Le Chateau in "Perfect French Country"(「パーフェクト・フレンチ・カントリー」に掲載されたル・シャトー)
今回はまた、日本語モードに戻ってしまったけれど、UKで先日出版されたフレンチ・カントリーの写真本に、ペーターおじさんのル・シャトーが掲載されている、という話を。
4月4日に発売された、「Perfect French Country」。
Amazonに予約オーダーしていたのが届いた。
著者はインスタでフォローし合っている、Ros Byam Showさん。
World of Interiors誌出身(現在も寄稿している)の、トラディショナル・インテリア専門のライターで、このタイプの「スタイル」本を、25冊以上出版している大ベテラン。
私が去年、インスタを始めた時最初の頃に、フォローしあって、その後続々と私がアップロードした、Pおじさんのル・シャトーやら、フランソワーズのグラン・ムーランの写真を見て、興味を持ってもらったことがきっかけで、今回の取材に繋がったという経緯があって、まんざら、私も関係していない・・・わけではない。
2ヶ月前に、関係者用の先行版の写真が、ロスさんのインスタ・ページにアップされてびっくり。表紙カヴァーが、なんと、Pおじさんのル・シャトー!!
その上・・・、私がおじさんにクリスマス・プレゼントした、モドキ・デルフトやら、モドキ18世紀絵画が、なにげに写っている~(爆笑)。
拡大図。
フェイクだなんて、誰が知ろうか・・・、と思っていたら、
中の写真キャプションには、ちゃんと「別注リプロ」と書かれていた(笑)。
表紙の内カヴァーのステキ・コテージは、
Pおじさんのお友達フランソワーズのLe Grand Moulin(ル・グラン・ムーラン)。
目次前の見開きページにも、ル・グラン・ムーラン。
ページを追って話をすすめると・・・、
ル・シャトーとル・グラン・ムーランのみならず、
もう一つ知り合いの家が掲載されている。
ジュエリーの取引先のひとつ、スピタルフィールズの
Town House(タウン・ハウス)オーナー、
フィオナのノルマンディーの家。
実は、ロスさんがフィオナと繋がっていて、
私がインスタを始めた途端に、フィオナとフォローしあったら、
ロスさんとも繋がってしまった・・・という経緯。
フィオナのお宅はお邪魔したことはないけれど、
アンティークとミッドセンチュリー(特に絵画)がうまくミックスした、
そして、フランソワーズのル・グラン・ムーラン。
「子供の頃の思い出」というタイトルで、
お祖父さんの購入したこのコテージに、
子供の時に夏によく遊びに来ていて、その思い出のコテージに、
10年前に移り住んだ、という、フランソワーズの思い出話が中心となっている。
左のキッチンのあるコテージ、右のベッドルームのあるコテージ、
両方の暖炉に火が入れられて、煙が立ち上る。
キッチンのあるコテージのインテリア。
食事に呼ばれた時は、何時でも暗くなるまで池の上の、
テラス(ジェティ?)のダイニングテーブルにいて、
夜に寒くなってきてからコテージに入るので、
ダイニングの部屋のインテリアのディティールを、
ちゃんと見たことがなかった。
こんなに清々しい部屋だったんだー^^。
これはベッドルームの方のコテージ。
本文にはフランソワーズのアンティーク・ディーラーの話が、
インテリアに関連させて書かれている。
そして、この並木道は・・・、
ル・シャトーへのアプローチ。
この本では、写真キャプションに、
様々なインテリアのディティールが解説されている。
例えば、右ページ右下の、私達が「あじさいバーン(納屋)」と読んでいる建物。
この建物は、ル・シャトー本館より古くて、17世紀に遡るものだそう。
はじめた知ったよー。
ル・シャトー本館のキッチンやら、正面階段。
18世紀の屋敷の構造、つまり、
前面にオーナー家族の居住空間である、大きな部屋が連なり、
後面には使用人の活動領域の、小さな部屋が連なる。
それが現在では、キッチン、バスルームや、
ユーティリティールームの役割に、ちょうど当てはまるという話が、
本文に書かれている。
Pおじさんの作品に関しての話も、本文に登場する。
作品展示室も写っているんだけど・・・、
作品ボックスのライトを、点けていなかったのが残念ー!!
おじさんの作品が、意図的にホコリと蜘蛛の巣に、
まみれていることに言及した後で、
ダイニングテーブルの上の典型的な、オランダ式シャンデリア
に話がうつって、その下に箱作品のインテリアに使う、
ミニチュア版のオランダ式シャンデリアが下っているのを、
「大きな蜘蛛かと見間違える」と冗談めかして書かれている。
これが表紙に使われた、上階の階段ランディングの写真。
「クリーム・ウェアの皿は、一番下のもの以外はアンティーク。
一番下の皿はペーターのために、友人が別注製作したもの。」
ちゃんとその話したんですね(笑)。
ここの本文でも、部屋部屋を覆っていた、20世紀仕様にパネルを、
どんどん取り除いていったら、下から18世紀のオリジナルの風合いのある、
壁や天井が表れてくるという、エキサイティングな修復の話が出てきている。
2階の寝室。18世紀のパネリングと、修復で出てきた、19世紀の壁紙。
ベッドは実はイケアの現代もので、床が斜めっているので、
脚の下に古本を挟んで、傾きを調整している裏話も。
ちゃんと、屋根裏部屋も取材。
たしか去年の5月頃の取材だっただろうか、
Pおじさんが、ちょうど3月のメヘレンのフェアの時に、
箱一杯入手した、ギルト・レザーを販売用にパネルに張り込んでいた頃。
右ページ上の写真は、その作業台風景。
本文の最後には、今までシャト-を含めて3件の家を、
修復・改装してきたPおじさん曰く、
「このシャトーは、修復し終えた。
(また他に引っ越して始めるかというと)それはもうやらないよ。」
という一文で結ばれている。
いつまでも元気で、ル・シャトーの主でいてね、おじさん^^。
これ以外にも、南フランスも含めて、全体で12の家が掲載されている、
フランス・カントリー好きには、まさしく「鉄板完璧」なこの一冊。
リンク先は、UKアマゾンの販売ページです。
ご興味の方は、ぜひ。
(アマゾンJPでは<このページ>に。
しかし・・・、「通常1~3か月以内に発送します。」だとしたら、
アマゾンUKにオーダーする方が、送料がかかるけれど、速いのかな?)
Perfect French Country
by Ros Byam Shaw (Author)
Hardcover: 208 pages
Publisher: Ryland, Peters & Small Ltd (4 April 2017)
Language: English
ISBN-10: 1849757992
ISBN-13: 978-1849757997
Product Dimensions: 24.4 x 2.5 x 29.2 cm
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by KotomiCreations
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