Saturday, 1 November 2014

Thierry(ティエリー)とドライヴ -4- Saint-Suliac(サン・シューリアク)村


ティエリーおじさんとの、筋トレ・ドライヴは続く・・・。
前回のChâteau de la Rouërie(シャトー・ドゥ・ラ・ルエリ)を後にしたのが、午後5時。いくら夏の日は長いといっても、ル・シャトーからの走行距離70キロ近く、「普通」そろそろ一日の終りというので、帰ることを考える・・・と思う。 しかし、ティエリー氏に「普通」が通用すると思ったら大間違い。 そりゃーまぁ、そもそもフランスの美しい村ベストなんとかに入っている、Saint-Suliac(サン・シューリアク)村を見たい、と最初にいってたのは私達だけれど・・・。 そこで、私達の期待を叶えるべく、再び、Go West、西へと車を走らせるのだった。

Saint-Suliac, Brittany
約40キロ西に走って、Rance(ランス)川河口近くの村、
Saint-Suliac(サン・シューリアク)到着。
村外れの駐車場に車を入れて、そこから村の中心向かって歩く。

Saint-Suliac, Brittany
途中の小道から川が見える。
そもそもは漁村だったところが、
今はヨットやクルーザーが停泊する、リゾート村として人気。
どことなく、「瀬戸内海」な印象なんだけれど・・・(笑)。

Saint-Suliac, Brittany
村、隅々までフォトジェニックに出来ている。

Saint-Suliac, Brittany

Saint-Suliac, Brittany
小道を抜けて、まず教会に向かう。

Saint-Suliac, Brittany
入口の彫刻から、これはかなり古いと思ったら、やっぱり13世紀。
右端の彫刻は19世紀に補修されたもの、だそうで、雰囲気が違う。
村自体6世紀にウェールズ公Suliauが、
この地に修道院を築いたのが始まりとされているが、
村の大半の建物は、14-15世紀のものとのこと。

Saint-Suliac, Brittany
教会の中。

Saint-Suliac, Brittany
漁村だけあって、嵐からの救済が最重要事だったのだろう、
幼子キリストの差し出す縁で救われるの図。
これは、典型的な19世紀の彫刻。

Saint-Suliac, Brittany
エレガントな聖マイケル。

Saint-Suliac, Brittany
この聖母子は古い・・・、14世紀頃だろうか?

Saint-Suliac, Brittany
教会を出て、再び川に向かって降りていく。

Saint-Suliac, Brittany
ノルマンディー内陸部のル・シャトーから来ると、
海岸に近いこの村の気候はマイルドに感じる。
それでも、泳ぐ人を見ると「寒くないのかな」と思ってしまう。

Saint-Suliac, Brittany

Saint-Suliac, Brittany
丘の上の聖母子像。教会の中の彫刻の背景にも描かれていた。

Saint-Suliac, Brittany
川辺の家の前でまったりしていた、ハンサムな猫。
とにかくデカイ。
Danaさんによると、これはMaine Coon(メイン・クーン)だそう。

Saint-Suliac, Brittany
そして、村のメイン・ストリートを登っていく。

Saint-Suliac, Brittany

Saint-Suliac, Brittany

Saint-Suliac, Brittany

Saint-Suliac, Brittany
あぁ、もう、この漁網の演出、やり過ぎにかわいい(笑)。

Saint-Suliac, Brittany
ティエリーの話によると、
この村がずっとこんなふうに美しかったのかというと、
そうではないそうで、20世紀中頃には過疎化して荒れ果てていたところを、
60-70年代にかけて再開発が企画されて、
現在の「美しい村」が創りあげられたのだそう。

Saint-Suliac, Brittany
こんなテイストフルな再開発、UKでもやっていただきたいもの。


さて・・・次回は筋トレ・ドライヴの最終回、「海に向かって走れ」編。
オマケは今までの経路、By Danaさん画。
Travel Journal
左のページの、Saint-Suliac(サン・シューリアク)まで、So far。
もうすぐ7時だぞーっ(笑)。









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