Black cat collection release - 黒猫小物コレクション、ジェオグラフィカにて展示販売
今回は、身の回りのニュース。
UKに移住して15年来コレクションしていた黒猫小物の話は、4年前の標本箱の<このページ>と<このページ>にエントリーしたことがある。 あれからずいぶん経って、とにかく狭いフラットの中のスペースの問題で、ムキになって集めていた200位上のアイテムから、約半分の100アイテムの「お気に入り」を絞り込んで、残りの半分はローカルのチャリティー・ショップに持ち込んだ。
段ボール箱一杯分を持ち込んでくれた、配偶者氏が聞きかじったところによると、チャリティーショップでは100アイテム以上のコレクションなのでバラ売りはせず、「コレクション一式」でオークションにエントリーする、と、とても喜んでもらえたそう。 これが約1年以上前の話。
それから、またまた時間は経って、ここのところ、自分内「新制作プロジェクト」がもりあがってきている(またこの話は、実現してきたら、いつかご紹介することに^^)。 しかし、その作品を展示保管するスペースが、どうやっても見つからない。 そこでついに、「集めること」より、「創ること」に優先順位が付いて、黒猫小物を一斉放出する気になった。
最初はロンドン内~近郊のオークション・ハウスに、持ち込めるか問い合わせてみるつもりだった(この「お気に入り」部は、ちょっとした値打ちものも含まれているので・・・)。 そこにちょうど、先日東京から「隊長」こと、ライター兼アンティーク・ディラーの由美さんがロンドン入り。 彼女のべべズ・アンティーク経由で、東京・目黒のジェオグラフィカにて、展示販売してもらえることに話がまとまった。
ジェオグラフィカさんの「べべズ・アンティークス」スペースでは、Kotomiジュエリーも展示販売中なので、黒猫達も寂しくなかろうかと(笑)。
そのリスティングのために、簡単なスナップショットだけれど、全アイテム一つ一つを撮影したので、そのイメージをコラージュでご紹介することに。
ぬいぐるみ部パート1。
アンティークというよりはヴィンテージ、1950~70年代のものかと。
一番下の3つ、びっくりして背中を曲げてる子達はドイツのSteiff(スタイフ)製。
ぬいぐるみ部パート2。
上段左から2つ目の子が、一番古くて、多分20世紀初頭。
下段一番左の赤い靴を履いた子は、ドイツのKersa(カルサ)製。
この子達は陶器製。
中央のしっぽのないマンクス猫はヴィクトリアン、と、思われる。
ヴィクトリアン末期から、1950年代頃まで、
黒猫グッズが「幸運」のマスコットとして、イギリスで人気があった。
とりわけ、第一時世界大戦後の1920年代が、
その人気のピークだったと言われている。
なので、この猫達もその当時のものだったかもしれない。
同じく陶器製で、この首の長い猫のモチーフは、
北フランスで、イギリス市場用に生産されていた、
という話を聞いたことがある。
様々な年代、サイズの陶器製。
この子達も陶器製。
下段左から2つ目は、頭に穴が開いていて、パイを焼くときに、
空気抜きに使うpie chimney(パイ・チムニー)になっている。
大英博物館の地元だけあって、何かと手に入りやすい、
エジプト猫のリプロ達。
軟石を彫ったものやら、ブロンズ製、石粉樹脂製など、いろいろ。
ちょっとキッチュな子達。
幾つかは石膏製に着彩した、ヴィンテージの観光地土産物。
しっぽをぴんと上げている子達は、3cm程度の初期プラスチックのアメリカ製。
マシンから転がり出てくる「ガムボール」についてくるオマケ、とのこと。
中段右端はメジャーになっている。これは現在でも作られているかも?
右下端は木製のソルト・ペッパー、アメリカ製・・・だったと思う。
小さな子達が木のミニ棚に入っているのは、私が適当に詰めたもの。
これ、もしかすると、べべズ・アンティークス社長こと、
由美さんのダンナ様が、先物取り込みしてしまうかも・・・、
とは、由美さん談。
この子達は、石彫のもの、石粉樹脂製のもの。
左端の列中2つは黒曜石を彫ったもの。
この子達はブローチ等のファッション・アクセサリー。
中列下は、エナメル製の猫の背中が開いて、中に小さな猫のペンダントが入っている。
左列中のダブルピンブローチは、シルバースミス、
Carol Mather(キャロル・メイザー)さんに頼んで、
彼女の「猫」のブローチを特別に黒く燻してもらった、銀製。
その下は、マン島のおみやげピンブローチ。
おもちゃ部。
左一番上の子はプラ製で、首がユラユラ動く。
上段左から3つ目は・・・これはもしかして、シルバニアファミリーの一員???
黒猫なんていたのかと思って調べてみたら、いた・・。<このサーチ>
耳の色が違うんだけどな・・・。
もしかしたら、日本製エポック社かも???
黒猫コレクション・・・とかいっておいて、あまり黒猫でない子達、
も、便乗して日本に向かった。
これは全盛期最大人口(猫口)時のコレクション(2009年)。
Good Luck(幸運)を祈る、送る、マスコットとしてイギリスに集まって、
いま、日本に「幸」を届けに到着。
チャンスがあれば、ぜひ店頭でご覧ください。
ジェオグラフィカ
〒153-0065 東京都目黒区中町1-25-20
Open: 午前11時~午後8時
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