フィレンチェの街-3-
今回はフィレンチェのお店イメージを中心に。
Tharros Bijoux(タロス・ビジュー)
基本的にフィレンチェは伝統工芸的なる、
クラッシックなデザインの物を扱うお店が多くて、
私的にはとても見ていて面白かったのだけれど、
その中でも、このコスチューム・ジュエリー・ショップは感激もの。
バロック絵画などに描かれるジュエリーを再現した・・・などと、
どこかでおんなじようなことやっている者もいるわけで・・・(笑)。
ここは、ポリマークレイではなくて、アロイ(合金)・キャストに
アンティーク・ゴールド鍍金もの。
お店はフィレンチェに2件あるようで<このページ>、
それ以外でもウフィチのミュージアム・ショップで見かけたりもした。
もともとは、スペインのデザイナーだそうだけれど、現在はフィレンチェが基盤。
配偶者氏が買ってくれたリングをお見せしたいが、
誕生日プレゼント、と称して、どこかに隠蔽されているのだった。
これもジュエリー・ショップと思われる・・・だけれど、
コスチュームでなくて、ハイ・ジュエリー(貴金属)だったので、
いまひとつ興味がわかなくて、中には入らなかった。
この入り口のvalance(ヴァランス)が、ものすごく私好みだったので撮ってみた。
これまた、通りかかって撮ってみただけなので、
どんなお店か中は見ていない。
ロープ状の素材を使ったジュエリー・ショップ(?)のよう。
紙・スティショナリー・文房具の店のウィンドウ。
Il Papiro(イル・パピロ)というチェーン店で、
フィレンチェだけでも6件の店がある。<お店のアドレスはこのページに>
マーブル紙を探していたので、このお店にどっぷりとはまって、
いろいろ買い込んでしまった。
ごくごく普通の薬局のウィンドウが、やたらアンティークなことに・・・。
Maurizio&Salici Antiques&Lifestyle
シチリアに本店のあるアンティーク・ショップのフィレンチェ店。
どのアイテム一つとっても、デコラティヴ・フェアのブースの、
メインディスプレイにできそうなものが店中ぎっしり。
目に付くものことごとく、300ユーロ以下はなく・・・
買い物は考えた挙句断念。
店の中は、やっぱり写真撮らせてもらえなかった。
悔しいので、別の日に通りががった時に外から激写(笑)。
Webサイトはシチリアのアドレスしか載ってないけれど、
フィレンチェの店の住所はここ。
50125 Firenze, via Santo Spirito, 32R
Castrina
そのほぼ、ナナメ向かいにあるこのお店。
何屋かというと、装飾品の下地彫刻の専門店。
これこそ、フィレンチェならでは。
完成品アンティークは買えないけれど、
それだったら自分で作ってやろうじゃないか(笑)。
入り口を入ったところには、一般の人向けに、
ギルディングを施した完成品のフレーム、箱等が売られている。
奥にどんどん入ると、そこはサンプル展示パネルがぎっしりの
ワークショップ。
これでたいがい血圧が上がる。
ここでは、手彫り木地(TAが品番の前に付く)と、
木粉をペーストで固めたモールドものの両方が扱われている。
手彫りはシャープで美しいけれど、40ユーロ以上する。
モールドだと、同じデザインが15ユーロ程度。
迷わずモールドものをいろいろ購入。
一個からでもわけてもらえるが、
品番を伝えて奥の倉庫から出してきてもらう手間を考えると、
できるだけまとめ買いするのがエチケットかと。
で、買ってきたものいろいろ。
この木粉モールド、試してみて気がついたけれど、
樹脂がバインダーでなくて、糊がバインダーのようなので、
彫刻刀で彫りをその上から入れやすいようになっている。
つまり、後から自分でディティールを入れることも難しくない。
そして、ゲッソ等の下地や塗料が染込みやすい、
乗りやすい素材になっている。実によくできている。
(ちなみに、私は漆工・塗装科専攻なのだった・・・笑)
素材関連で、激しくエキサイトしてしまうのだけれど、
それ以外にもこの、アルノ河南岸のOltrarno(オルトラルノ)エリアは、
ワークショップがいろいろ。お店を兼ねている所も多い。
地価の上昇で、町工場や小さな工房、個人商店が
どんどん存在できなくなってきているロンドンに比べて、
貨幣経済基準では比較できない「豊かさ」の残っている街。
Trattoria 4 Leoni
食には疎い方だけど、ここは美味しかった。
「梨のラビオリ」が美味しすぎで、宿にキッチンがあるにもかかわらず、
一週間の滞在に3回食べに行くってどうよ(笑)。
値段もロンドンで外食することを思えばお手ごろ。
(アルコールなし3コースでオーダーして、一人25ユーロぐらい)
実は人が歩いている通りの、3軒ぐらい先に滞在していたので、
ついつい来てしまう。
平日8時以降、週末は予約でほぼ満杯。
Via de’ Vellutini, 1r (Piazza della Passera) 50125 Firenze
そのナナメ向かいのアイスクリーム屋。
Gelateria Della Passera
人のいないときに撮ったけれど、普段はいつでも外までキューが続く。
タブに入れてもらって、持ち帰りして・・・つまり毎日食べていた。
パッケージが気になって買ったお菓子。
ナッツとドライフルーツを固めたようなもの、で、
私は苦手で、配偶者氏が喜んで完食。
ベーコン、ソーセージ類の専門店・・・かと?
最後はアンティークショップのウィンドウの彫像。
次回は、買い物編の続きといえば、続き、Sant Spiritoの日曜マーケットのイメージを。
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