Mechelen Town (メヘレンの町)2017 -2-
しばらくご無沙汰標本箱でした。
なんとか、先週に2本入っていた撮影を済ませて、ポストプロセス納品+追加修正が完了したところ。
途中で、週末に2時間ぶっ通しのズンバ・イヴェントなんか参加したりしながら・・・。
(ロンドン最強のズンバ・チーム、多分!? <ここ>に、ヘラヘラ踊ってる私まで映ってるや~ん・・・かないまへんわ・・・笑。)
さて、復活標本箱は未だに、ベルギーはMechelen(メヘレン)界隈を漂っていて、今回は教会のイメージなど。
メヘレンといえば、St. Rumbold's Cathedral (聖ランボールド大聖堂)が、筆頭の教会(聖堂)なんだけれど、ここは昨年訪れたので(その話は<このページ>に)、で、今回はちょっとマイナー目の教会2つを訪れてみた。
最初の教会は、Onze-Lieve-Vrouw-over-de-Dijlekerk
(Church of Our Lady across the river Dijle = デイラ川向こうの聖母教会)。
メヘレンの町1回目の最後に載せた、漁師組合のギルドホール
Grooten Zalm /Great Salmon (大鮭)の近く。
「大鮭」と同様に、デイラ川の南岸近くに建っている。
現在の建物は、14~16世紀にかけて、建造されている。
ご本尊、マリア母様はバロック様式で、
天使君達が支えている、まさしく「玉座」に、華麗に座している。
お美しい・・・。
かなり必死の天使君にSacred Heart(聖心)をちらつかせて煽る(笑)。
こちらのマリア母様(?)も、お美しいバロック様式。
このちょっともっちゃりした感じは、18世紀のものかと。
塔を持っているので、聖バルバラ?
側面のチャペル祭壇は、バロックの造りで、
中の彫像はそれより古いもののよう。
Wikiを調べてみたら、「Our Lady of Sun(太陽の聖母)」と呼ばれる、
15世紀の彫像だそう。
中世のチャーミングな表情は、「Our Lady of Leaning Lee(リー?に、もたれかかる聖母)」。
ここでは一番古い彫像で、14世紀のもの。
現在の教会の前に建っていて、14世紀中頃に焼失した、
前教会から、受け継がれたものと考えられている。
詳細は調べきれなかったけれど、
ゴシック期の木彫レリーフの、アルター・ピース。
壁の一部に、16世紀のフレスコ画が残っている。
外観を(また)撮り忘れたので、Google Streetより。
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去年撮った写真だけれど、町や鉄道の中から、
よく見かけるこの特徴的なドームの教会。
次に、ここを訪れてみることにした。
「Onze-Lieve-Vrouw van Hanswijk(The Basilica of Our Lady of Hanswijk =
ホンズウェイクの聖母聖堂)」と呼ばれている。
ドームは教会のNave(本堂)とTransept(翼廊)が、
交差する部分にかかっていて、
正面から見ると、こんな感じでドームは見えずに、
比較的シンプルな、イタリア風18世紀の造り。
18世紀建造の現在の建物の内部は、
採光ドームがついいているので、とても明るい。
これは翼廊を見たところ。
晴れやかな印象の正面祭壇。
白と金の華麗なバロック様式。
サイドの通路部分の天井、プラスター装飾。
そうそう、メヘレンは中世以来、アラバスターをはじめとした、
「彫り物」の中心地だった。
なので、レリーフの彫りに冴えがうかがわれる。
このサイドチャペルの・・・、
祭壇正面パネルは、その名物アラバスター彫り・・・と思われる。
これも美しい彫りの聖母子。
典型的な白黒のベルギー的なる配色。
主祭壇には座していないけれど、この教会の「御本尊」的、
Onze-Lieve-Vrouw van Hanswijk(ホンズウェイクの聖母)。
年に一度のprocession(プロセッション=祭礼パレード)には、
この像が引き出されるのだそう。
日本でも「だんじり」があるけれど、あれとカトリックの
プロセッションは、どこか合い通じるものがあるかと。
オリジナルの像は16世紀に消失したらしく、
現在のものは、それ以降に制作されたものだそうだけど、
15世紀より古い印象の、古風な表情。
木彫パネルの彫りもキレイ。
最後に、エントランスを振り返ったところ。
その上には、パイプオルガン。
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