Royal Museums of Fine Arts of Belgium(ベルギー王立美術館)-2-
前回に引き続き、Royal Museums of Fine Arts of Belgium(ベルギー王立美術館)のイメージを。
途中の窓の眺め。曇天曇り。
詳細撮り忘れで、なんだかわからないのだけれど、
15世紀頃のマリア母様像・・・と思われる。
大理石レリーフを模したかのように、
モノクロで描かれているのが珍しい。
Lucas Cranach the Elder (ルーカス・クラナッハ (父) )の、
数ある「アダムとイヴ」作品の一つ。
15世紀末~16世紀前半のフレミッシュ画家、
Jean Bellegambe(ジョン・ベルゴーンブ)の聖母子。
とてもチャーミング。
で、(多分)このミュージアムのイチオシ収蔵物・・・なんだと思う。
親子含めて、20点弱収蔵されているんじゃないかな。
これは、「鳥罠とスケーターのある冬景色」ピーテル・ブリューゲル(父)。
そのディティール。
個人的に風景は好きだけど、
ゴチャゴチャ着膨れた(笑)人間がいっぱい出てくる
ブリューゲル絵画は全然興味の範疇にないのだけど、
ピーテル・ブリューゲル (子)が、父さんの昔の作品を模写している
共演が展示されていて、これにはやや興味。
その例を以下に・・・。
父さんの方の「ベツレヘムの人口調査」。
真ん中でロバに乗っているのが、妊娠中のマリア母様で、
ヨセフ父さんと、ベツレヘムの戸籍登録にやってきたところ。
ディティール。凍った川に低く沈んでいく太陽
(多分まだ4時前なんだろうけどね)。
北ヨーロッパのリアリティー。
こっちは息子の方。
色味が全体にセピア系。
夕日が描かれてないし・・・。
それと、ところどころ人々の服の色が違っているけれど、
構図的には、まるっきり同じリプロダクション。
上記の「鳥罠とスケーターのある冬景色」も、
当時から人気の作品だったそうで、
息子の工房では、これを百枚位以上リプロして販売していたそう。
アンティカ展などで「ブリューゲル」が売りに出ていたりして、
たまげるけど、リプロ制作量が多いので、
その昔は入手しやすかったのかも・・・。
ブリューゲル(子)の、「芝居と行列のある祝祭」
あーもう、人がゴチャゴチャしていてうざいわ(笑)。
で、後のブリューゲル(子)の方の絵画は割愛して・・・、
こちらも息子の一人、ヤン・ブリューゲル。
この人も同名の息子が画家なので、
ヤン・ブリューゲル(父)ということになる。
ちょっとややこしい。
この画家は、静物画、花の絵が中心。
こういうのはすごく好き^^。
特にペンダントなんて、
私がリプロを作ってあげましょうか?(笑)。
「イタリア絵画ギャラリーのレオポルト・ヴィルヘルム大公」
1651 David Teniers II (ダフィット・テニールス (子))。
みっちりゴチャゴチャしていても、
ブツや絵画だったら好きなので(笑)、
こういう絵画内絵画興味深い。
レオポルト・ヴィルヘルム大公は絵画コレクターだったそうで、
ググるとこれ以外にもいろいろな、
大公のギャラリーシーンを描いた作品が出てくる。
真剣・・・。
ルーベンスのPortrait of Jacqueline Caestre, Wife of Jean Charles de Cordes
あぁもう、いちいちカタカナ表記に直す根気が尽きたので、英語表記のまま。
これは、アトリエ表記がなかったので、ルーベンスの手になるものかと。
で、やっぱり凝視しているのは、ジュエリーだったりする。
「廃墟のあるイタリア風景」 Jan van der Meer III
夕日で金色に染まった空が美しい。
「風景」Gillis van Coninxloo III
こういう静かな風景画が好きな歳になってきたかも・・・。
水車小屋のディティール。
次回は、Fin-de-siecle(世紀末美術館)のイメージを。
Royal Museums of Fine Arts of Belgium
(ベルギー王立美術館)
Rue de la Régence /
Regentschapsstraat 3
1000 Brussels
Map:
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