Strolling in Hampstead (ハムステッド散策)
なにかと、惨事続きでお騒がせのロンドン/UKだけれど、標本箱は変わりなく美麗(?)に。
今回は、前回訪れていのFenton House(フェントン・ハウス)のある、Hampstead(ハムステッド)の街のイメージを。
フェントンハウスから駅に戻る途中で、少し道をそれると、
パブのある路地に。
ハムステッドは、小高い丘の間にある街で、
歩いていると、突然見晴らしが開けることがある。
Goodge Street(グッジ・ストリート)近くのBTタワーが見える。
駅を通り越して、ハイストリートを50mほど下ったところ、
CafeのPaulの角を曲がると、Flask Walk(フラスク・ウォーク)。
昔から、小さな店が並んでいるチャーミングな路地。
きっともう、なくなってしまっていると思った、
小さな古本屋さん、いまだに健在。
その隣のアンティーク屋さんもまだ残っている。
地価高騰の高級住宅地で、信じられない。
きっとこの路地のランドロード(地主)の運営方針なんだろう。
ロンドンには、もっとこんな個人商店保護の地主会社が必要だわ・・・。
その先には花屋が2件並んでいる。
ヴィンテージ・ニュースペーパー風のラッピングがいい感じ。
店の続く路地を抜けると、すぐに住宅地。
6月からベルフラワーがこのあたりで、よく咲いている。
夏に初めてロンドンに滞在した、ウン十年前にも、
溢れるように咲く、この花がとても印象的だった。
そして、Cafeに向かっている。
ハイストリートにCafeは色々あるけれど、
ハムステッドに昔からあるこのカフェが、
今でも健在なのか、見てみたかった。
The Buttery Cafe
ここも昔のお屋敷、Burgh House(バー・ハウス)が、
Hampstead Museum(ハムステッド博物館)として、公開されている、
その一角に、いわばミュージアム・カフェとしてオープンしている。
地下部分のキッチンを使って、屋内・屋外でお茶・ケーキ・ランチが楽しめる。
その昔は、近所のおばあちゃん達がボランティアで、
ハンドメード・ケーキやスープを、サービングしている感じで、
ある意味、和めるほっこりしたスポットだった。
現在は、イタリアのシェフが入っている(?)風で、全てが美味しそう。
普段はケーキ類の「粉もの」には手を出さないのだけれど、
近くのテーブルの親子が食べていた、
このブルーベリー・パンケーキが、
ものすごく美味しそうで、食べてみたら、大正解。
甘みを押さえた香りの高い、ブルーベリーソースに、
メープル・シロップがとてもよく合う。
粉もの大好きの配偶者氏は、その上にまだクリームティー。
(私的には「うっ」だけど、スコーンも味見したら、確かに美味しかった。)
結局、甘い炭水化物をランチにしてしまった・・・。
その後、同行の配偶者氏・リクエストの、
Keats House(キーツ・ハウス)に向かう。
ここは、その名の通り、19世紀初頭の詩人John Keats(ジョン・キーツ)が、
イギリスで最後の2年間を過ごした家。
(その後、ローマに結核療養に滞在し、その地で亡くなっている)。
キーツがこの家を所有していたわけではなくて、
この一角を、間借りしていた。
また、この家は2つの区画に分けられていて、
キーツの婚約者、ファニー・ブローン(Fanny Brawne)の一家も、
広い方の区画に住んでいたのだそう。
現在はドアになっているこの部分の先が、
キーツの生涯の友人、Brown(ブラウン)が所有していて、
キーツが間借りしていた区画。
手前が、Dilke(ディルク)家、後にBrawne(ブローン)家が住んだ区画。
その先の応接室。
キーツの手稿。
私はヴィジュアル系だけど、文学、特に詩に関してはからきし疎い。
機材の取扱説明書とか、経済記事読む方が得意な部類なので
(特に英語は!!)、キーツにもそれほど思い込みナシ。
ロマンティック系の配偶者氏は、やたらカンドーしていた。
私はどちらかといえば、地下のキッチン部分のインテリアとか、
テーブル・ウェアに興味。
キーツ・ハウスの後は、ハムステッドのステキなお宅を、
覗いて回る。
5月の終わり、夏日のハムステッドでした。
この日に歩いたルートは、以下に:
そろそろ、次回からリスボン・ホリデー話に突入予定で、
しばらくまた標本箱は、イギリスから漂いでていきますよ。
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