近頃の写真仕事近況-Cotswolds(コッツウォルズ)-2-
前回のコッツウォルズの話の続きで、その後に訪れた町がStroud(ストラウド)。
ここは某アンティーク・ショップの取材のために行ったのだけれど、町自体はなんというか・・・いまひとつぱっとしない。
これは駐車場を探して、走っている車から撮った写真。
こんな風に・・・ここは村と言うよりは町で、鉄道の駅もある。
しかし皮肉なことに、鉄道駅のある地方都市はことごとく、
チャーミングな田舎っぽさを失ってしまう。
立地からいっても、ここはコッツウォルズの西のはずれ、ロンドンからは遠くて、
ほとんどウェールズに近いといってもいいぐらい。
町や周辺の住宅ももはや、「蜂蜜色」のコッツウォルズ石で、
すべて建てられているわけではない。
中には70年代に開発された、コンクリートの建物もあるわけで、
それが一段と、「いまひとつな町」感を盛り上げてしまうのだった。
天気も悪くて、右に見えているハイ・ストリートも一段と寂れた感漂う・・・。
しかし、古本屋さんは、なかなか味がある。
窓から覗いている犬まで悲しそう・・・(笑)。
それでも、リヴァイヴァル傾向にいあるのか、
トレンディなヴィンテージショップが、いくつか目に付く。
おしゃれな雑貨屋さんも。
街角のレトロなパン屋さん。
この次は、観光激戦区、コッツの中でもフォトジェニック村上位を占めるはず、の、
Bourton-on-the-Water(ボートン・オン・ザ・ウォーター)だというので、
ストラウドの撮影はそこそこに、またドライヴ。
着きました。
いや、比較するのは気の毒というもので・・・ここは別物。
Windrush(ウインドラッシュ)川が、さらさら流れて、確かに「絵になる」風景。
建物も昔のままに保存されていて、それがカフェ・レストランやショップに使用されている。
ティールーム。
カフェ。
レストラン。
向かいのハイ・ストリート側はこんな感じで、観光客や買い物客の車は多い。
ハイ・ストリートの裏側に、町の集合駐車場がある。
そこには観光バスも7-8台停まっていて、夏の昼間は、町は観光客で混雑している。
このころはもう夕方。
5-6時頃を目途に、観光バスが帰っていく時間帯になると、町は一気に静かになる。
遅い目か、早い目の時間帯だと、写真が撮りやすい。
そして、ようやく日が差した!!
最後は駐車場に向かう路地の、石垣の上に咲く野草たち。
私達はここから少し離れた、Upper Slaughter(アッパー・スローター)という村の近くに滞在だった。
次回は、そのアッパー・スローター村のイメージを。
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