Sunday 20 September 2015

ティエリーとドライヴ-3-

さて、最終目的地Honfleur(オンフルール)は、2時間といえども、まずまず堪能したし、まだ時間は5時半頃。暗くなるまで充分に時間はある。(暗くなるまで=8時半頃までには、ル・シャトーに帰ろうね、というのが、D+Kの提案。) 町の駐車場近くの公衆トイレの怪しげな風情に、Danaさんトイレに行けずじまいで・・・、「じゃぁ、海岸沿い隣町のVillerville(ヴィレルヴィル)がすぐだから、そこでお茶兼トイレ休憩しよう^^。」と海が見れたらゴキゲンのティエリー氏は、車を西に走らせる。

Villerville
で、これがなかなか味のある、ヴィレルヴィルの街の中心部。
いや、この辺のバブっぽいカフェでいいじゃないの?
と思うけれど、ティエリー氏「海岸線にカフェがあるはず」と、
地元の人をつかまえては尋ねている。

Villerville
ビーチにでたらカフェもあるよと、教えられて、坂を下るとそこは即ビーチ。
エモ言えない・・・海水浴カフェがあって、(撮影はしなかったけど)、
それでも、お茶してトイレに行く分には充分役に立つ。

Villerville
ティエリー氏でなくても、いつでも海は気持ちいいもの。

Villerville

Villerville
東の方は、セーヌ川河口の対岸 Le Havre(ル・アーヴル)が向かいに見えて、
ちょっと港湾インダストリアルな印象だけど・・・。

Drive
6時を過ぎて、一同目的を果たして、車に乗り込み南へ帰路をとる。
途中で見かけた、典型的な19世紀のお屋敷。
18世紀マニアのPおじやティエリー氏に言わせると、「19世紀になると悪趣味」。
まぁ、確かにフランスの住宅建築は19世紀になると、
なんとも要素盛り込み過ぎで、キッチュな感じが漂う・・・というのも解らんではない
(アンティーク版ディズニー・・・っていうか)。
一方イギリスは19世紀が文化全盛なので、(19世紀建築が)
なんだかこうエネルギーがみなぎってて、強くてカッコいいんだけど。

Drive
だんだん内陸部にはいってくる。

Drive
Saint-Pierre-sur-Divesに向かって南下中。

Drive

Drive
Saint-Pierre-sur-Divesの町に入ってきた。

Drive
ちょっとここで見せたいものがある、というので、車は町に入っていく。

Market Hall, Saint-Pierre-sur-Dives
一旦停止したのは、マーケットホールの前。
その後ろに見える修道院は、10世紀からの歴史があって、
このマーケットホールも、11-12世紀に建てられたもの。

Market Hall, Saint-Pierre-sur-Dives
ノルマンディー最大の、中世マーケットホールだそうで、
1944年に一度焼失したものの、その後、オリジナルに忠実に再建された。
現在でもマーケットは健在で、毎月曜日にはローカルの食品市が、
毎月第一日曜には、ブロカント・マーケットが立つ。
来年は、それを狙ってきてもいいな(笑)。

Drive
その後も、D511をひたすら南下。

Drive
Falaiseの町の外にあるウィンド・ファーム。

Drive
Falaiseの町の中には、18世紀・・・なんかでない、
本物の11世紀のお城Château de Falaiseが残っている。
ウィリアム征服王の父ノルマンディー公ロベルトの城で、
ウィリアム征服王がここで生まれた、というので有名。
ここも、いつか来てみたいもの。

Drive
同じくFalaiseの、Église Saint-Gervais-Saint-Protais.
11世紀に遡る教会だけれど、何度も戦争でダメージを受けていて、
現在の建物は15~16世紀に建造された、ゴシック様式。
この車道からのヴューは裏側で、全体は、以下の様な豪勢な建築。

Église Saint-Gervais-Saint-Protais de Falaise (Calvados-FR)
photography by François Levalet via Flickr

Drive
そして、ル・シャトーに近くに戻ってくると、
いつものごとく、農家の車と仲良く走って・・・、
それでも、日の落ちる8時半までには、無事戻り着いたのだった。
ティエリー、運転お疲れ様でーす!!







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