Wednesday, 28 December 2016

Christmas 2016 - 今年のクリスマス

全然ファンだったわけではないけど、クリスマス当日に、「ラスト・クリスマス」なんて歌ってたGeorge Michael(ジョージ・マイケル)がお亡くなりになりましたねぇ。ボウイさんやら、プリンスやら、ピート・バーンズやら、今年は音楽関連のオオドコロが続々お亡くなりだったのは、もしかして、天界のスーパー・ミュージック・フェスでも企画してるのかな、弁天さん・・・?(「聖お兄さん」ネタ・・・笑)。

隠者共同体のウチは、例年通り静かでヂミなクリスマスを満喫。
特に今年は、クリスマスが日曜日に重なって、振替休日的に、翌日のBoxing Day(ボクシング・ディ)も全面的にお休み。公共交通も止まって、例年ポチポチ、セールで開け始めていることもあるショップやスーパーも、今年は全面閉店。 食べてはゴロゴロしているだけの、自堕落な2日間ってステキだわ(笑)。

ちなみに、このボクシング・ディっていうのが、UK特有のものだそう。
クリスマスの、メインディッシュはアメリカ(のことは、あまり知らないけど・・・)やコンチネンツ(ヨーロッパ大陸)では24日イヴの夜、なことが多いそう。(確か、日本もそうだったんじゃないかな。)その時に、プレゼントも交換して、開けて楽しむ。
で、25日は、昔なら教会に行って、今時ならダラダラのんきに過ごす、というシステム。
一方UKは24日のイヴは、あくまでもフツーの日(最近、コンチネンツやアメリカの人がロンドンでは多いので、イヴにメイン・ディシュという家庭も増えてきたが)。この日にプレゼントを開けるのは「フラィング」で、ノーティ、NG、ダメ・ダーメ。
プレゼントは24日の夜にファーザー・クリスマス(サンタさん)が置いていくわけだから、25日の朝に開けるもの・・・ということになっている。
うちの配偶者氏のように「アンティーク」な世代の人は、25日朝になってもプレゼントは開けない。昼がクリスマスのメインディッシュで、そのときもまだ開けない。その後、散歩してお腹を空かせて帰ってきて、お茶とケーキを食べる。ここで初めてプレゼントを開けるという、実にまだるっこしい、シチメンドクサイ人達(もしかすると、配偶者氏の一家だけがそうだったのかもしれないけど・・・。)
私はその段階でもう飽きていて、「仕事始めようかなー」な気分になってしまう(笑)。
そのかわり、26日はボクシング・ディでお休みなので、この日にのんびり、もらったプレゼントを楽しむ、ということになる。
一方、コンチネンツでは、26日はもはや平日。会社やお店はOpenして、クリスマス気分ながら日常が戻ってくる。
クリスマスの日の朝に、Pおじさんから「プレゼントありがとー。」と電話が入ると(フランスでは24日の夜に開けている)、「え?もう開けたん?」と、ちょっと眉をしかめる配偶者氏が、可笑しい・・・。
と、まぁ、クリスマスには、ヨーロッパでもちょっとした地方性がある。

UK特有のボクシング・ディというのは、昔は使用人の人に、「お年玉」的にプレゼントやボーナスを渡す日だったそう。クリスマスの日は彼らは「仕事日」なので、翌日に休暇を取って自分の家族のところへ里帰りする、その際に雇用者が「お手当」をプレゼントしたのだそう。(教会の募金箱を開けて、困窮者に供給する日、というのが語源という説もある。)
この習慣は、この日に郵便屋さんや、ミルクマンなど、デリバリーに来てくれる人達に「お年玉」をあげるという形で、ほんの10数年ぐらい前まで残っていた。
というのは、ロンドンに来て最初の何年か、配偶者氏がポストマンが配達に来たらすぐ渡せるように、この日に玄関に小銭を用意して置いていたのを覚えているから。
今はもう、まったくそんな習慣はなくなってしまったし、ポストマンの来る時間帯が、ルートによってか、頻繁に変わるので、こんな悠長なこともしなくなってしまったけど。

閑話休題で、標本箱は、クリスマス後恒例の、そんなウチのどうでもいいようなクリスマス・レポートを。

Christmas 2016
こんな薄紙の折りたたみ式「スノーフレーク」飾りを、
配偶者氏が見つけて買ってきたところから、
今年のクリスマス飾りフィーバーが始まった。
まず、リヴィングルーム転じて、私のアトリエ、に導入。

Christmas 2016
入り口にもぶら下げたら、他の部屋の分がなくなったので、
ebayで検索して追加購入・・・のつもりが、
調子に乗ってしまって、丸いバウブル型やら、3D型やら、色々買ってしまう。
これはキッチンのシェードに、テンコモリしたところ。

Christmas 2016
ベッドルーム=配偶者氏の部屋が、一番大仰なことに・・・。

Christmas 2016
クリスマス・ツリーは例年、配偶者氏担当で、
本物のキャンドルを付ける程度のシンプルなものだった。
このページ
今年は昔に比べて、私の方にクリスマス前激務がなくて、
ココロの余裕があったのと、
氏が買ってきた今年のツリー、枝が横に張らずに、
上向きに伸びていて、これではロウソクが付けられない・・・。
そうなると、どうやってデコレーションしたものかアイディアのない氏が、
元企画デザイナーにヘルプを求める・・・。
そこで、去年ドイツで買ってきた、
薄板切り抜きのデコレーションをメインにすることにして、
これまた、いつものebayで検索して追加購入。
フラワー・アレンジメント用の、ミニアップルも購入。
まだちょっと寂しかったので、赤の薄紙をラフィア状にして、
リボンを作って乗せる。
かなり、トラディショナルな雰囲気。

Christmas 2016
最初は上の写真のように、
星型の薄板切り抜きオーナメントを木の先端に付けていたのだけど、
どうせだったら・・・ちゃんとしたゴールド星型を、
と思い立って、いつものポリマークレイで即興制作。
これはちゃんと取っておいて、毎年使わなきゃな。

Christmas 2016
バッテリー式のワイヤー・ライトを付けて、安全ライトアップ。
今後はこの方式にしようね、配偶者氏。

Christmas 2016
昼間のライティングも、なかなかいい感じ。

Christmas chiken dish
クリスマス当日のメインディッシュは、私担当。
今年はチキン(例年チキン)の骨付き脚を入手し損なって、
骨付きモモ肉。
左下から反時計回りに・・・、
チキン+ガーリック+ジンジャー+カシューナッツ+リーク+ドライクランベリーを、
醤油味で中華鍋で焦げ目がつくまで炒める。→
ル・クルーゼに移して、トマト缶+赤ワイン+インゲン投入そして味付け→
人参+イモ+カリフラワー+芽キャベツ+
コーン+ピー+オリーヴ投入→
蓋をして40分ほど弱火で煮込む→
10分ほど休めて、出来上がり。

Christmas chiken dish
食に関心がない方なので、
これぐらいしか料理レパートリーがない。
(あとは、ただただ中華かタイ風になってしまう・・・)
毎年これ。
でも年に一回なので、美味しく感じる^^。

River walk to Kingston
そして、散歩は川沿いにKingston(キングストン)へ。
途中、このために買っておいた、
食パン一袋をちぎって投げては、カモメにプレゼント。

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Drink at Browns Kingston
キングストン川沿いのパブ・レストランBrownsで、
配偶者氏はビール、私はオレンジジュース。
これも例年のパターン。

River walk to Kingsron
また川沿いをぶらぶら戻ってくる。

この後は3時からの「The Queen」、
女王陛下クリスマスのお言葉というものを拝聴し、
(たいてい間に合わないので、Netで見ている)
お茶とケーキとともに、プレゼント開けてよしの許可が出る。

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小さな暖炉に火が入って、

Christmas 2016
まったりのクリスマスはまだ続く・・・のだった。








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