ヴィクトリアン墓地-6-West Norwood(ウエスト・ノーウッド)墓地1
しばらく更新ごぶさたでした。
4月の終わりから、唐突に春らしく・・・というか、昼間は夏らしくもなったりしていたLondon。
暖かくなって、世間は活動開始したのか、撮影仕事とジュエリーの方の納品が立て続けに入ってきて、激忙し。
日ごろの「まったり」ペースは完全にボロボロ、フタマタ仕事しているとこういう目にあうのだ・・・という教訓でもあったりして。なぜ一日が36時間ないのか、ちょっと不満。
今もトンネルの向こうにやっと光が・・・?な状況で、しばらく不定期更新になりそうなのだった。
今回は、またまた、ヴィクトリアン墓地写真の続きで、West Norwood(ウエスト・ノーウッド)墓地のイメージを。
「1」になっているのは、「2」もあるということで、つまり、写真撮りすぎということ。
ここは、南Londonの静かな住宅地の中に現在は位置していて、
Nunhead(ナンヘッド)や、Abney Park(アブニー・パーク)が
鬱蒼とした森状態になっているのとは対照的に、明るくて広々とした印象。
(一部森状態のところもあるのだけれども・・・。)
入り口から近くにある、ネオ・ゴシックのモニュメント。
後ろに見えるのは、St Luke's Church(聖ルカ教会)。
このゴシック・モニュメントなかなかフォトジェニック。
天使ハントも入り口を入ったあたりから、なかなか豊作。
敷地の真ん中あたりで見つけた天使像。今までの中でも、最高級の美形さん。
端正なクロスが並ぶ。
少し鬱蒼としたエリアをぬけていくと、道は丘の上へと続いている。
丘の上に、とても華麗な、それでいて荒廃したMausoleum(廟)を発見。
そのディティールと・・・、そのまた横に一段と壮大なMausoleum(廟)が、
これまた、荒廃したまま建っている。
こちらは、倒壊の危険があるためか、周囲を立ち入り禁止のフェンスで覆われている。
なので、全体像撮りにくい・・・。これはその、フェンスから出ている上半分。
フェンスの隙間から撮ったディティール。典型的なゴシック・リヴァイヴァル期の様式。
どちらもGradeII(保存建築第二種)にリストされているそうなので、
やがて修復されるのではないかと思う。
これも、ゴシック・リヴァイヴァル式の墓。
こちらは、手入れの行き届いたSir Henry Tate(ヘンリー・テート卿)のMausoleum(廟)。
Tate Galleryの創設者なのだが、一代で財を築いた事業家。
ドイツで発明された「角砂糖」の製造パテントを製造・流通ラインにのせることで、財を築いたのだそう。
よく似ているけれど、こちらはSir Henry Doulton(ヘンリー・ドールトン卿)のMausoleum(廟)。
ちょうど19世紀末期の、ラファエル前派の頃の建造なので、
ディティールの天使像が、とてもラファエル前派風。
十字架よりもアイビーの方が重たそうなジーザス先生と、
ちょっと疲れ気味(?)の天使君。
日が傾いてきたので、そろそろ帰る時間。
丘から入り口に向かってどんどん降りていく。
入り口のイメージ。
West Norwood(ウエスト・ノーウッド)墓地
地図:
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この墓地で撮影していて、この敷地内にギリシャ正教の墓地が集まる一角があることを発見。
正教の墓は、カトリックと同様に装飾的で、かつ、どことなくエキゾティック。
正教モチーフ好きの私は、この一角を激写してまわって・・・結果、写真撮りすぎ。
なので、次回は引き続きWest Norwood(ウエスト・ノーウッド)墓地から、そのギリシャ正教の一角のイメージを。
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