Friday, 12 December 2014

Boat trip Richmond - Kingston (リッチモンド~キングストン ボート・トリップ)


水が引いて、ようやくボートに乗り込んで、Kingston(キングストン)に帰るところからが、今回の話は始まる。
9月のスパームーン洪水の日の写真と、8月の写真と、そしてまた、もっと以前の写真と、まぜこぜだけれどリバーボートの様子を。

Boat trip back from Richmond to Kingston
リッチモンドの空。9月は曇天。

Boat trip back from Richmond to Kingston
リッチモンド橋のたもと。
夕方から仕事の後にボートの練習の人達。
きっと、洪水でボートハウスにたどりつけず、
水が引いてから、ようやく練習開始となったことと。

Boat trip back from Richmond to Kingston
橋の下をくぐる。

Boat trip back from Richmond to Kingston
リッチモンドまで歩くと、20~30分ぐらいかかるハム・ハウスも、
ボートだとあっという間。 10分ぐらいだろうか。
木と木の間に一瞬見えるだけなので、シャッター・チャンスが難しい。
いつも通りすぎてしまう。
カメラを持ってチャレンジ3回目にして、始めてキャプチャー成功。

Trip back to Kingston on a river boat
うらうらといいお天気なのは、8月に来た時。
夏場はボートトリップが最高に心地よい。

Trip back to Kingston on a river boat
カヤックの子どもたちも、夏の写真。

Richmond
8月に乗ったのは、このNew Southern Belle(ニュー・サザン・ベル)。
アメリカ・ミシシッピー河の蒸気外輪船をモデルに、デザインされている。

Richmond
煙突が高くて、このままでは橋をくぐれないので、
橋が近づくと煙突を倒せる構造になっている。

Boat trip back from Richmond to Kingston
右に印象的な建物が現れる。

Boat trip back from Richmond to Kingston
Radnor House(ラドナー・ハウス)と呼ばれる、現在は私立学校。
詩人Alexander Pope(アレキサンダー・ポープ)の建てたヴィラの庭のグロットーが、
現在はこの学校の敷地にあるそうだけれど、
建物自体はポープの屋敷ではないらしい。

この辺りで、河は左に曲がっていく。
その先にはTeddington Lock(テディントン・ロック)。
ロックというのは、日本語だと閘門(こうもん)というのだとか。
(Wiki.jpのテクニカルな解説は<このページ>)
以下は、ボートの上から見たプロセス図解。

Trip back to Kingston on a river boat
テディントンは横に2つロックが並んでいる。
緑のライトの右側ロックに、ボートは向かう。
前のゲートの閉まったロックにボートが入り、
サイドの岸にロープで固定される。
後ろのゲートも閉じられて、前のゲートの水下部分が少しずつ開き、
ゲートの前の水をロックに流し込み、
徐々に水位をゲートの前の水位と同じにする。
(つまり、進行方向先のほうが、水位が高い。)
徐々にボートが上昇していっている。
ゲートの前と同じ水位になったら、前のゲートが開く。

Boat trip back from Richmond to Kingston
ロックを通過するのに、だいたい15分ぐらいかかっている。

Boat trip back from Richmond to Kingston
人や自転車の通る橋をくぐって、ここはもうキングストンの一角。

Trip back to Kingston on a river boat

Trip back to Kingston on a river boat
ナロー・ボートまたはカナル・ボートと呼ばれるボート。
運河(カナル)とテムズ上流(テディントン・ロックより上流)で主に使われる。
テディントン・ロックより下流は潮の干満があって運行が難しいので、
熟練者のみということになっている。
(基本的には、簡単な説明指導で、
初心者がレンタルでも運行できるほど、安全なボート。)
熟練者でも東ロンドンのLimehouse(ライムハウス)までが、
このタイプのボートの運行できる限界で、そこから先は海に対応できる、
パワーのあるボートしか運行が許可されていない。

Trip back to Kingston on a river boat
上の写真も、この写真にも、19世紀スタイルのボートハウスが写っている。

Trip back to Kingston on a river boat
キングストンの橋が見えるけれど、
ボート会社のTurk(ターク)のピアはその手前。
この端をくぐって、もう後1kmぐらいさかのぼってもらうと、
うちのSurbiton(サービトン)につくんだけどな・・・。

Trip back to Kingston on a river boat
タークのピアにて。
ここから、私達はバスに乗り換えて帰る。
ボートだと、リッチモンド~キングストン間は1時間。
バスだと25分・・・でも、やっぱり時間があったらボートが楽しいかな。

他にも、Turkのキングストンのピアからは、
ハンプトン・コートにも35分の便が出ている。
Turkのリバーボート情報は<このページ>に英文で。
















Labels: