Friday 7 April 2017

Le Chateau in "Perfect French Country"(「パーフェクト・フレンチ・カントリー」に掲載されたル・シャトー)


今回はまた、日本語モードに戻ってしまったけれど、UKで先日出版されたフレンチ・カントリーの写真本に、ペーターおじさんのル・シャトーが掲載されている、という話を。

Perfect French Country book
4月4日に発売された、「Perfect French Country」。
Amazonに予約オーダーしていたのが届いた。

著者はインスタでフォローし合っている、Ros Byam Showさん。
World of Interiors誌出身(現在も寄稿している)の、トラディショナル・インテリア専門のライターで、このタイプの「スタイル」本を、25冊以上出版している大ベテラン。
私が去年、インスタを始めた時最初の頃に、フォローしあって、その後続々と私がアップロードした、Pおじさんのル・シャトーやら、フランソワーズのグラン・ムーランの写真を見て、興味を持ってもらったことがきっかけで、今回の取材に繋がったという経緯があって、まんざら、私も関係していない・・・わけではない。

2ヶ月前に、関係者用の先行版の写真が、ロスさんのインスタ・ページにアップされてびっくり。表紙カヴァーが、なんと、Pおじさんのル・シャトー!!
その上・・・、私がおじさんにクリスマス・プレゼントした、モドキ・デルフトやら、モドキ18世紀絵画が、なにげに写っている~(爆笑)。

Perfect French Country book.jpg02
拡大図。
フェイクだなんて、誰が知ろうか・・・、と思っていたら、
中の写真キャプションには、ちゃんと「別注リプロ」と書かれていた(笑)。

Perfect French Country book03
表紙の内カヴァーのステキ・コテージは、
Pおじさんのお友達フランソワーズのLe Grand Moulin(ル・グラン・ムーラン)

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目次前の見開きページにも、ル・グラン・ムーラン。

Perfect French Country book05
ページを追って話をすすめると・・・、
ル・シャトーとル・グラン・ムーランのみならず、
もう一つ知り合いの家が掲載されている。
ジュエリーの取引先のひとつ、スピタルフィールズの
Town House(タウン・ハウス)オーナー、
フィオナのノルマンディーの家。
実は、ロスさんがフィオナと繋がっていて、
私がインスタを始めた途端に、フィオナとフォローしあったら、
ロスさんとも繋がってしまった・・・という経緯。
フィオナのお宅はお邪魔したことはないけれど、
アンティークとミッドセンチュリー(特に絵画)がうまくミックスした、
味わいのあるインテリア。

Perfect French Country book06
そして、フランソワーズのル・グラン・ムーラン
「子供の頃の思い出」というタイトルで、
お祖父さんの購入したこのコテージに、
子供の時に夏によく遊びに来ていて、その思い出のコテージに、
10年前に移り住んだ、という、フランソワーズの思い出話が中心となっている。

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左のキッチンのあるコテージ、右のベッドルームのあるコテージ、
両方の暖炉に火が入れられて、煙が立ち上る。

Perfect French Country book08
キッチンのあるコテージのインテリア。
食事に呼ばれた時は、何時でも暗くなるまで池の上の、
テラス(ジェティ?)のダイニングテーブルにいて、
夜に寒くなってきてからコテージに入るので、
ダイニングの部屋のインテリアのディティールを、
ちゃんと見たことがなかった。
こんなに清々しい部屋だったんだー^^。

Perfect French Country book09
これはベッドルームの方のコテージ。
本文にはフランソワーズのアンティーク・ディーラーの話が、
インテリアに関連させて書かれている。

Perfect French Country book10

そして、この並木道は・・・、
ル・シャトーへのアプローチ。


Perfect French Country book11
この本では、写真キャプションに、
様々なインテリアのディティールが解説されている。
例えば、右ページ右下の、私達が「あじさいバーン(納屋)」と読んでいる建物。
この建物は、ル・シャトー本館より古くて、17世紀に遡るものだそう。
はじめた知ったよー。

Perfect French Country book12
ル・シャトー本館のキッチンやら、正面階段。
18世紀の屋敷の構造、つまり、
前面にオーナー家族の居住空間である、大きな部屋が連なり、
後面には使用人の活動領域の、小さな部屋が連なる。
それが現在では、キッチン、バスルームや、
ユーティリティールームの役割に、ちょうど当てはまるという話が、
本文に書かれている。

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Pおじさんの作品に関しての話も、本文に登場する。
作品展示室も写っているんだけど・・・、
作品ボックスのライトを、点けていなかったのが残念ー!!

Perfect French Country book14
おじさんの作品が、意図的にホコリと蜘蛛の巣に、
まみれていることに言及した後で、
ダイニングテーブルの上の典型的な、オランダ式シャンデリア
に話がうつって、その下に箱作品のインテリアに使う、
ミニチュア版のオランダ式シャンデリアが下っているのを、
「大きな蜘蛛かと見間違える」と冗談めかして書かれている。

Perfect French Country book15
これが表紙に使われた、上階の階段ランディングの写真。
「クリーム・ウェアの皿は、一番下のもの以外はアンティーク。
一番下の皿はペーターのために、友人が別注製作したもの。」
ちゃんとその話したんですね(笑)。

ここの本文でも、部屋部屋を覆っていた、20世紀仕様にパネルを、
どんどん取り除いていったら、下から18世紀のオリジナルの風合いのある、
壁や天井が表れてくるという、エキサイティングな修復の話が出てきている。

Perfect French Country book16
2階の寝室。18世紀のパネリングと、修復で出てきた、19世紀の壁紙。
ベッドは実はイケアの現代もので、床が斜めっているので、
脚の下に古本を挟んで、傾きを調整している裏話も。

Perfect French Country book17
ちゃんと、屋根裏部屋も取材。
たしか去年の5月頃の取材だっただろうか、
Pおじさんが、ちょうど3月のメヘレンのフェアの時に、
箱一杯入手した、ギルト・レザーを販売用にパネルに張り込んでいた頃。
右ページ上の写真は、その作業台風景。
本文の最後には、今までシャト-を含めて3件の家を、
修復・改装してきたPおじさん曰く、
「このシャトーは、修復し終えた。
(また他に引っ越して始めるかというと)それはもうやらないよ。」
という一文で結ばれている。
いつまでも元気で、ル・シャトーの主でいてね、おじさん^^。


これ以外にも、南フランスも含めて、全体で12の家が掲載されている、
フランス・カントリー好きには、まさしく「鉄板完璧」なこの一冊。
リンク先は、UKアマゾンの販売ページです。
ご興味の方は、ぜひ。
(アマゾンJPでは<このページ>に。
しかし・・・、「通常1~3か月以内に発送します。」だとしたら、
アマゾンUKにオーダーする方が、送料がかかるけれど、速いのかな?)


Perfect French Country

by Ros Byam Shaw (Author)
Hardcover: 208 pages
Publisher: Ryland, Peters & Small Ltd (4 April 2017)
Language: English
ISBN-10: 1849757992
ISBN-13: 978-1849757997
Product Dimensions: 24.4 x 2.5 x 29.2 cm







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