Huis Van Gijn(ファン・ヘイン博物館)-3-
Dordrecht(ドルドレヒト)のお屋敷博物館、Huis Van Gijn(ファン・ヘイン博物館)から最終回は、上階にある書斎から。
このミュージアムの中でも一番好きな部屋。
19世紀の・・・・ちょっとコテコテ、17世紀リヴァイヴァルな様式。
版画、セラミック、絵画、などなど、幅広いコレクターだった、
ヘイン氏の応接室でもあり、研究室でもある部屋。
窓際に飾られているのは、先に亡くなった奥方の肖像画。
小型のコレクションを収めたキャビネット達。
壁のパネリングの上部は、17世紀様式を復刻した、
19世紀のギルト・レザー。
一方、前回の最後に出てきた、隣に繋がる部屋、
図書室に使われているのは、
ギルト・レザーを模した、壁紙なのだそう。
ステンドグラスにそれぞれ描かれているのは、
17世紀オランダの詩人、Jacob Catsの諺。
猫が描かれていたので、つい撮ってしまう。
同じく上階にある、メインベッドルーム。
この濃厚なパターンの壁紙は、この屋敷が建造された18世紀に由来するもの。
19世紀のヘイン氏の時代には、上から花柄の壁紙が貼られていたのだそう。
写真右半分の、ドア(廊下)側の壁紙は失われていたため、
他の壁に残っていた壁紙から複製して、2001年に導入された。
暖炉の横のドアの先には・・・、
ドレッシングルーム。
と、その先にあるバスルーム。
ドルドレヒトに市の給水が始まった1882-3年に、
ヘイン氏が真っ先にバスルームとガスボイラーを設置した。
それまでは入浴は、使用人がお湯と水を、
何度も持って上がるという重労働だった。
反対側からのヴュー。
その先には、タイル張りのトイレ。
メインベッドルームから、廊下を挟んで反対側のベッドルーム。
奥方がなくなった後に、ヘイン氏の使用したベッドルーム。
手前の椅子は車椅子になっていて、
晩年体が不自由だったヘイン氏の使用したもの。
そのまた上の階に登って、この部屋はプリント・ルームと呼ばれている。
ヘイン氏のプリント(版画)のコレクションを収蔵した部屋。
キャビネットの中は、浅い引き出しになっていて、
コレクションをフラットにに保存している。
コレクションの一部。
プリントルームの横では、洗濯物干し場が再現されている。
元々このフロアは、使用人ベッドルームが2部屋あるだけで、
あとは広いロフトスペースになっていて、
日常生活を支える、バックステージの役割を果たしていた。
現在は、このスペースを通って先にある階段を登り、
屋根裏の展示室へ。
屋根裏部屋にはおもちゃのコレクションがみっちり詰まっている。
ヘイン氏のコレクションは一部で、
大半はオールド・ドルドレヒト協会が1895年以降に集めた、
主に19世紀のおもちゃが、
1934年にこの博物館に寄贈されたもの。
ドールハウスや、ミニチュア。
現在でも現役で動く。
・・・というような、ここの博物館の様々な展示を楽しんだ後は、
階段を降りて・・・、
併設のカフェでランチを。
最後に、正面のヴューを。
Huis Van Gijn(ファン・ヘイン博物館)
Nieuwe Haven 29-30, 3311 AP Dordrecht, Netherlands
開館情報などは英文で<このページ>に。
地図:
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