Sunday, 16 July 2017

Lisbon Alfama Walk(リスボン、アルファマ地区散策)

今回こそ・・・、話はリスボンに戻ってきましたよ。
ロンドン散策の前にUPした、国立アズレージョ博物館を見て回った後、リスボンの入り組んだ旧市街、Alfama(アルファマ)地区を散策していた。その時のイメージを。

博物館へは、街を見物がてらぶらぶら歩いて向かったけれど、博物館近くは近代的な港湾風景なので、かなり殺風景。
体力も温存したいので、帰りは博物館前のバス停から、川沿いに街の中心部に戻るバスに乗った。
210, 759, 794の3本のバスが、そのルートを走っている。3本あるので、あまり待たなくても乗れる。
アルファマ地区に行くためには、約2km離れた4つ先のバス停Alfândega(アルファンデガ)で下車する予定だった。
ところが、アルファンデガ・バス停の200mほど手前で、バスが渋滞に巻き込まれて、進みそうにもない。
ドライヴァーが機転を利かせて、ドアを開けてくれたので、降りたい人は降りていった。私達もそれに付いてバスを降りた。
お腹が空いてきたので、まずは、ランチを食べるところを探す。

Stroll in Alfama, Lisbon
バスを降りたところから、通りを一本丘の方に入ったところに、
小さな広場があって、そこにビストロが2-3かたまっている。
なんだか、ワサワサ観光客、それも団体さん?で混んでいる、
2つの「いかにも」なビストロを避けて、
一番小さな、地元の人の座っていたビストロに入った。

Stroll in Alfama, Lisbon
とにかくサラダが食べたくて、私はサラダとスープ。
リスボンは生野菜のサラダが、新鮮で安いので嬉しい。
ここでも魚介類のグリルが定番であったけれど、
何しろ昨日、初日の夜にロブスターのグリルを奮発して、
食べきれなかった・・・。
魚介類のグリルは、あと10年はいらないかもというぐらい食べた。

Stroll in Alfama, Lisbon
ランチの後は、そのビストロの横の、狭い狭い路地に入って、散策開始。
細い石畳の坂を上がっていく。

Stroll in Alfama, Lisbon
共同洗濯場を発見。
ロンドンなどの都市でも、19世紀頃まで存在していたけれど、
上水道の普及とともに姿を消していった。

Stroll in Alfama, Lisbon
ここでは現役。
あまりに珍しくて、フェンス越しに撮影。

Stroll in Alfama, Lisbon
外壁には「洗濯屋さん」の、レトロなプラークが貼られていた。

Stroll in Alfama, Lisbon
路地を抜けると、少し開けたコーナー。
そこに面して建つ、とてもポルトガル的なタイルの家。

Stroll in Alfama, Lisbon
そのコーナーには、ビストロがテーブル席を並べている。
この左手の坂道を登っていく。

Stroll in Alfama, Lisbon
アルファマ地区のビストロ/バーは、夜にはファドのライヴが入る。

Stroll in Alfama, Lisbon
昼間は大半が「準備中」。

Stroll in Alfama, Lisbon

Stroll in Alfama, Lisbon
また狭い路地を登っていく。
アルファマ地区は、リスボンでも最も古い市街地で、
丘の上のムーア人の城と同時期に広がっていったとされていて、
18世紀のリスボン震災でも破壊を逃れて、現在に至る。

Stroll in Alfama, Lisbon
坂道と迷路のような構造で、車が入り込めない路地だらけ。

Stroll in Alfama, Lisbon
タクシー、デリヴァリーもだけれど、
消防車や救急車も入れ込めないわけで、
どうやってるのかな、緊急の場合は・・・?

Stroll in Alfama, Lisbon
ブーゲンビリアが彩りを添える、ファサード。

ここからまた坂道をクネクネ登って、
人混みの開けたところに出たと思ったら、
Portas do Sol(太陽へのドア)と呼ばれる展望台。

Stroll in Alfama, Lisbon
見晴らしがいい。

Stroll in Alfama, Lisbon
登ってきたあたりを振り返って、混んでいた理由が判明。
巨大クルーザー2隻が停泊中。
ここから20人程度のグループになった観光客が、
ガイドさんとともに、アルファマ地区に繰り出しているわけだ。
ヴェネチアがクールザー観光客で、激混みするという話は聞いたけれど、
リスボンもそうだったのか・・・。

Stroll in Alfama, Lisbon
展望台のエリアは、トラムや三輪タクシーが行きかっている、
賑やかな広場。

そこからまた、人混みを避けて狭い路地を下っていく。

Stroll in Alfama, Lisbon


Stroll in Alfama, Lisbon
リスボンの旧市街は、グラフィティまみれで、
ちょっと不満だったけど、このグラフィティ(というか、壁画と呼んであげようか)は、
レトロで素朴でチャーミング。

Stroll in Alfama, Lisbon
狭い路地に建物が傾くのを防いでいるのか、
ときどきこんな風なアーチ(というかつっかえ棒?)を見かける。

Stroll in Alfama, Lisbon
教会の横の壁に、なにげにアズレージョ・タイル。
モチーフが聖ジョージなのは、この教会が聖ジョージ教会
(Igreja de São Miguel)だから。

教会は残念ながら公開時間でなかったけれど、
中は<こんな>風にここも、こってり。

Stroll in Alfama, Lisbon
その向かいの、ファド・ビストロ。

ここからR. Sao Miguel(サン・ミゲル)通りをゆるゆる下っていく。

Stroll in Alfama, Lisbon
この通りと、その先のLargo de Sao Rafael(サン・ラファエル)通りの店は、
軒並みファド・ビストロ。

Stroll in Alfama, Lisbon
で、私達が夜にファドを聞きに来たかというと、
実は一度も行かずじまい。
配偶者氏は室内楽専門で、私はどちらかというと・・・、
イタリアン・オペラ/カンツォーネの方が好きかな。
なぜだろうね、ファドはちょっと「演歌」なので、
ヴォーカルがベタっぽくて苦手なのかも・・・。
メロディーラインが、私の耳ではキャッチしにくいのも一因。

Stroll in Alfama, Lisbon
ともあれ、ファド・ビストロの1件では、
昼間でもファドを演奏(練習?)していた。
奥の男性が弾いているのがポルトガルギターで、
手前の男性のスチール弦クラシック・ギターとのコンビで、
ファドの伴奏の定番となっている。

Stroll in Alfama, Lisbon
そのビストロを壁から見守るラファエル。

Stroll in Alfama, Lisbon
この一角で、露地で実っているオレンジを見つけた。
地中海なんだなぁ、UKではありえない~。

Stroll in Alfama, Lisbon
そこからまた、R. of São João da Praca(サン・ジュアオ・プラカ)の通りを西へ。
このあたりはもう丘の麓で、アルファマ地区の西の端。

Sé de Lisboa(リスボン大聖堂)が今回の散策の終着地。
次回は、この教会のイメージを。

今回散策したルート:



オマケヴィデオは、その典型的なファド。










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