Ham House (ハム・ハウス)-2-
National Trust (ナショナル・トラスト)のHam House(ハム・ハウス)のイメージの2回目を。

Long Gallery(ロング・ギャラリー)に隣接するこの小部屋は、
緑の間、とか何とか呼ばれていたように思うけれど、定かではない。
絵画の小品やミニチュアが展示されている。

その上には天井画。
イタリアならさしずめフレスコ画なところだけれど、
これは確か油彩だったと思う。

ミニチュア絵画は水彩で描かれていることが多いので、
光は退色の原因になるので大敵。
普段はカーテンの下に隠されている。
真ん中のエリザベスI世のミニチュアは、
Nicholas Hilliard(ニコラス・ヒリヤード)の手になるもの。
こういったミニチュアは、本来はこんなふうに
壁に展示されるものではなくて、
ロングギャラリーのキャビネットの中に、収納展示されていることがもっぱら。
そのキャビネットを仰々しく開けては、
「うちの曽祖父がエリザベスI世から賜ったミニチュアで・・・云々」と、
客人に自慢したりするためのもの。

これもまたロング・ギャラリーに隣接する、ライブラリー。

右端に見えるのは、地球儀と天球儀。

天球儀の方は、キャップを被っている。
地球儀や天球儀に、当時こんなカヴァーを掛けていた、と始めた知った。
白/青のパッチは、気温か湿度を観測している、
ナショナルトラスト以降のもの。

暖炉スクリーンにも地図。
描かれた18世紀は、英国とフランスは敵対していたので、
イギリスは大きく、フランスは小さく、
これみよがしに事実を歪曲して描かれている・・・とかいうはなし。

別の部屋に移動する前に、もう一度
ロング・ギャラリーを横切る。

スツールのカヴァーが、1960年代モダンな感じ、と思ったけれど
れっきとした18世紀なんだそう。
確かに全体を見たら、バロックなスクロールではあるが・・・。

隣の部屋は、シノワズリの間。
というか・・・日本の仏間な印象。


タペストリーの刺繍が見事。

そのまた隣に続いている部屋。
なんと呼ばれているか・・・はもう判らなくなってしまった。



その先の小さな赤い小部屋は、
誰だったか女王が滞在したとかいう話だったけれど、
これもまったく記憶から失念・・・・。
今、椅子の置かれているところに、豪華な天蓋付ベッドが設えれれていた。

天井画。

同じ部屋のスツール。

これはまた別の部屋で、シノワズリで統一されている。

18世紀初頭に中国から輸入されたカップ&ソーサーには、
まだ取っ手がついていない。
・・・というところで、また次回に続く。
あぁ、ハム・ハウス実に広くて、いろいろな部屋が公開されているので、
まだ、部屋の最後までも行きついてはいないのだったー。
Ham House
Ham Street, Ham, Richmond, Surrey, TW10 7RS UK
地図:
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