Sutton House (サトン・ハウス) -2-
東ロンドン、ハックニーにある、ナショナル・トラストSutton House(サトン・ハウス、サットン・ハウスともカナ表記される)から、引き続き18世紀以降の部屋のイメージを。
前回のGreat Hallから、左ウィングの部屋に入っていく。
このダークな色調に壁紙、というのは、19世紀の部屋を再現したもの。
その部屋の上だったか・・・下だったか、ちょっと忘れたけど、
これは18世紀の様式で、壁がすべてペイントのパネリングで覆われている。
家具はチッピンデール風。
当時のトレンドはシノワズリなので、少し中国風。
地下に降りると、セラー(酒蔵庫)。
部屋の入口の上部の飾りに使われたかと思われる、
ホップを彫刻した、オーク材ビームが展示されている。
地下の一部は、チャペルにも使われていた。
古いものではなくて、1914年の文字が見えるので、
ここが聖職者の住居に使われていた、20世紀初期のものと。
ちなみにここ、ホーンテッド(幽霊付)なのだそう。
光が入りにくくて空気が流れないところは、
どこでも「ホーンテッド」してるかも、黴みたいなもので・・・(笑)。
空気の流れのいい、中庭に出て、
そこから・・・、
キッチンに入る。
チューダー期のキッチンに修復されている。
機能上やむなくインストールされている水道は、20世紀初頭風。
キッチンから中庭を見たところ。
建物の奥には、昔は庭が広がっていたはず。
現在は学校の敷地。
ぶどう棚の下を歩く配偶者氏。
建物の右側にかろうじて、「庭」的なる空間が残されている。
真ん中にいる2階建てキャラヴァンも庭プロジェクトの一部で、
中は19世紀初頭を模して作られている・・・、
というまぁ、エクレクティックなアート作品。
The House of Fairytales(おとぎ話の家)と呼ばれているらしい。
企画制作はランドスケープ・デザイナーのDaniel Lobb。
<詳細はこのページより>
も・・もしかすると、常設ではなくて、
2014年の夏シーズンだけだったのかもしれない。
ところでこのバスト、アンティヌーだよね。
天井はこんな風。
Sutton House (サトン・ハウス)
2 and 4 Homerton High Street, Hackney, London, E9 6JQ
公開情報は<このページ>
Google地図は<このページ>
さてさて、明後日から我家はホリデーで、今年はヴィエナ(ウィーン)に一週間滞在することに。 なので、しばらく標本箱はお休みモード。 5月にまた覗いてみてくださいね~。
Labels: 場所
<< Home