Lisbon Alfama Walk(リスボン、アルファマ地区散策)
今回こそ・・・、話はリスボンに戻ってきましたよ。
ロンドン散策の前にUPした、国立アズレージョ博物館を見て回った後、リスボンの入り組んだ旧市街、Alfama(アルファマ)地区を散策していた。その時のイメージを。
博物館へは、街を見物がてらぶらぶら歩いて向かったけれど、博物館近くは近代的な港湾風景なので、かなり殺風景。
体力も温存したいので、帰りは博物館前のバス停から、川沿いに街の中心部に戻るバスに乗った。
210, 759, 794の3本のバスが、そのルートを走っている。3本あるので、あまり待たなくても乗れる。
アルファマ地区に行くためには、約2km離れた4つ先のバス停Alfândega(アルファンデガ)で下車する予定だった。
ところが、アルファンデガ・バス停の200mほど手前で、バスが渋滞に巻き込まれて、進みそうにもない。
ドライヴァーが機転を利かせて、ドアを開けてくれたので、降りたい人は降りていった。私達もそれに付いてバスを降りた。
お腹が空いてきたので、まずは、ランチを食べるところを探す。
バスを降りたところから、通りを一本丘の方に入ったところに、
小さな広場があって、そこにビストロが2-3かたまっている。
なんだか、ワサワサ観光客、それも団体さん?で混んでいる、
2つの「いかにも」なビストロを避けて、
一番小さな、地元の人の座っていたビストロに入った。
とにかくサラダが食べたくて、私はサラダとスープ。
リスボンは生野菜のサラダが、新鮮で安いので嬉しい。
ここでも魚介類のグリルが定番であったけれど、
何しろ昨日、初日の夜にロブスターのグリルを奮発して、
食べきれなかった・・・。
魚介類のグリルは、あと10年はいらないかもというぐらい食べた。
ランチの後は、そのビストロの横の、狭い狭い路地に入って、散策開始。
細い石畳の坂を上がっていく。
共同洗濯場を発見。
ロンドンなどの都市でも、19世紀頃まで存在していたけれど、
上水道の普及とともに姿を消していった。
ここでは現役。
あまりに珍しくて、フェンス越しに撮影。
外壁には「洗濯屋さん」の、レトロなプラークが貼られていた。
路地を抜けると、少し開けたコーナー。
そこに面して建つ、とてもポルトガル的なタイルの家。
そのコーナーには、ビストロがテーブル席を並べている。
この左手の坂道を登っていく。
アルファマ地区のビストロ/バーは、夜にはファドのライヴが入る。
昼間は大半が「準備中」。
また狭い路地を登っていく。
アルファマ地区は、リスボンでも最も古い市街地で、
丘の上のムーア人の城と同時期に広がっていったとされていて、
18世紀のリスボン震災でも破壊を逃れて、現在に至る。
坂道と迷路のような構造で、車が入り込めない路地だらけ。
タクシー、デリヴァリーもだけれど、
消防車や救急車も入れ込めないわけで、
どうやってるのかな、緊急の場合は・・・?
ブーゲンビリアが彩りを添える、ファサード。
ここからまた坂道をクネクネ登って、
人混みの開けたところに出たと思ったら、
Portas do Sol(太陽へのドア)と呼ばれる展望台。
見晴らしがいい。
登ってきたあたりを振り返って、混んでいた理由が判明。
巨大クルーザー2隻が停泊中。
ここから20人程度のグループになった観光客が、
ガイドさんとともに、アルファマ地区に繰り出しているわけだ。
ヴェネチアがクールザー観光客で、激混みするという話は聞いたけれど、
リスボンもそうだったのか・・・。
展望台のエリアは、トラムや三輪タクシーが行きかっている、
賑やかな広場。
そこからまた、人混みを避けて狭い路地を下っていく。
リスボンの旧市街は、グラフィティまみれで、
ちょっと不満だったけど、このグラフィティ(というか、壁画と呼んであげようか)は、
レトロで素朴でチャーミング。
狭い路地に建物が傾くのを防いでいるのか、
ときどきこんな風なアーチ(というかつっかえ棒?)を見かける。
教会の横の壁に、なにげにアズレージョ・タイル。
モチーフが聖ジョージなのは、この教会が聖ジョージ教会
(Igreja de São Miguel)だから。
教会は残念ながら公開時間でなかったけれど、
中は<こんな>風にここも、こってり。
その向かいの、ファド・ビストロ。
ここからR. Sao Miguel(サン・ミゲル)通りをゆるゆる下っていく。
この通りと、その先のLargo de Sao Rafael(サン・ラファエル)通りの店は、
軒並みファド・ビストロ。
で、私達が夜にファドを聞きに来たかというと、
実は一度も行かずじまい。
配偶者氏は室内楽専門で、私はどちらかというと・・・、
イタリアン・オペラ/カンツォーネの方が好きかな。
なぜだろうね、ファドはちょっと「演歌」なので、
ヴォーカルがベタっぽくて苦手なのかも・・・。
メロディーラインが、私の耳ではキャッチしにくいのも一因。
ともあれ、ファド・ビストロの1件では、
昼間でもファドを演奏(練習?)していた。
奥の男性が弾いているのがポルトガルギターで、
手前の男性のスチール弦クラシック・ギターとのコンビで、
ファドの伴奏の定番となっている。
そのビストロを壁から見守るラファエル。
この一角で、露地で実っているオレンジを見つけた。
地中海なんだなぁ、UKではありえない~。
そこからまた、R. of São João da Praca(サン・ジュアオ・プラカ)の通りを西へ。
このあたりはもう丘の麓で、アルファマ地区の西の端。
Sé de Lisboa(リスボン大聖堂)が今回の散策の終着地。
次回は、この教会のイメージを。
今回散策したルート:
オマケヴィデオは、その典型的なファド。
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