December in London - Christmas decoration (12月のロンドン - クリスマス・デコレーション)-3-
ロンドンの街のクリスマス・イメージ 2016年版最終回は、West Endのショップウィンドウをいろいろ。
これまた・・・バブル期の日本を知ってる世代からすると、「地味」とか「大したことない」とは思う。一方、本格的トラディショナルじゃないのかっていうと、これまた、クリスマスツリーの本場ドイツ、イルミネーションの本場イタリアなど、コンチネントの国の方が断然トラディショナルで、味わい深い。
基本、ロンドンは中途半端にエッジイ(先端な)ことをしようとして、俗っぽくなってしまっているパターン多し。
それもまぁ、2000年ミレニアムの頃が最悪だったかも・・・というのは、私見だけど。
近頃は、ヴィンテージのトレンドで、トラッドにテイストが揺りもどしてきているので、少しはマシかな?というので、ショップ・ウィンドウも、自分フィルターで撮ってみた。
Liberty(リバティー)の前を通りかかったので、
ウィンドウ・チェック。
今年のテーマは「くるみ割り人形」。
Drosselmeyer(ドロッセルマイヤー)氏が、
ウィンドウできりきり舞いしている。
クリスマスツリーのシーン。
今年はロイヤル・バレエも、ENBも
クリスマスは「くるみ割り人形」なので、
「くるみ割り人形」ネタのディスプレイが多いのかな・・・?
などと考えたりする。
ここのはロイヤル・バレエとの協賛の様。
それにしても、ここの造形はちょっとナニですが・・・。
素人っぽい(笑)。
人形の兵隊達が銃を撃つと(銃口が光る)、
ネズミたちが後ろにパタッと倒れる仕組みになっている。
壁紙やラッピングペーパーはもちろん、リバティー柄。
入り口にも「くるみ割り人形」。
ファッションブランドのOASIS は「森」ネタ。
ただいまもう一つのウィンドウにインストール中。
ファッション・ブランドにしては遅い目の設営。
その上、手描きだぁ・・・がんばれぇ~。
紙細工のオーナメントがキレイな、Anthropologie。
オフCarnaby Street(カーナビー・ストリート)のFred Perry(フレッド・ペリー)。
クリスマスまであと何日のアドベント・カレンダーが、
シュレッドされて、その紙でトレードマークのローレル・リースを作っている。
よくできてるわ・・・(笑)。
Piccadilly (ピカデリー)では、トラッドの極みCordings(コーディングス)。
ここでこそ、クリスマスツリーも正統トラディショナル。
ピカデリーは、プリンセス・アーケード。
トラッドなクリスマス飾りが好きなんです・・・。
もっと古風なのはこれ、ガーランド、ピカデリー・アーケードにて。
クリスマス・ツリーはイギリスでは19世紀以降の風習なのだった。
ピカといえば、Fortnum&Mason(フォートナム&メイソン)のウィンドウ。
例年ウィンドウ・ディスプレイが凝っててお気にい入りなのだけど、今年はちょっとシンプル?と思って、背景を調べてみた。
今年はイラストレーターBrett Ryderのイラストを3D化したもので、「Together We’re Merrier (一緒だったら、もっと楽しい)」をテーマにした、ある意味コンセプチュアルなもの。
樵と、樵に切られるクリスマスツリーを始めとして、敵同士、相入れないもの同士、離れすぎているもの同士が、一緒になれたら、もっとクリスマスも(そして世界が)楽しいよー、というメッセージが込められている。
Brexit(UKのEU離脱)国民投票やら、USA大統領選挙やらで、どこもかしこも意識が分断されてしまったけど、クリスマスこそそんなことはヌキで、もう一度楽しい意識をシェアしよう、ということ。
樵が星飾りをツリーに付けてあげて、ツリーは樵にプレゼントを。
出会うことのないホッキョクグマさんから、
南極ペンギンさんに、F&Mクリスマスハンパーをプレゼント。
シェフと(いつもはシェフに茹でられる)ロブスターが、
シャンパンで大盛り上がり。
少年と芽キャベツ。
普通少年は芽キャベツがキライなんだろうか?
多分そういう意味だと思う。
そういえば、私も芽キャベツ嫌いで食べないよな・・・。
乱暴者の牡牛とティーポット。
あぁもう、いっぱい割れた後なんですけどぉ?
早起鶏さんと、夜更かしフクロウさん。
ランチタイムでないとスケジュールが合わないね。
などなど、8つのフロント・ウィンドウに展開されている。
店内では太陽と月がキス。
Duke Street St James側のサイド・ウィンドウでは、
ハンパーが飛び交っている。
ウチにも一羽間違って飛んできたらいいのに(笑)。
トリはRitz London(リッツ・ホテル)の正統クリスマスツリー。
最後にオマケ。
ウチの近所のイタリアン・カフェのオーナーが変わって、
現在はポーリッシュのオーナー。
そうしたら、いかにも中央ヨーロッパっぽい、
ジンジャービスケットのクリスマス飾りが、ウィンドウに登場。
食べても、素朴で美味しかった^^。
*************************
by KotomiCreations
<< Home