Friday, 12 April 2013

ヴィクトリアン墓地-2- Kensal Geen Cemetery(ケンサル・グリーン墓地)

ロンドンの「華麗なる7大墓地」Magnificent Sevenで、次に撮影に行ったのがKensal Geen Cemetery(ケンサル・グリーン墓地)。
Magnificent Sevenの中でも一番古い、1832年に北西ロンドン郊外に創設された墓地。
この年に、「営利目的の墓地会社」というものが始めて法律を通過して、設立できるようになったのだが、その、記念すべき(?)第一号墓地会社ということ。
いろいろ、歴代の著名人が埋葬されていて、ガイドブック片手に「これは誰の墓?」とか探してまわるのが、生粋の「墓地マニア」の人々(こんな趣味、英人だけか?・・・笑)なんだけれど、相変わらずビジュアル系の自分としては、あまり「住人」には興味はなくて、純粋に「造形」優先。
なので、誰の墓だかちゃんとリサーチはしていない・・・と、あらためてお断りしておこう。

Kensal Green Cemetery
まずは入り口ゲートから。19世紀前半の典型的なネオ・クラシカルのゲート。

Kensal Green cemeteryKensal Green cemetery
中は、林のように木々が茂っていて、もともとGarden Cemetery(庭園墓地)として、
企画されたものなのだと、よく解る。

Kensal Green cemeteryKensal Green cemetery
この日も、秋の日差しの美しい日(を、選んでいる)。
墓地写真は光で見事に神々しくなる、曇天だとただの陰気なゴス・・・(笑)。

Kensal Green Cemetery
もちろん、ここでも目的は天使像ハンティング。

Kensal Green Cemetery
たおやかな美形さん、一匹確保。(天使は「一人」なのか、一匹?一頭?一羽?)

Kensal Green cemeteryKensal Green cemetery
上の美形さんの全体像と、スポットライト効果のジーザス先生。
どちらも、ポストプロセスで色々遊んでみた。

Kensal Green CemeteryKensal Green Cemetery
ふふふ・・・いるいる。

Kensal Green cemetery
墓の天蓋を支える不思議な彫像。

Kensal Green cemeteryKensal Green cemetery
エジプト・リヴァイヴァルの頃のものなのだろうか?
(当時の人々の想像する、古代エジプトのイメージ、という意味で・・・)
右はその近くにあった、別のMausoleum(廟)を飾っている、エジプト・モチーフ。
ファラオの墓のイメージから、エジプト風で「永遠性」を象徴してるのかもしれない。

Kensal Green Cemetery
このMausoleumもエジプト・イメージとの合体で、スフィンクスが墓守している。

Kensal Green CemeteryKensal Green Cemetery
こちらは、ルネッサンス・リヴァイヴァル的な様式。

Kensal Green CemeteryKensal Green Cemetery
ネオ・クラシカルな彫像達。

Kensal Green cemeteryKensal Green cemetery
ネオ・クラシカル、まるでギリシャ神殿のようなMausoleumと、
柱の上に立つUrn(ツボ)の墓標。

Kensal Green CemeteryKensal Green Cemetery
これは、コテコテ・ゴシック・リヴァイヴァル。My らぶ^^。

Kensal Green cemeteryKensal Green cemetery
引き続き、正統派ゴシック。

Kensal Green cemetery
ネオ・クラシカルな建物は、チャペル。

Kensal Green cemeteryKensal Green cemetery
チャペルの両翼は廊下状になっていて、そこに眠る人たちもあり。

Kensal Green Cemetery
チャペルから西側は比較的新しい(というのは、20世紀以降)墓地が続いているのだった。


Kensal Geen Cemetery(ケンサル・グリーン墓地)


地図:

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最後の写真西の果てで、終わりかと思うと・・・実はそうではなかった。
ケンサル・グリーン墓地に繋がる形で、(一応別の墓地の)St. Mary's Roman Catholic Cemetery(聖メアリ・ローマン・カトリック墓地)が続いている。
ここも19世紀の設立で、ケンサル・グリーン墓地の約25年後の設立。
カトリックの方が、天使像・聖母子像・ジーザス先生などなど彫像林立・・・ということに、行ってみて初めて気がついた。そこでまた、イメージ・ハント続行。
なので、次回はMagnificent Sevenからは外れるけれど、このSt. Mary's Roman Catholic Cemetery(聖メアリ・ローマン・カトリック墓地)のイメージを。

















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