Gaasbeek Castle(ガースビーク・カースル)-1-
ヴェニスの写真も少しずつ、ポストプロセスが進行しているけれど、秋冬コレクションの作り込みやら、新しい取引先Ryan's Daughterへ納品やら(おかげさまで、開店してから売れ行き順調で、レギュラーで取扱いが決定して、さっそくウチのWebsiteにも、Stockist(取扱店)として掲載したところ。ありがたいことです^^。)・・・なにやらかんやらで、なっかなか進行しない。
その上、プロセスするためのセレクション「後」で、1300枚超えの、完全な「撮り過ぎ注意」。今で300枚ぐらい済ませたので、まだ1/4いってないという状況・・・。
来週から日本の旧友がLondon滞在なので、またツルンででかけていることが多くて・・・、もう、8月夏休みのノルマンディーで、ヴェニスの写真をポストプロセスすることになるかも、いや、きっとそういうことに・・・。ま、納期があるわけじゃないし、それもまたよしかな。
今回からは、溜まっているブラッセルズ界隈の写真で、Gaasbeek Castle(ガースビーク・カースル)のイメージを。
これは、ブラッセルズの中心から12kmほど南西郊外にある、13世紀由来のお城。
19世紀後半にルネッサンス・リヴァイヴァル様式に、大修復されて、現在は国に寄贈されて、公開されている。
ここを訪れたのは・・・えーっといつだっけ(笑)。なんどもちょこちょこブラッセルズに出かけているので、いつだったか混乱しつつある。 写真の日付で、昨年(2017年)の9月後半、ペーターおじさんのブラッセルズ・アートフェアの撮影とアテンドで、滞在していたときのことと判明。そんなこともありましたね(笑)。
まずは、アクセスの記録から。
ブラッセルズ・ミディ(南駅)に隣接している、バスターミナルの、9番乗り場から、
1時間に一本のバス142番(Leerbeek行)に乗って、30分ぐらい、
Gaasbeek Kasteel のバス停で下車。
<バスタイムテーブルはこのページ>
土日は2時間に一本になるようだ。
写真はブラッセルズ・ミディのバスターミナル。
バス道に面して、わかりやすいエントランス。
ちなみにこれは、エントランスの隣りにある、帰り(ブラッセルズ行)のバス停。
入り口の表示。こんなお城に向かっている。
このあたりは、境界線に近いけれど、オランダ語圏で、
もう少し南に下ると、フランス語圏に入る、不思議の国ベルギー。
基本的に蘭・仏二ヶ国語で表記されるけれど、
どっちが先に書かれるかの順番が変わる。
地名も仏語だとかなり違うものになったりして、ややこしい。
滞在したことのあるMechelen(メヘレン←蘭語)は、仏語表記だとMalines(マリン)、
仏語圏のNamur(ナミュール←仏語)は、蘭語表記だとNamen(ナーメン)。
ゲートを入ると、まずはパークが広がっていて、
木漏れ日の中を500mほど歩いていく。
林を抜けて道なりに左に曲がると、
眼の前に城が現れる。
石造りの部分が中世由来で、レンガ造りはルネッサンス以降の
(もしかすると、19世紀の)修復・拡張かと。
石橋を渡って、ゲートの奥は中庭。
なんだけれど、まず、左手の井戸の横のドアから入って、
ここが小さなショップと、入場券売り場になっている。
ここでチケットを買って、もう一つのドアから中庭へ出る。
整形式庭園になっている。
ゲートを振り返ったところ。
チケット売り場と、反対側のウィングが建物への入り口。
最初の部屋は、The Large Gallery(大ギャラリー)と呼ばれる部屋。
ルネッサンス風だけれど、ダマスク織りの壁紙・・・じゃなくて、壁生地から、
19世紀のものだと察せられる。
上の暖炉にも、ヴィスコンティ家の紋章があるので
(これはまた、後ほどいろいろ出てくるので、その時に)、
19世紀末の、Arconati-Visconti(アルコナティ・ヴィスコンティ)夫妻の改修時のものかと。
順路は階段を上がって、上の寝室へ。
ゴシック・タペストリーの間。
部屋の暖炉の部分。
次の寝室。
その次の寝室。
このあたりは、19世紀以前の様式に則って、
廊下はなくて、部屋から部屋へ、
ドアで繋がっているように、レイアウトされている。
上の寝室の次に、正面階段ホールに当たる、
The Room of Archives(古文書の部屋)を抜けていく。
柱に付けられた紋章は、
AV=Arconati-Visconti(アルコナティ・ヴィスコンティ)のモノグラムと、
ミラノ・ヴィスコンティ家の紋章「人食い蛇」、ビショーネ(biscione)。
部屋の連なった感じがフォトジェニック。
その次の書斎。
白いヘルメット型のモノは、ちょうど訪れた時に、
特別展で「騎士」をテーマにした、コンテンポラリー・アートが、
各部屋の中で展示されていて、そのうちの一つ。
インテリア目的で来ている自分にとっては、
何かと目障りで、迷惑だったんだけど・・・(笑)。
書斎の壁は、19世紀機械彫りのオークパネリングで覆われている・・・、
というか、この後が書棚で、パネリングの扉が付いているものと思われる。
シャンデリアは、オランダ、フレミッシュの典型的なデザイン。
古文書の部屋からのドア。
まだまだ、次回も続きますよ。
Gaasbeek Castle(ガースビーク・カースル)
Kasteelstraat 40, 1750 Lennik, Belgium
4月1日~11月4日まで、月曜を除く毎日10:00am~18:00pm
オープニング情報は、英文で<このページ>に。
地図:
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