Saturday 6 May 2017

Lisbon Impression (リスボン印象)-2-

昨夜リスボンから帰って来ましたよ。
いやぁ、リスボンは夏でした。ロンドンは、どんより天気の涼しい春。自分的には、ここの気候の方が、ずっと体調にあっている気がする。 やっぱり帰ってくると、くつろぐわぁ^^。
今回は、いつもよりちょっと長い10日間のホリデー(普通は1週間行っている)、なので、まだまだダイジェスト写真の続き、滞在続編ということで。
本当は、リスボンからUPしたかったけど、アパートメントのWifiが夜になると、まわりで使う人が増えるのか、なんなんだか、頻繁にコネクションを失って、そうしたらこれまたなぜだか、いちいちパスコード入れる必要があって、とてもブログUPできる環境じゃなかったのでできずじまい。

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滞在5日目の日曜日。リスボン北部のCampo Grandeまでメトロで出て、
そこがターミナルのMafrenseバスに乗って、Mafra(マフラ)という町へ。
ここは修道院と合体した、パレスがあるのでそれを見に行くのが目的。
この濃厚な装飾ドームは、修道院チャペル。

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チャペル、エントランスの彫像。
一応パレスなんだけれど、修道院の一部を夏の離宮にした・・・、
みたいな背景なんだと思う、パレスの方はなんだか、
がら~んとした感じで、今ひとつ印象的ではなかった。
一方、修道院、チャペル側の方の展示が興味深い。

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修道院側の展示、キャビネット・オブ・聖遺物。

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このパレス/修道院の最大の見ものはこれ、図書室。
これを見るために、はるばるここまで来たようなもの。
また、写真の整理がついたら標本箱にも詰め込みますよ。

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リスボンに戻ってきて、スーパーで食品を買いだして、
帰りに通るPraca Dom Pedro IV(ドン・ペドロ4世広場)の噴水。


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6日目の月曜日。 この日は全世界的にメーデー祭日。
リスボンでも、パレスとかミュージアムとか、すべて閉館。
なすすべないので、海を見にやってきた。
リスボンの街自体が面しているのは、海のようで、実はTagus(タガス)川の河口。
本格的に海といえるようになるのは、(Espargal)エスパルガルのあたりから。
そのもっと先のCascais(カスカイス)が有名だけど、観光激戦区なので避けて・・・、
手前にある、Carcavelos(カルカヴェロス)という、
この界隈では最長のビーチに、鉄道でやってきた。

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1km近く続くビーチなので、多少人出があっても、激混み感はない。
そして、殆どがローカルの人が、海水浴・サーフィンに来ている様子。
大西洋に面しているので、波が高くて、サーフィンに最適。

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これは午前中、(あとで思えば)まだ少し波が低い頃。

日光アレルギー系の私は、ツバヒロフェルト帽子+長袖ジャケット+
フルレングスのパンツ+スカーフぐるぐる巻きで武装していたにも関わらず・・・、
盲点が一つ。
きれいな砂浜なので、裸足で水際で遊んだり撮影したりして過ごしていたら、
足の甲が丸焼け。
帰りには足が真っ赤パンパンに腫れ上がる。
随分治ったけど、未だに後遺症完治せずで、痛くて歩きづらい。
そんなわけで、これ以降「ドスドスどこまでも歩く」ことができなくなる。
幸いなことに、リスボンのTaxiは、割安感満点。
(ロンドンに比べたら、の話)
配偶者氏と2人なので、そして公共交通は意外と高いので、
2人で鉄道+メトロ乗り継ぐなら、タクシーに乗った方が安い。
そんなわけで、ここからはタクシー愛好家となる。


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7日目火曜日は、鉄道でSintra(シントラ)へ。
ここはパレスが2つ、公開している屋敷が2つ、丘の上の城跡など、
見どころ満載の町。

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まずは、19世紀のデコラティヴな屋敷と、庭の、
Quinta da Regaleiraへ、タクシーで乗り付ける。
傾斜のきつい庭を昇り降りするんだけど、
撮影してたら、足もあんまり痛いとは思わないのが不思議。
なんだかんだでよく歩いてる。

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そこからまたタクシーで、Sintra National Palaceへ移動。
ここの一番豪華な部屋、Court-of-Arms Room(紋章の部屋)。

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中世以来のタイル床の残る、ゲストルームの一つ。

シントラは観光だけが産業・・・という感じで、観光命。
おのずと観光超激戦区。
まだトップ・シーズンでもないだろうに、あまりの人混みで
ちょっと疲れてしまった一日。


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8日目水曜日は、公開されているお屋敷、
Palácio dos Marqueses da Fronteiraへ。
ここはメトロの駅から20分ほど歩くけれど、
この際なので、駅からタクシー。
現在も一族の末裔が住んでいる屋敷の一部を公開しているので、
屋敷の中はガイドツアーのみで、撮影禁止。
この写真のテラスと、庭は撮影OK。
外回りだけでも充分インパクトありの、イタリア式庭園。

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池のまわりの構造部分。
ここを見たかった、撮りたかったわけですよ。

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その後は、メトロ2駅戻ったところにある、
Museu Calouste Gulbenkianへ。
エントランス・ホールのアール・デコ彫刻。

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ここに来た最大の目的は、ルネ・ラリーク。
ガラス器やジュエリーなどが、一部屋にまとめられている。
特別展のような質と量が、常設展で公開されている。

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ここのカフェ、緑豊かな庭に面して和めるのだけれど、
ちょうどアヒルっ子達が、チョロチョロし始める頃。

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人なれしていて、カフェのあるテラスを走り回ったりしている。


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9日目木曜日は、Ajuda National Palaceへ。
なんぼパレス好きなんか・・・(笑)。
ここは19世紀に使用されたロイヤルパレス。
これは、プライベートな方のダイニングルーム。

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女王様の執務室・・・だったかな?
ここのインテリアが一番気に入った。

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エントランスの彫像。

ここの従業員食堂のようなカフェでランチして、
(それが、安くて美味しい!!)
その後は、バスで10分程度の同じエリアにある、
Jerónimos Monastery(ジェロニモ修道院)へ。

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美しく保存された、クロイスター。
上階からも下階からも見て回れる。

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付属のチャペルは、無料で入れる。
ロマネスクとゴシックとルネッサンスの入り交じったような、
独特の様式。

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そこから、700mほど離れた、タガス川に面した中世の要塞
Belém Tower(ベレム塔)へ。
入場料を払って、テラスまでは出たものの、
そこから塔の上に登るのに、階段が狭いので人数制限があって、
長い行列の時間待ち。
もうちょっと、観光激戦区に疲れてきてて、
結局登らず、下から写真を撮ってよしとする。

いやぁ、リスボンの5月はもう観光トップシーズンなわけでした。


最終日の昨日、金曜日は、朝から雨。
フライトの時間まで、
アパートメントの近くのトラム始発乗り場から、
「観光トラム」状態の28番トラムに乗って、
目的地なく行き帰りしようか、と言う話になって、
乗り場に向かうも・・・あまりの人の列に、これまた配偶者氏が幻滅。
とっさに思いつきで、タクシーに飛び乗って、
行きそびれていたMuseu Nacional de Arte Antigaに向かう。

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Antigaの意味がわからなかったんだけど、
Ancient(古代)という意味で、中世・ルネッサンス美術と、
装飾工芸に特化した博物館。 100%自分の守備範囲。
なんでここを見逃してたんだぁ~っ!!

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時間に余裕のない、最終日フライト前の時間とはいえ、
完全に見逃すよりは当然マシ。

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その上、小さいながらジュエリーのセクションもあって、
あー、思いつきで来てよかった~、堪能。
最後の充実した時間を過ごせた。

その後は、ミュージアムでランチ(美味しい!!)、
タクシーをひらってアパートメント近くの
Praça da Figueira(フィグエイラ広場)に戻る。

リスボンのタクシーは、概ね正直で安心して乗れるそうだけれど、
旧市街は狭い階段路地が多すぎて、
タクシードライバーでも道がわからないことが多いのだそう。
そもそも、私達のアパートメントは急な坂の途中の、
階段路地にあるので、タクシーで前まで乗り付けるのは不可能。
なので、一番近いメトロ駅か広場に付けてもらって、
そこから歩いて帰っていた。

その後、アパートメントの荷物を引き上げて、
アパートの管理人さんのキャブで空港へ。

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午後はピーカンに晴れてきたリスボンを離れると、
すぐに一面雲で覆われる。
雲の上を2時間のフライト。

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ロンドン上空も雲に覆われていて、
どのあたりを飛んでいるか全くわからないけれど、
ヒースローの悪名高い「着陸順番待ち旋回」は、
1回で済んで、着陸態勢に。
雲を突き抜けると、いつもとは反対の、
西のウィンザー側からのアプローチ。
(風向きで、時々離着陸の方角が入れ替わる。)
珍しかったので、ヴィデオで撮ってみた。

そんなわけで、若干トラブルはあったものの、
充実したホリデーを楽しんできましたよ^^。

また来週は撮影が2本入っていて、ギュウギュウ。
不定期更新に陥りそうです・・・。





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