Lisbon Impression (リスボン印象)-2-
昨夜リスボンから帰って来ましたよ。
いやぁ、リスボンは夏でした。ロンドンは、どんより天気の涼しい春。自分的には、ここの気候の方が、ずっと体調にあっている気がする。 やっぱり帰ってくると、くつろぐわぁ^^。
今回は、いつもよりちょっと長い10日間のホリデー(普通は1週間行っている)、なので、まだまだダイジェスト写真の続き、滞在続編ということで。
本当は、リスボンからUPしたかったけど、アパートメントのWifiが夜になると、まわりで使う人が増えるのか、なんなんだか、頻繁にコネクションを失って、そうしたらこれまたなぜだか、いちいちパスコード入れる必要があって、とてもブログUPできる環境じゃなかったのでできずじまい。
滞在5日目の日曜日。リスボン北部のCampo Grandeまでメトロで出て、
そこがターミナルのMafrenseバスに乗って、Mafra(マフラ)という町へ。
ここは修道院と合体した、パレスがあるのでそれを見に行くのが目的。
この濃厚な装飾ドームは、修道院チャペル。
チャペル、エントランスの彫像。
一応パレスなんだけれど、修道院の一部を夏の離宮にした・・・、
みたいな背景なんだと思う、パレスの方はなんだか、
がら~んとした感じで、今ひとつ印象的ではなかった。
一方、修道院、チャペル側の方の展示が興味深い。
修道院側の展示、キャビネット・オブ・聖遺物。
このパレス/修道院の最大の見ものはこれ、図書室。
これを見るために、はるばるここまで来たようなもの。
また、写真の整理がついたら標本箱にも詰め込みますよ。
リスボンに戻ってきて、スーパーで食品を買いだして、
帰りに通るPraca Dom Pedro IV(ドン・ペドロ4世広場)の噴水。
6日目の月曜日。 この日は全世界的にメーデー祭日。
リスボンでも、パレスとかミュージアムとか、すべて閉館。
なすすべないので、海を見にやってきた。
リスボンの街自体が面しているのは、海のようで、実はTagus(タガス)川の河口。
本格的に海といえるようになるのは、(Espargal)エスパルガルのあたりから。
そのもっと先のCascais(カスカイス)が有名だけど、観光激戦区なので避けて・・・、
手前にある、Carcavelos(カルカヴェロス)という、
この界隈では最長のビーチに、鉄道でやってきた。
1km近く続くビーチなので、多少人出があっても、激混み感はない。
そして、殆どがローカルの人が、海水浴・サーフィンに来ている様子。
大西洋に面しているので、波が高くて、サーフィンに最適。
これは午前中、(あとで思えば)まだ少し波が低い頃。
日光アレルギー系の私は、ツバヒロフェルト帽子+長袖ジャケット+
フルレングスのパンツ+スカーフぐるぐる巻きで武装していたにも関わらず・・・、
盲点が一つ。
きれいな砂浜なので、裸足で水際で遊んだり撮影したりして過ごしていたら、
足の甲が丸焼け。
帰りには足が真っ赤パンパンに腫れ上がる。
随分治ったけど、未だに後遺症完治せずで、痛くて歩きづらい。
そんなわけで、これ以降「ドスドスどこまでも歩く」ことができなくなる。
幸いなことに、リスボンのTaxiは、割安感満点。
(ロンドンに比べたら、の話)
配偶者氏と2人なので、そして公共交通は意外と高いので、
2人で鉄道+メトロ乗り継ぐなら、タクシーに乗った方が安い。
そんなわけで、ここからはタクシー愛好家となる。
7日目火曜日は、鉄道でSintra(シントラ)へ。
ここはパレスが2つ、公開している屋敷が2つ、丘の上の城跡など、
見どころ満載の町。
まずは、19世紀のデコラティヴな屋敷と、庭の、
Quinta da Regaleiraへ、タクシーで乗り付ける。
傾斜のきつい庭を昇り降りするんだけど、
撮影してたら、足もあんまり痛いとは思わないのが不思議。
なんだかんだでよく歩いてる。
そこからまたタクシーで、Sintra National Palaceへ移動。
ここの一番豪華な部屋、Court-of-Arms Room(紋章の部屋)。
中世以来のタイル床の残る、ゲストルームの一つ。
シントラは観光だけが産業・・・という感じで、観光命。
おのずと観光超激戦区。
まだトップ・シーズンでもないだろうに、あまりの人混みで
ちょっと疲れてしまった一日。
8日目水曜日は、公開されているお屋敷、
Palácio dos Marqueses da Fronteiraへ。
ここはメトロの駅から20分ほど歩くけれど、
この際なので、駅からタクシー。
現在も一族の末裔が住んでいる屋敷の一部を公開しているので、
屋敷の中はガイドツアーのみで、撮影禁止。
この写真のテラスと、庭は撮影OK。
外回りだけでも充分インパクトありの、イタリア式庭園。
池のまわりの構造部分。
ここを見たかった、撮りたかったわけですよ。
その後は、メトロ2駅戻ったところにある、
Museu Calouste Gulbenkianへ。
エントランス・ホールのアール・デコ彫刻。
ここに来た最大の目的は、ルネ・ラリーク。
ガラス器やジュエリーなどが、一部屋にまとめられている。
特別展のような質と量が、常設展で公開されている。
ここのカフェ、緑豊かな庭に面して和めるのだけれど、
ちょうどアヒルっ子達が、チョロチョロし始める頃。
人なれしていて、カフェのあるテラスを走り回ったりしている。
9日目木曜日は、Ajuda National Palaceへ。
なんぼパレス好きなんか・・・(笑)。
ここは19世紀に使用されたロイヤルパレス。
これは、プライベートな方のダイニングルーム。
女王様の執務室・・・だったかな?
ここのインテリアが一番気に入った。
エントランスの彫像。
ここの従業員食堂のようなカフェでランチして、
(それが、安くて美味しい!!)
その後は、バスで10分程度の同じエリアにある、
Jerónimos Monastery(ジェロニモ修道院)へ。
美しく保存された、クロイスター。
上階からも下階からも見て回れる。
付属のチャペルは、無料で入れる。
ロマネスクとゴシックとルネッサンスの入り交じったような、
独特の様式。
そこから、700mほど離れた、タガス川に面した中世の要塞
Belém Tower(ベレム塔)へ。
入場料を払って、テラスまでは出たものの、
そこから塔の上に登るのに、階段が狭いので人数制限があって、
長い行列の時間待ち。
もうちょっと、観光激戦区に疲れてきてて、
結局登らず、下から写真を撮ってよしとする。
いやぁ、リスボンの5月はもう観光トップシーズンなわけでした。
最終日の昨日、金曜日は、朝から雨。
フライトの時間まで、
アパートメントの近くのトラム始発乗り場から、
「観光トラム」状態の28番トラムに乗って、
目的地なく行き帰りしようか、と言う話になって、
乗り場に向かうも・・・あまりの人の列に、これまた配偶者氏が幻滅。
とっさに思いつきで、タクシーに飛び乗って、
行きそびれていたMuseu Nacional de Arte Antigaに向かう。
Antigaの意味がわからなかったんだけど、
Ancient(古代)という意味で、中世・ルネッサンス美術と、
装飾工芸に特化した博物館。 100%自分の守備範囲。
なんでここを見逃してたんだぁ~っ!!
時間に余裕のない、最終日フライト前の時間とはいえ、
完全に見逃すよりは当然マシ。
その上、小さいながらジュエリーのセクションもあって、
あー、思いつきで来てよかった~、堪能。
最後の充実した時間を過ごせた。
その後は、ミュージアムでランチ(美味しい!!)、
タクシーをひらってアパートメント近くの
Praça da Figueira(フィグエイラ広場)に戻る。
リスボンのタクシーは、概ね正直で安心して乗れるそうだけれど、
旧市街は狭い階段路地が多すぎて、
タクシードライバーでも道がわからないことが多いのだそう。
そもそも、私達のアパートメントは急な坂の途中の、
階段路地にあるので、タクシーで前まで乗り付けるのは不可能。
なので、一番近いメトロ駅か広場に付けてもらって、
そこから歩いて帰っていた。
その後、アパートメントの荷物を引き上げて、
アパートの管理人さんのキャブで空港へ。
午後はピーカンに晴れてきたリスボンを離れると、
すぐに一面雲で覆われる。
雲の上を2時間のフライト。
ロンドン上空も雲に覆われていて、
どのあたりを飛んでいるか全くわからないけれど、
ヒースローの悪名高い「着陸順番待ち旋回」は、
1回で済んで、着陸態勢に。
雲を突き抜けると、いつもとは反対の、
西のウィンザー側からのアプローチ。
(風向きで、時々離着陸の方角が入れ替わる。)
珍しかったので、ヴィデオで撮ってみた。
そんなわけで、若干トラブルはあったものの、
充実したホリデーを楽しんできましたよ^^。
また来週は撮影が2本入っていて、ギュウギュウ。
不定期更新に陥りそうです・・・。
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