケットだったので、食材はいつでもここで調達していた。
北東の端、ヴィエナの中心部に近い、メインの入り口。
この一角には魚介類を扱うスタンドがかたまっている。
新鮮で美味しそうだったけど、魚介類が苦手の配偶者氏連れなので、断念。
上の写真では画面からはみ出して写ってないけれど、右側の通路がある。
この通路沿いは、ビストロ、バーが並んでいる。
一番上の写真に写っている(左側にあたる)通路が、食材ストリート。
ヴィエナの食事は、塩辛すぎて全然口に合わなかったけれど、
素材は別の話。
野菜も果物も、南の地中海エリアから入って来るのだと思うけれど、
新鮮で元気で、味がしっかりしていて、とても美味しい。
北の国UKにいると、ひ弱な野菜か、長距離輸送で疲れた野菜が多いのだった。
デリ的なものは、ほぼすべて、中近東のもの。
トルコか、モロッコか、レバノンなのか?この判別は全くつかず。
ここにある「お酢」の店、Gegenbauer vinegar(ゲゲンバウワー)にハマって、3度通う(笑)。
様々な果物(野菜も!!)を、ワイン(アルコール)化させ、そこからまた酢に増醸する。
なので、酢にほんのりと果物・野菜の香りが残っている。
通常のヴィネガーの、ツンとくるエッジがなくて、まろやか。
オリーヴ・オイルと、このヴィネガーをかけて、元気な野菜をモリモリ食べる。
のが、ヴィエナで一番美味しかったこと。
1929年に設立されたワイナリーの息子が、14歳の時に、
部屋に2日間放置していた飲み差しのワインが酢になっていたことに興味を持って、
「酢」作りが趣味になってしまい・・・、そして本業になってしまった、という話。
手前は「アスパラガス」のヴィネガー。
繊細な香りすぎて、オーナーの奥さん曰くに、
「正直な話、香りを感じる時と、感じない時がある。」そうで、
天候・体調にも影響されるのだろうな・・・。
これはメロン酢。これは買わなかったけれど、
ここの、Quince(クインス=マルメロ)酢は、しっかり甘い香りがして、
とろっとしていて、とても美味しい。イチオシです。
あと、レッド・ペッパー(赤唐辛子)のヴィネガーもイチオシ。
大丈夫、辛くはなくて、ほんのりペッパーの香りがするだけなので(笑)。
ちょっと出だしのイントロが長いけど、45秒あたりから、なかなかイケメンの、お酢ヲタク・オーナー
Ignaz Gegenbauer(イグナツ・ゲゲンバウワー)氏が、醸造元で、お酢を熱く語る。
途中で登場する、イギリス大好き奥さんのダニエラさんに、
酢にまつわる話をいろいろ教えてもらったのだった。
ピーカン天気は土曜日のフリー・マーケット。
Kettenbrückengasse駅を出たら、そこはもうマーケットのどまんなか。
ペイントされたグラスがとてもカワイイ、ので、友人におみやげ。
車椅子だったので、テーブルに並んでいるものが見にくい、
暑すぎて熱射病になるかも、
人ごんできて身動き取れない・・・、で、結果早々に退散。
足も元気で、気候がよかったら、さぞかし楽しいマーケットかと。
今度ウィーンに行くことがあったら、必ず土曜はさんでおくようにしようっと。
Naschmarkt (ナッシュマルクト)
1060 Vienna, Austria
オープン:月~金 6:00am - 6:30pm、土 6:00am - 5:00pm 日・クローズ
フリー・マーケット : 土 6.30am - 6.00pm
地図:
Labels: 場所
<< Home