Thursday, 31 January 2019

Staying in Venice(ヴェニス滞在覚書)-その他諸々-

9月に再びヴェニスに1週間滞在するので、それにそなえて、前回(2018年3月)に滞在した時の記録ををいろいろ、覚書として書いておくことに。 前回は公共交通機関(つまり、全部ボート)だったので、今回はその他諸々のことを。

まずは、宿の話。
私と配偶者氏がホリデーに出る時は、滞在型で一週間連泊するので、いつでもホリデーアパートメント。外食があまり好きでない(いちいち待たされるのが面倒)ので、キッチン付きのところ。
Tripadvisor(トリップアドバイザー)UK版か、Booking.com(ブッキング.com)で、Holiday Rental(ホリディ・レンタル)から探している。Airbnb(エアービーアンドビー)でも一応は調べてみる。
私見だけど、高い順にTripadvisor>Booking.com>Airbnb という感じかと。TripadvisorとBooking.comは、アパートのオーナーがプロっぽい、つまり、手続きや物件のクオリティーに信頼感がある(あ、もちろん、レヴューの高いところから選ぶけれど)、その分、割高。Airbnbは素人さんがやってて、ちょっと不安だけど、その分安い、という位置づけ。(ちなみに、Pおじさんと私がアートフェアで滞在する時は、いつもAirbnb。オランダ人のもうひとりのNet秘書のお友達が、いつでも手配してくれている。おじさんは強運の持ち主、不安を知らない人なので、Airbnbでいいのだ・・・笑。)
レヴューがよくて、手頃な価格のアパートを探そうと思うと、シーズンにもよるけれど、半年から1年ぐらい前から、リサーチする必要ありで、決めたらさっさとブッキングしてしまう。 この時は3月のかなりシーズンオフなので、5ヶ月ぐらい前、前年の10月頃にブックした。

Holiday apartment in Venice
これは、昨年の3月に滞在した時のアパート。
The house above the glass factory(ガラス工場の上のアパート)。 
詳細はリンク先を見てもらって・・・、
2ベッドルーム(一つは屋根裏部屋)で、
ここを運営しているのは下のガラス・モザイク工場。
アパート自体は、クリーンで、広くて快適で、申し分なし。
唯一問題は、屋根裏に上がる階段のデザインが奇妙で、
上がりにくかったので、下の階だけ使っていたのだけれど。
周辺も住宅地で、観光の雑踏からは程遠いところ。

Our apartment
散らかしてるけれど、キッチン・ダイニング。

Holiday apartment in Venice
このキッチンの窓から、下の工場の中庭が見える。

Holiday apartment in Venice
Orsoni
(オルソニ)という、かなり有名な会社。

Orsoni Mosaic, Venice
で、工場見学させてもらったり(撮影禁止なので写真はなし)、
オブジェ作品用に、小ロットでモザイク・ガラスをわけてもらったりした。
その好奇心で、ここのアパートにした・・・というのが正直なところ。
(この工場は中庭を挟んで、反対側の、
オフィスの上階をB&Bとして、貸し出してもいる。)

2019-01-28_05-18-38
ちゃんと、作品に使っている^^。
あ、これは余談・・・。
このアパートは、空港水上バスがヴェニス島に差し掛かる入り口に当たる、Cannaregio(カナレッジオ)地区にあって、水上バス・ストップ Guglie(グーリエ)から、橋を渡らず5分のところにある。 空港水上バスも停まるので、空港アクセスは最高。
ただ、交通でいえば、グランカナルを中心地サンマルコに下る、ダイレクトの水上路線バス(ヴァポレットの方)がなかった。(空港水上バス、アリラグナだったらダイレクトに、サンマルコまで行けるのに、通常のヴァポレットのチケットでは乗れない・・・という、前回の話はこのこと。)
なので、10分歩いて、グランカナルに面した方のストップ、S. Marcuola-Casino(サン・マルクオラ・カジノ)からヴァポレットに乗っていた。そして、ヴァポレットは€7.5。帰りはぶらぶら歩いて帰ったとしても(サンマルコから歩くと30分)、毎日片道€7.5かかる。

これが前回学習したことで、今年のアパートは、もう少し中心地よりのSan Polo(サン・ポロ)エリアにした。
このアパートからだと、歩いて7分のリアルト橋を超えて、サンマルコまで15分、ほぼすべてのエリアが徒歩圏に入っている。
そして、空港水上バス・アリラグナからは、グーリエの次のストップ、San Stae(サン・スタエ)から2つ橋越えで、徒歩5分。

ここで、なぜいつも「橋越え」にこだわっているかというと、ヴェニスの橋はすべて「お太鼓橋」なので、小さい橋でも10段ぐらいの上り下りがある。 滞在中はいいけれど、行き帰りで大型のスーツケースを転がしていく場合、ちょっとこれが厄介。できれば、橋越えは少ないにこしたことはないのだった。
足の不自由な人や、車椅子の場合、ヴェニスで見て回れるエリアは、ほんとうに限られててくる・・・と思う。ヨーロッパ各都市は、いまやバリア・フリー化が進んでいるけれど、ヴェニスだけは街全体が歴史文化遺産ということもあって、難しいのだろうなー。

アパートに関する覚書の最後は、City Tax(シティ・タックス)。
ヨーロッパの都市に宿泊すると、たいていかかってくることが多いけれど、ヴェニスも「もちろん」チャージする(観光だけで生きているのに、チャージせいでか・・・)、€5-3/一人一泊。この値段の差は、ホテルの☆付に準じている。 私達の泊まるような、ホリデー・アパートだと€3で、通常はチェックインした時にキャシュ(ホテルならカード)で払うことが多い。 しかし、今回のアパートは全額先払いの時に、同時にこれもチャージされたので、そして説明がなかったので、ちょっとびっくりした。
後で問い合わせたら、City Taxだったので、納得した次第。
なにやら、ヴェニスでは宿泊しない観光客(例えばクルーザーで来て、夜はクルーザーに戻るような・・・)にも2019年から、「ヴェニス入場料」を課税しようと画策中だとか。夏とかホリディ-シーズンは、観光客でモノスゴイことになるらしいので、それもやむなし・・・かな。


宿の次は、食事・・・、食に疎い私のこととて、正確にいうと「食材・生活用品の調達」。

Venice - Town
最寄りのスーパー・マーケット・・・というものは、万国共通。
ただ、ヴェニスでは、他の都市に比べて、
スーパー・マーケットの数が少ないように感じる・・・のは気のせい?

Venice - Town
そのかわり、ローカルなマーケットが、昼過ぎまで開いているので、
そこで買い物したりもしていた。

書くタイミングを逃して、こんなところに書いてしまうけれど、
ヴェニスはだいたい、ローカルなマーケットでも
英語が通じる(というか、無理やり通じさせている感ありだけど)。
なので、言語に関してはあまり問題なし。

Venice - Town
魚はヴェニスのメインディッシュ。
うちの配偶者氏は、魚介類が苦手なので、
前回の滞在では買わなかったけれど、
次回は魚介類好きの日本人の友人たちと行くので、
そして歴史的な魚市場Rialto Fish Marketも、徒歩4分、
アパートで料理するのが楽しみ。

Lunch at Al Vecio Marangon, Venice
私達の食べていた「おうちゴハン」。
当たり前だけど、パスタが美味しいので、パスタ中心。
ティラミスがみんな味が違って美味しいから、
外でお茶したらティラミス・・・というわけで、2kg太った(笑)。
ここでまた、余談。配偶者氏は魚介類・赤肉が苦手で、チキンが大好き。でも、なぜだか・・・ヴェニスではチキン料理が少ない。
ビストロに入っても、魚介類、赤肉、ソーセージ・・・などのメニューはあるのに、そして、今どきのこととて、ヴェジタリアンのものもあるのに、なぜかチキン料理を見かけない。 で、配偶者氏はちょっと不満~、なのだった。

そしてまた、その他諸々の覚書。

Venice - Town
有料公共トイレは意外とある。
観光エリアと、あとクルーザー・バス・鉄道の入る、
交通の要所に、だけれど。<地図はこのページ>。
そして、まずまず清潔に管理されている。
ロンドンだと駅のターミナル以外に、
街中で有料公共トイレはもう見かけなくなってしまった。
(その昔・・・20世紀にはあった、そして恐ろしくキタナかった・・・笑。)


High tide in Venice
最後の覚書は洪水。
11月~3月の冬のシーズンは、
海から吹き込む風が強いので、高潮になりやすく、
また、満月・新月の時に高潮が起きやすいという話。
私達が滞在したのは3月だったけれど、
確か新月だったんじゃないかな・・・、2-3日洪水に遭遇。

High tide in Venice
用意周到、洪水予測済み、で、ゴム長持参したにもかかわらず、
長さが少し足りず、ゴム長浸水しそうになって、
あちこちで売られている、
ヴェニス名物ビニール長靴カヴァー(€7)を買って、装着。

High tide in Venice
高潮だと、最寄りのグーリエの水上バス・ストップがクローズ。
歩いて10分ぐらいのサンタルチア鉄道駅前の、
フェロビアから水上バスに乗るべく、歩いていくと、
駅前繁華街はこういうことに。

Piazza San Marco, Venice
サンマルコ広場も冠水していて、
同じようなプラットフォーム橋が架けられている。

ちょっと困るといえば、困るけれど、
高潮冠水になっているのは、だいたい2-3時間で、
お茶や食事をしている間に引いていくので、
慣れてしまえば、そんなに大変でもないのかもしれない。
Netで高潮予報もある<イタリア語でこのページ>。
1m以上の高潮になると、冠水の注意報がでるそう。
(土地の低いサンマルコ広場、グーリエのあたりもだろうけれど、
冠水の危険性が出てくる。)

いやまぁ、以下のニュースの時(2018年10月末)は、
ハリケーンが北イタリアに上陸して、水位を押し上げて、
史上4番目の洪水になったそうなので、こんな事はまずない・・・。
しかし、この、えらいことになっているニュースを尻目に、
私達は今年の滞在のアパートをブックしたり、
フライトを取ったりしていたのだった(笑)。




さて、今回で、ヴェニスのシリーズは終わって、
次回からは、イギリスに戻って、
Rochester(ロチェスター)のシリーズに入りますよ。
お楽しみに。





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