Peter Gabriëlse 新作Box artと、Eurantica(ユーランティカ)展
まったくご無沙汰標本箱でした。
ヴェニス・ホリデー>ブラッセルズ出張から帰ってきたら、これまたすぐに日本の雑誌の取材撮影が2日入っていて、やっと諸々のポストプロセスやら、アップロードやら・・・の後処理を済ませて、ちょっと一段落・・・するかと思ったら、年度末の帳面付け・・・というか、現在ではデジタル入力の時期だし、でも、もう1日取材撮影入ってるし・・・あーもう、ちょっと疲れたー。
そんなこんなで、春物のジュエリー新作も、オブジェの新作もまだ載せれず、作りっぱなしのまま。
もう4月なんだけどな・・・・(笑)。
とにかく、一度ブラッセルズのEurantica(ユーランティカ)展の話で、標本箱を一度更新しておくことに。
毎年3月末に催されるこのアート&アンティーク・フェア、昨年まではブラッセルズとアントワープの中間にあるMecehlen(メヘレン)で催されていた。そのもっと以前は(何年前かはしらないけど)、ブラッセルズの北にあるExpo(エキスポ)で催されていたそうで、今年からはまた再びこのブラッセルズ・エキスポに会場が戻ってきた。
昨年の9月に、はじめて企画されたブラッセルズ・ファイン・アート・フェアがここで催されて、Pおじさんも参加で、私も撮影とお手伝いに合流(その時の標本箱は<このページ>)。
このフェア自体は正直な話、集客力がなく、かなり失敗だったようで、今年はもう開催の話は立ち消え・・・。
そして、空いてしまったエキスポに、ユーランティカ展が再び戻ってきた形になった。
メヘレンにはもう3回連続で出展して、目新しさがなくなってきたので、もう出さないつもり・・・と言っていたPおじさんも、集客力のあるユーランティカがブラッセルズに戻ってくるなら、というので、もう一回出展してみることにした。
で、私もいつものように、お手伝い参加。
近頃はインスタグラマー化しているPおじさん、
設営の様子をポスト。
設置を手伝っているのは、バイト君。
完成図。
今回はかなり暗い目に照明を落として、
ボックスのスポットライトを強調・・・のはずが、
壁際のブースで、午後から天窓から光が燦々と降り注ぐ・・・という計算ミス。
オーガナイザーに頼んで、余分のダークグレイの生地を
天井に張って、日よけにしてもらった。
なのだけれど、やっぱり午後は、
スポットライトが目立たないぐらい明るい。
< 写真は11時開場前なので、まだ暗い目で、 こんな風にしたかった、の・・・理想像。
新作の撮影をして、アーカイブ・リストを更新、
という役割も兼ねているフォトグラファーとしては、
午後にブースが明るくなって、撮りやすかったんだけど・・・(笑)。
B159 ステキなフレームが印象的なこの作品は、
日本のファンのお客様から、
インスタ経由で問い合わせが入って、お買い上げに。
Pおじさんも日本向け出荷の経験が何度か、
私の方も、実質日本代理店状態ですので、
他にも作品購入にご興味の方は、ぜひお問い合わせくださいね。
お問合わせは<このページ>からどうぞ。
(スポットライトを日本製・日本仕様のものに付け替えていただく
手間がちょっとかかるのですが・・・。)
B159 ディティール。
テーブルの上に乗っているのは、小さな小さなタバコケース。
地球儀「風」のボールなんじゃなくて、本当に地球儀。
この写真ではちょうど、アメリカ大陸が見えている。
壁面に貼られているのは、ギルトレザー。
17世紀のオランダで流行った、エンボス、金(銀)箔貼りの壁紙・・・、
もとい・・・壁革。
凝ったディティールのこの作品は、本日、日本に旅立ちました。
B161 今回目を引いた新作の、小型(48x40x15cm)のタブルナクル・ボックス。
ブルーとゴールドのコントラストがキレイ。
扉の裏に貼られているのは、コンベックス・ミラー。
ちなみに作品価格は、€3000 (日本向け送料は€150-200程度)。
ゴージャスで、かつ、錬金術師的なミステリアスな雰囲気。
この繊細な、ガラスの「洗面器」。
扉を閉めると、シンプルなキャビネット風。
で、扉の中は、異次元別界・・・のコントラストが面白い作品。
B162 サイズ50x50x14cm 作品価格:€3250
これも比較的小型の作品。
赤とブルーグレイのコントラストが美しい。
この2つのカラーをテクスチャーとして、練り込んでしまう
ペーターおじさんの得意ワザ。
テーブルの引き出しのハンドルが・・・実に繊細。
B158 64x45x12cm €3000
Pおじさんのトレードマークのような、
テクスチャー・グレイで溶け込んだ作品。
チェアーのあるディティールには、植木鉢がいくつか。
庭のテラス風の(でも、暗めの・・・)雰囲気。
上にかかったオーナメントも、花やフルーツのモチーフ。
B047 83x52x13cm €3250
作品番号からもわかるように、これは元々はずいぶん以前に作られた作品。
下のパネル部分が、もっと長かったのだけれど、
気分一新でかなり短く切り込んで、
ライティングと、中のアレンジも少し変更したのだそう。
このタイプのグリルのある作品は、
北ヨーロッパに特徴的な(特にノルマンディー・ブリタニーに多いように思う・・・)
グリル付きのキャビネット・ドアを使ったもので、
何年か前にいくつか作っていたけれど、近頃は材料になる、
このタイプのドアを、マーケットでも見かけないそうなので、
今となっては、限定品。
この覗き込む感じが、ミニチュア・インテリアの不思議感を倍増。
このグリルのペイントの、剥がれかけた質感が、
とりわけいい味を出している作品。
エレガントなシャンデリアが下っている。
B160 75(64)x49x13cm €4250
これは少し大型の作品。
フレームの上にペアで立っている、アーン型の飾りは取り外し可能。
(サイズの高さ、カッコ内は、取り外した場合の高さ)
クリームのフレームに、対照的にゴージャスなゴールドのインテリア。
奥には、マーキュリーがはげかかって質感の出た鏡。
壁面には、これも銀箔の剥げかかった、壁紙。
そして、18世紀の計算書・・・かな?
この6点が今回の、おじさんの新作。
これは、おじさんの異色の作品・・・というか、コラージュというか、
ただ、ただ、アンティークというか・・・。
パリを描いた、19世紀のデッサン。
特に有名な画家のものではないのだけれど、
Michel-Jean Cazabonか・・・?と思わせるサインと作風。
裏は全然とれていないそうなので、もちろん別人・模倣の可能性強し。
それにしても、スケッチの風合いがいいのと、
ならべて置くと、紙のカラーのヴァリエーション、
ディティールに富んだオリジナルの額装のパターンが、
リズム感を醸し出して、いい感じの風合い。
各スケッチは、およそポストカードサイズ。
おじさん製作の台座パネル付きで、€700だそう。
会場でも、インスタでも問い合わせがあったそうなので、
もしかしたら、もう売れてしまったのかも・・・。
その他、ユーランティカの会場のブースのイメージをいくつか・・・。
ユーランティカで主流の、正統派アンティーク。
正統派も極まって、ミュージアム級。
ここのブースは、ガレが壁面いっぱい・・・。
コンテンポラリーにしては、フォトモンタージュ風で、
自分好みの作品を見せていたブース。
こういう、小物テンコモリのブースは(買えないのに・・・)
シゲシゲ覗き込んでしまう。
また別のブースでだけれど、レリカリーがいっぱい・・・。
レリカリー、ラブー^^。
最後に、これまた、おじさんのインスタから、
撤去ができて、後は積み込むだけのブースでのおじさん。
今回は、私が撤去を手伝いましたとも・・・。
それではまた、いつとは確定できないけれど、
春物新作ご紹介で、更新・・・できたらいいなぁ~。
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