Museum Speelklok (シュピールクロク博物館)、ユトレヒト -2-
オランダ、ユトレヒトからMuseum Speelklok (シュピールクロク博物館)の続編で、今回は上階のギャラリー部に上っていく。
上階に上ると、ここが元教会であったことがよくわかる。
右に見えるのは、ここの教会に
そもそも備え付けられていたパイプオルガン。
最も「ストリート・オルガン」という呼び方にふさわしいのは、このタイプ。
街角でこれだけが、演奏されていたり、
大道芸のBGMになったり。
3年前に、ブダペストで演奏しているのを見かけた。
このおじさんは、口笛の伴奏つきだった。
エキゾティックな・・・と思ったら、
トルコのシリンダー・ピアノ。
その後ろの棚に収納されているのは、
自動ピアノの、ロール。
自動演奏機械のそもそもの始まりとなった、
教会の時報チャイムのシステム。
一定の時間が来ると、
この機械の上に掛けられている、
サイズの異なる別音階のベルを、
メロディーに準じて引っ張って鳴らす仕組みになっている。
その小型ヴァージョンが、
時報チャイム付の柱時計となって、
富裕市民の屋敷に入ってきた。
一方、教会の時報チャイム機の、
メロディー歯車をミニチュア化して、
メタルの櫛を音源にしてみたら、
オルゴールが出来上がった。
オルゴールが
「出っ張り」でメロディーを記録するのを、
逆に「パンチ穴」でメロディーを記録させて、
ディスク型にしたのが、Polyphone(ポリフォン)。
ディスクが大きいほど演奏時間も長くなる仕組み。
ここの博物館での実演。
音がなんともいえず美しい。
ディスクだと、限りある演奏時間を、
どこまでも伸ばそうというのが、
libellion(リべりオン).
演奏を見つけた。
ディスク型の方が、普及していたのか、
さまざまなタイプのものが収蔵されている。
大型書籍の様な構造で、
プレーヤーと、その前のページには、
メロディーディスクが収められている。
これ、コーネルの箱アート思い出させるんだけど・・・(笑)。
豪華版。
ポータブル・プレーヤー。
グラモフォン・レコードと張り合ってるんだか・・・?
フォトジェニックなディスク達。
最後は、カフェ・エリアにあった展示で、
ファンフェアのミニチュアの前で、
小さな実写の人々が踊っている。
妙に可愛らしい。
Museum Speelklok (シュピールクロク博物館)
Steenweg 6, NL - 3511 JP Utrecht
火~土曜日 10:00am~17:00pm
大人11ユーロ、4~12歳子供6ユーロ。
ミュージアム・パスで無料、他ユトレヒト・カード割引等有。
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